JRCJP:6224

時価総額
¥168.1億
PER
14.3倍
屋外用ベルトコンベヤ部品の製造・販売、環境プラント向けマテハン機器の設計・製造、ロボットSI事業による自動化技術の提供。

事業内容

JRCは、主に3つの事業セグメントを展開しています。まず、「コンベヤ事業」では、屋外用ベルトコンベヤの部品を設計、製造、販売しています。これらの部品は、製鉄所や建設現場、セメント工場などで使用され、長距離や重量物の搬送に不可欠です。

次に、「環境プラント事業」では、全国の環境プラント施設向けにコンベヤや付帯設備の設計、製作、据付、メンテナンスを一貫して行っています。この事業は、官公庁のごみ処理施設や水処理施設、バイオマス発電施設を対象にしており、高い信頼を得ています。

最後に、「ロボットSI事業」では、産業用ロボットや協働ロボットを活用し、労働力不足の課題を解決することを目指しています。JRCは、ロボット導入のためのシステムインテグレーションを提供し、現場の課題を分析して最適なロボットシステムを構築します。

経営方針

JRCは、成長戦略として「ソリューションの創造」と「世の中の不をなくす」というビジョンを掲げています。この理念のもと、JRCは「発見を、発展へ」をスローガンに、顧客の課題を解決するソリューション企業としての地位を確立しようとしています。特に、コンベヤ事業では、部品交換によるリカーリング収益の確保と、顧客の課題解決を通じた市場拡大を目指しています。

JRCの環境プラント事業は、ごみ処理や水処理、バイオマス発電の分野で成長を続けています。同社の強みである一貫対応体制を活かし、官公庁案件での信頼を獲得しています。今後もこの分野を成長ドライバーとして注力し、さらなる市場シェアの拡大を図ります。また、ロボットSI事業では、製造業者の人手不足を解消するため、使いやすいロボットソリューションを提供し、需要の拡大を狙っています。

JRCは、東南アジアを起点に海外市場への展開を加速しています。特にタイ、インドネシア、ベトナムでの営業基盤の拡充や現地生産体制の構築を進め、グローバル市場での成長を目指しています。また、M&Aを通じて非連続的な成長を実現し、各事業の強化と隣接領域への拡張を図っています。これにより、持続的な企業価値の向上を目指しています。

サステナビリティへの取り組みも強化しており、コーポレート・ガバナンスの強化や環境負荷低減、社会貢献を推進しています。特に人材育成に注力し、次世代を支える経営人材や専門性の高いプロフェッショナル人材の獲得を進めています。財務基盤の強化も重要視しており、流動性確保や資金調達の見直しを行い、安定的な事業拡大を図っています。