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ナガオカJP:6239
沿革
2004年11月 |
株式会社ナガオカスクリーンを大阪府南河内郡美原町(現 堺市美原区)に設立 |
旧ナガオカより石油精製及び石油化学プラントのスクリーンを使った内部装置「スクリーン・インターナル」の製造販売(エネルギー関連事業)、取水用スクリーンの製造販売及び水処理装置の製造販売(水関連事業)に係る資産等を譲り受けて事業を開始 |
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商号を株式会社ナガオカに変更 |
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2005年3月 |
本社を大阪府泉大津市に移転 |
2005年4月 |
特定建設業者として大阪府知事の許可(特-17)第124081号を受ける |
2005年5月 |
株式会社MMKを吸収合併 |
2006年3月 |
工場を大阪府貝塚市に新設(2017年10月に売却) |
ISO 9001の認証取得を受ける |
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2006年7月 |
堺市美原区(旧 大阪府南河内郡美原町)の本社工場を売却 |
2011年2月 |
中華人民共和国瀋陽市に那賀水処理技術(瀋陽)有限公司を設立(2018年11月清算結了) |
2012年4月 |
中華人民共和国大連市に那賀日造設備(大連)有限公司(現・連結子会社)を設立 |
2012年9月 |
中華人民共和国瀋陽市に那賀(瀋陽)水務設備製造有限公司を設立(2018年10月清算結了) |
2013年5月 |
中華人民共和国北京市に那賀欧科(北京)貿易有限公司を設立(2019年3月清算結了) |
2014年7月 |
開発センターを大阪府貝塚市に設立 |
2015年6月 |
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2017年6月 2017年10月 2018年7月 2018年9月 2019年5月 2020年3月 2022年4月 2022年7月 |
株式会社ハマダを割当先とする第三者割当増資により、同社が親会社となる 工場を兵庫県姫路市に移転 大阪府貝塚市の工場を売却 本社を大阪市中央区に移転 那賀日造設備(大連)有限公司の出資持分を追加取得し、完全子会社化 (商号を那賀設備(大連)有限公司へ変更) 工場を東京都江戸川区に新設 ベトナム社会主義共和国フンイエン省にNAGAOKA VIETNAM CO., LTD.(現・連結子会社)を設立 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行 矢澤フェロマイト株式会社の全株式を取得し、子会社化(現・連結子会社) |
事業内容
ナガオカは、水関連事業とエネルギー関連事業を主軸に展開している企業です。水関連事業では、超高速無薬注生物処理装置「ケミレス」や省エネルギー型充填塔式気散処理装置「エアシス」などの設計・製造・施工・販売・メンテナンスを手掛けています。また、取水用スクリーンや建設・土木分野向け排水用スクリーンの製造・販売も行っており、新たに連結子会社となった矢澤フェロマイト株式会社を通じて、水処理プラント工事の一連のサービスを提供しています。
エネルギー関連事業では、石油精製や石油化学プラントの心臓部である反応塔内の触媒をサポートする内部装置「スクリーン・インターナル」の製造・販売を行っています。これらの製品は、化学繊維やプラスチック、ペットボトルなどの生産に不可欠な役割を果たしています。
ナガオカの製品は、その基本性能において固体と液体または気体を効率良く分離することが特長であり、三角形の断面のワイヤー形状により目詰まりを起こしにくく、構造的に強度があるという利点があります。特に、取水用スクリーンは、取水効率の高さと砂層の目詰まり防止技術「サンド・コントロール」、さらには「逆洗」技術により、井戸や集水埋渠の寿命を延ばし、安定した取水量を維持することが可能です。
また、ケミレスは無薬注で超高速の水処理が可能であり、エアシスは有機性化合物質や遊離炭酸などの汚染物質を99%以上除去することができます。これらの技術は、環境に優しい水処理ソリューションとして注目されています。
さらに、ナガオカは高速海底浸透取水システム「ハイシス」を開発し、海水淡水化プラント向けの海水取水装置として、従来の海水淡水化プラントに比べて初期費用・維持費用を削減し、環境負荷の低減を実現しています。これらの事業を通じて、ナガオカは水とエネルギーの分野で幅広いニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
ナガオカは、水関連事業とエネルギー関連事業を軸に、技術革新と開発を推進し、環境負荷の低減に貢献する企業です。同社は、顧客満足の向上、働き甲斐のある社風の実現、技術革新による社会貢献、そしてコンプライアンス経営の徹底を経営姿勢として掲げています。これらを通じて、ステークホルダーからの信頼と評価を得ることを目指しています。
中期経営計画「FLIGHT PLAN:VISION 2024」では、2022年6月期から2024年6月期までの3年間で、エネルギー関連事業に依存した収益構造の変革と持続可能な成長を目標に掲げています。具体的には、事業基盤の強化を図るため、既存事業の深化・拡充、戦略的パートナーとの連携、新規市場への参入を推進しています。また、安定した収益の確保を目指し、エネルギー関連事業では、外部要因による業績への影響を緩和するための施策を実施しています。
水関連事業の拡大も重要な戦略の一つであり、同社は「取水」技術と「水処理」技術を活かし、国内外での事業拡大を目指しています。矢澤フェロマイト株式会社の子会社化により、水処理プラント工事のサービス提供能力を強化し、シナジー効果の創出を図っています。
ナガオカは、これらの成長戦略を通じて、2024年6月期の売上高9,866百万円、営業利益1,412百万円の達成を目指し、全力で取り組んでいます。同社の技術革新と事業拡大により、水とエネルギーの分野での持続可能な成長を追求していることが伺えます。