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レオン自動機JP:6272
沿革
1963年3月 |
レオン自動機株式会社設立。 |
1966年6月 |
東京営業所開所。 |
1968年9月 |
日本各地(札幌、仙台、名古屋、岡山、広島、福岡)に出張所を開所し、販売体制を確立する。 |
1970年6月 |
西ドイツ国デュッセルドルフ市に駐在員事務所を開所。 |
1970年11月 |
米国ニュージャージー州パラマス市に駐在員事務所を開所。 |
1973年5月 |
大阪・金沢に出張所を開所。 |
1974年4月 |
米国ニュージャージー州パラマス市に当社100%出資の現地法人レオンUSA(現連結子会社)を設立し、駐在員事務所を閉鎖。 |
1974年5月 |
西ドイツ国デュッセルドルフ市に当社100%出資の現地法人レオンヨーロッパ(現連結子会社)を設立し、駐在員事務所を閉鎖。 |
1974年9月 |
多彩な用途を持つ自動蒸ライン「USシリーズ」を製造販売開始。 |
1975年11月 |
パン・菓子の生産ラインのプラント「MMライン」の製造販売開始。 |
1976年11月 |
本社機械組立工場が操業開始。 |
1977年7月 |
設計開発部門、大型コンピューター室(一部部品工場)を完成。 |
1978年4月 |
オレンジベーカリー(現連結子会社)を当社子会社として、米国カリフォルニア州に設立。 |
1978年5月 |
宇都宮市下金井町に食品成形機生産工場の「下金井工場」が操業開始。 |
1983年6月 |
ストレスフリー(無加圧)型連続自動製パンライン「HMライン」の開発に成功、製造販売開始。 |
1984年5月 |
ARCOS(経営管理システム)コンピューターシステムの開発稼動 |
1985年6月 |
株式会社レオンアルミ(現連結子会社)を当社子会社として栃木県下野市(旧下都賀郡石橋町)に設立。 |
1985年11月 |
当社株式を社団法人日本証券業協会東京地区協会に店頭売買銘柄として登録、株式を公開。 |
1986年6月 |
「包あん機 208型」製造販売開始。 |
1987年2月 |
当社株式を東京証券取引所市場第二部に上場。 |
1987年3月 |
「火星人CN100型」製造販売開始。 |
1988年1月 |
栃木県宇都宮市(旧河内郡上河内村)に当社主力工場として「上河内工場」が操業開始。 |
1988年4月 |
レオンヨーロッパ新社屋完成。 |
1988年8月 |
製品、仕入商品、部品等の流通を円滑に行うため本社隣接地に「物流センター」を新設。 |
1988年10月 |
米国ノースカロライナ州にオレンジベーカリー シャーロット工場完成。 |
1989年8月 |
東京都港区東麻布に食品の実験ショールームや技術情報などを提供する「レオンプラザ東京」を新設。 |
1989年9月 |
当社株式を東京証券取引所市場第一部に上場。 |
1990年5月 |
名古屋出張所自社ビル完成。 |
1990年9月 |
札幌出張所自社ビル完成。 |
1990年11月 |
大阪、名古屋出張所を営業所へ昇格。 |
1990年12月 |
台北支店開店。 |
1991年7月 |
東京営業所をレオンプラザ東京内に併設移転開所。 |
1992年9月 |
大阪営業所自社ビル完成。 |
1994年4月 |
福岡出張所を営業所へ昇格。 |
1997年6月 |
「ストレスフリーV4ドウフィーダー」を'97国際食品工業展で発表。 |
1999年6月 |
本社敷地内にレオロジー記念館完成。 |
1999年10月 |
多種多様な製パンが可能なVMシステムの開発に成功、製造販売開始。 |
2000年8月 |
「火星人CN500型」製造販売開始。 |
2001年2月 |
米国カリフォルニア州にオレンジベーカリー パーカー工場完成。 |
2002年4月 |
米国カリフォルニア州アーバイン市にレオンUSA本社を移転。 |
2003年1月 |
食パン自動生産ライン「VM1500」製造販売開始。 |
2006年4月 |
有限会社ホシノ天然酵母パン種の株式を取得、子会社化(現連結子会社)。 |
2007年6月 |
米国ニュージャージー州テーターボロ市にレオンUSA東部事務所開所。 |
2008年1月 |
台北市に当社100%出資の現地法人レオンアジアを設立し、台北支店を閉店。 |
2009年6月 |
「火星人CN570型」製造販売開始。 |
2009年7月 |
「上河内工場」内に新工場を建設し「本社工場」「下金井工場」「物流センター」の機能を上河内工場に移転。 |
2009年11月 |
福岡営業所自社ビル完成。 |
2010年1月 |
中華人民共和国上海市に駐在員事務所を開所。 |
2010年6月 |
「マルチコンフェクショナー」製造販売開始。 |
2011年11月 |
「火星人CN580型」製造販売開始。 |
2011年11月 |
米国カリフォルニア州アーバイン市にレオンUSA本社を移転。(自社ビル取得) |
2012年1月 |
「火星人CN020型」製造販売開始。 |
2012年4月 |
金沢出張所を閉所し名古屋営業所へ統合、広島出張所を閉所し岡山出張所へ統合、同時に岡山出張所を営業所へ昇格。 |
2013年1月 |
「メガフォーマー」製造販売開始。 |
2013年3月 |
「パンチラウンダーVR250ライン」製造販売開始。 |
2014年2月 |
「2列火星人WN155型」製造販売開始。 |
2014年10月 |
「包あん機AN210型」製造販売開始。 |
2014年11月 |
「EZデバイダー」製造販売開始。 |
2015年2月 |
単元株式数を1,000株から100株へ変更。 |
2015年8月 |
自動包あん機「105型」が日本機械学会の「機械遺産」に認定される。 |
2016年10月 |
IoT対応モデル「火星人CN050型」製造販売開始。 |
2018年3月 |
上河内工場で「ISO9001」の認証取得。 |
2018年3月 |
台北市の現地法人レオンアジアを閉鎖し、4月より台湾支店を開設。 |
2018年10月 |
レオンUSA東部事務所を増床移転。 |
2020年10月 |
「火星人CN700型」製造販売開始。 |
2020年10月 |
新基幹システム運用開始。 |
2020年11月 |
新社屋「レオン・ソリューションセンター」完成。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
事業内容
レオン自動機は、主に食品加工機械の開発、製造、販売を行っている企業であり、そのグループはレオン自動機と子会社5社で構成されています。同社の事業セグメントは大きく分けて「食品加工機械製造販売事業」と「食品製造販売事業」の2つに分類されます。
食品加工機械製造販売事業では、日本を中心に、北米・南米、ヨーロッパ、アジアの各地域で事業を展開しています。このセグメントにおいて、レオン自動機は食品成形機(万能自動包あん機、火星人、ロボットEPなど)、製パンライン(ストレスフリーV4システム、ピザストレッチャーなど)、修理や部品の提供、他社製品の仕入れ(オーブン、ミキサー、包装機等)など、幅広い製品とサービスを提供しています。これらの製品は、レオン自動機及びその子会社であるレオンアルミ、レオンUSA、レオンヨーロッパ(ドイツ)を通じて販売されています。
一方、食品製造販売事業では、北米・南米地域でオレンジベーカリー(USA)を通じて、クロワッサンやデニッシュペストリーなどの高加工度冷凍食品の製造販売を行っています。また、日本では㈲ホシノ天然酵母パン種を通じて、天然酵母パン種の開発、製造、販売を手掛けています。
これらの事業を通じて、レオン自動機グループは食品加工業界における様々なニーズに応える製品とサービスを提供し、食品の製造から加工、販売に至るまでの幅広い分野で事業を展開しています。
経営方針
レオン自動機は、食品加工機械の開発、製造、販売を主軸に事業を展開しており、その成長戦略は、新たな中期経営計画(2023年度~2027年度)に基づいています。同社は、レオロジー(流動学)の応用工学に基づく独自の開発技術を駆使し、食文化の継承と発展を目指しています。また、食品機械工業界におけるパイオニア的役割を果たすことを目標に掲げています。
成長戦略の一環として、レオン自動機は成長基盤の強化に注力しています。特に、海外市場の拡大が重要視されており、欧米では大型自動化ラインの拡販を進め、中国では新たな販売ルートの開拓に力を入れています。また、国内市場においては、社会課題の解決や環境変化への対応を踏まえた提案、効率的な生産ラインの提案を通じて、エンジニアリング力の向上を目指しています。
利益基盤の強化においては、「品質・納期・コスト」管理の徹底、機種の標準化、省エネルギー対応や食品ロス削減への取り組みが挙げられます。生産部門では、原材料費高騰に対するコストアップの最小限化や、新たなサプライチェーンの確立を進めています。
経営基盤の強化では、多様性のある人材・組織の育成、サステナビリティへの取り組み、DX推進、ガバナンスの強化が重要な課題とされています。これらの取り組みを通じて、レオン自動機は環境と経済の発展に貢献し、事業の成長を促進していく方針です。