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オイレス工業JP:6282
沿革
1939-04 | 東京市大森区新井宿(現 東京都大田区中央)において川崎宗造が個人経営による「日本オイルレスベアリング研究所」を創設し、オイルレスベアリングの製造販売を開始 |
1952-03 | 「株式会社日本オイルレスベアリング研究所」を設立(資本金100万円) |
1958-12 | 「日本オイレス工業株式会社」に商号変更 |
1959-02 | 東和電気株式会社(現:ユニプラ㈱)の株式取得 |
1962-04 | 神奈川県大和市に大和工場を新設 |
1962-09 | 橋梁用支承要部「オイレスベアリングプレート」の製造販売を開始 |
1966-02 | 「オイレス工業株式会社」に商号変更 |
1967-12 | 蒲田工場(1954年2月新設)を閉鎖し、神奈川県藤沢市に本社・工場を新設 |
1970-10 | 大阪工場(1961年4月新設)を閉鎖し、滋賀県栗東町(現:栗東市)に滋賀工場を新設 |
1971-02 | ルービィ工業株式会社(現:連結子会社)を共同設立 |
1971-10 | 排煙・換気用窓開閉装置「ウィンドウオペレーター」の販売開始 |
1976-11 | Oiles America Corporation(2011年1月合併、消滅)をアメリカ合衆国に設立 |
1978-05 | ユニプラ株式会社(現:連結子会社)の株式を取得 |
1979-04 | オイレス建材株式会社(現:オイレスECO㈱)を設立(設立時社名:オペレーターサービス㈱) |
1982-05 | 大平産業株式会社(現:オイレス西日本販売㈱)の株式を取得 |
1983-09 | 大分県中津市に大分工場を新設 |
1987-02 | 免震装置「オイレスLRB」の製造販売を開始。また、当装置を使用した日本で初の免震構造ビルを当社藤沢事業場に開設 |
1988-03 | 自潤元件工業股份有限公司を台湾に合弁で設立 |
1988-06 | オペレーター鋼機株式会社(現:オイレスECO㈱)の株式を取得 |
1988-12 | Oiles Tribomet Gleitelemente GmbH(現:Oiles Deutschland GmbH)の持分を取得 |
1989-12 | 株式を店頭登録銘柄として(社)日本証券業協会に登録 |
1993-04 | 栃木県足利市に足利工場(現:足利事業場)を新設 |
1994-03 | 株式を東京証券取引所市場第二部に上場 |
1995-03 | 株式会社免震エンジニアリング(現:連結子会社)を設立 |
1996-12 | 株式会社リコーキハラ(現:連結子会社)の株式取得 |
1997-09 | 株式を東京証券取引所市場第一部に指定 |
1998-02 | ISO9002品質システム認証取得(現在のISO9001) |
1998-03 | 栃木県足利市に免震・制震技術研究センターを開設 |
1998-04 | 株式会社キソー(現:オイレス東日本販売㈱)の株式取得 |
1998-10 | 上海自潤軸承有限公司(現:連結子会社)を中華人民共和国に合弁で設立 |
1998-11 | Oiles USA Holding Incorporated(現:Oiles America Corporation)を米国持株会社として設立 |
2000-03 | ISO14001環境マネジメントシステム認証取得 |
2001-04 | オペレーター鋼機株式会社とオイレス建材株式会社は合併し、オイレス・エコシステム株式会社(現:オイレスECO㈱)に名称変更 |
2002-04 | Oiles (Thailand) Company Limited(現:連結子会社)をタイ王国に合弁で設立 |
2003-06 | Oiles Czech Manufacturing s.r.o.(現:連結子会社)をチェコ共和国に設立 |
2003-10 | 提出会社の建築機器事業部門を分割し、販売子会社のオイレス・エコシステム株式会社を事業承継会社として事業統合し、オイレスECO株式会社(現:連結子会社)へ社名を変更 |
2005-04 | 自潤軸承(蘇州)有限公司(現:連結子会社)を中華人民共和国に設立 |
2005-09 | Oiles France SAS(2021年3月清算)をフランス共和国に設立 |
2006-08 | 東和電気株式会社の株式を追加取得し、完全子会社化 |
2007-04 | ユニプラ株式会社と東和電気株式会社は、ユニプラ株式会社(現:連結子会社)を存続会社とする合併を実施 |
2010-10 | オーケー工業株式会社(現:連結子会社)の株式を追加取得し、完全子会社化 |
2011-01 | Oiles USA Holding Incorporatedを存続会社、Oiles America Corporationを消滅会社として合併し、合併後にOiles America Corporation(現:連結子会社)へ社名変更 |
2011-03 | Oiles Self Lubricating Bearings Manufacturing Private Limited(現:Oiles India Private Limited)をインド共和国に設立 |
2013-10 | 大平産業株式会社は事業の一部をオイレス東日本販売株式会社へ譲渡し、オイレス西日本販売株式会社(現:連結子会社)に社名変更 |
2014-06 | 瓯依鐳斯貿易(上海)有限公司(現:連結子会社)を中華人民共和国に設立 |
2015-05 | 株式会社リコーキハラ(現:連結子会社)の株式を追加取得し、完全子会社化 |
2017-04 | ルービィ工業株式会社(現:連結子会社)の株式を追加取得し、完全子会社化 |
2017-12 | ユニプラ株式会社(現:連結子会社)の株式を追加取得し、完全子会社化 |
2018-01 | Oiles Brasil Eireli(現:Oiles Brasil Limitada、2021年3月休眠)をブラジル連邦共和国に設立 |
2019-03 | オイレス西日本販売株式会社(現:連結子会社)の株式を追加取得し、完全子会社化 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場へ移行 |
事業内容
オイレス工業株式会社とその子会社16社は、軸受機器、構造機器、建築機器の製造販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、オイルレスベアリングなどの軸受機器をはじめ、支承や免震・制震装置などの構造機器、さらにはウィンドウオペレーターや環境機器、住宅用機器などの建築機器を提供しています。
軸受機器セグメントでは、オイレス工業が開発、製造、販売を担い、特定製品の製造販売はユニプラ株式会社、ルービィ工業株式会社、株式会社リコーキハラ、オーケー工業株式会社が、地域別の販売はオイレス西日本販売株式会社とオイレス東日本販売株式会社が、また、北米、ヨーロッパ、中国、東南アジア、インド市場での特定製品の製造販売はそれぞれの地域に根差した子会社が担当しています。
構造機器セグメントでは、オイレス工業が開発、製造、販売を行い、特定製品の製造販売はユニプラ株式会社、株式会社リコーキハラ、ルービィ工業株式会社が、免震・制震装置のスペックイン活動及び設計・保守業務は株式会社免震エンジニアリングが行っています。
建築機器セグメントでは、オイレスECO株式会社が開発、製造、販売、工事並びに保守を行い、中国市場での特定製品の販売は瓯依鐳斯貿易(上海)有限公司が担当しています。
その他のセグメントでは、オイレス西日本販売株式会社及びオイレス東日本販売株式会社が伝導機器類の仕入れ販売を行っています。これらの事業活動を通じて、オイレス工業グループは幅広い産業分野に対して多様な製品とサービスを提供しています。
経営方針
オイレス工業は、オイルレスベアリングの総合メーカーとして、技術で社会に貢献することを経営理念に掲げています。同社グループは、軸受機器、構造機器、建築機器の3つの事業を通じて、環境負荷の低減や社会の「安心・安全」、「快適さ」の提供を目指しています。特に、軸受機器はEV化の進展に貢献し、構造機器は大規模地震からの保護、建築機器は火災時の排煙リスク軽減や換気支援に貢献しています。
同社は、トライボロジー技術(摩擦、摩耗、潤滑)とダンピング技術(振動制御)を核とし、独自の材料開発や革新的な製品提供を通じて、市場創造企業としての地位を確立しています。2021年度から2023年度を対象とした中期経営計画では、グローバル経営の推進、経営資源の選択と集中、社員の多様性を尊重した成長環境の構築を目指しています。
各事業セグメントでは、軸受機器事業では「選択と集中」による収益構造の強化、構造機器事業では品質と製品開発を競争力の源泉として高収益水準の維持、建築機器事業ではウィンドウオペレーターのトップシェア維持と新製品開発に注力しています。これらの戦略を通じて、オイレス工業は持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指しています。