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豊田自動織機JP:6201
沿革
年月 |
摘要 |
1926年11月 |
豊田佐吉発明の「自動織機」を製造するため、愛知県刈谷市に設立 |
1929年4月 |
紡機の製造開始 |
1933年9月 |
自動車製造のため、自動車部を設置 |
1935年5月 |
乗用車A1型を完成 |
1937年8月 |
自動車部を分離独立し、トヨタ自動車工業株式会社(現トヨタ自動車株式会社)を設立 |
1940年3月 |
製鋼部を分離独立し、豊田製鋼株式会社(現愛知製鋼株式会社)を設立 |
1944年10月 |
大府工場操業開始 |
1949年5月 |
東京、名古屋および大阪の各証券取引所に株式上場 |
1953年4月 |
自動車用エンジンの製造開始 |
1953年8月 |
共和工場操業開始 |
1956年3月 |
フォークリフトトラックの製造開始 |
1960年1月 |
カーエアコン用コンプレッサーの製造開始 |
1967年5月 |
長草工場操業開始 |
1970年9月 |
高浜工場操業開始 |
1980年5月 |
エアジェット織機の製造開始 |
1982年1月 |
碧南工場操業開始 |
1988年10月 |
米国で産業車両製造のため、トヨタ自動車株式会社との合弁によりトヨタ インダストリアル イクイップメント マニュファクチャリング株式会社を設立 |
1989年1月 |
米国でカーエアコン用コンプレッサー製造のため、日本電装株式会社(現株式会社デンソー)との合弁によりミシガン オートモーティブ コンプレッサー株式会社を設立 |
1994年8月 |
中国で素形材製造のため、六和機械股份有限公司(台湾)および豊田通商株式会社との合弁により豊田工業(昆山)有限公司を設立 |
1995年3月 |
フランスで産業車両製造のため、マニトウB.F.株式会社(フランス)およびトヨタ自動車株式会社との合弁によりトヨタ インダストリアル イクイップメント株式会社(現トヨタ マテリアル ハンドリング マニュファクチャリング フランス株式会社)を設立 |
1995年12月 |
インドで繊維機械製造のため、キルロスカグループ(インド)との合弁によりキルロスカ トヨダ テキスタイル マシナリー株式会社(現キルロスカ トヨタ テキスタイル マシナリー株式会社)を設立 |
1997年10月 |
液晶表示装置製造のため、ソニー株式会社との合弁によりエスティ・エルシーディ株式会社を設立 |
1998年9月 |
ドイツでカーエアコン用コンプレッサー製造のため、株式会社デンソーとの合弁によりテーデー ドイチェ クリマコンプレッサー有限会社を設立 |
1998年10月 |
ICチップ用のプラスチックパッケージ基板製造のため、イビデン株式会社との合弁により株式会社ティーアイビーシーを設立 |
2000年6月 |
スウェーデンのウェアハウス用機器メーカーであるBTインダストリーズ株式会社(現トヨタ マテリアル ハンドリング ヨーロッパ株式会社)を買収 |
2000年11月 |
東知多工場操業開始 |
2001年4月 |
トヨタ自動車株式会社からL&F(ロジスティクス&フォークリフト)販売部門を譲受 |
2001年8月 |
「株式会社豊田自動織機製作所(英訳名 TOYODA AUTOMATIC LOOM WORKS, LTD.)」から「株式会社豊田自動織機(英訳名 TOYOTA INDUSTRIES CORPORATION)」に社名変更 |
2002年7月 |
東浦工場操業開始 |
2002年10月 |
ポーランドでディーゼルエンジン製造のため、トヨタ自動車株式会社との合弁により、トヨタ モーター インダストリーズ ポーランド有限会社を設立 |
2003年5月 |
高所作業車等の製造および販売を行う株式会社アイチコーポレーションを子会社化 |
2004年7月 |
米国でカーエアコン用コンプレッサー製造のため、株式会社デンソーとの合弁によりティーディー オートモーティブ コンプレッサー ジョージア有限会社を設立 |
2005年3月 |
集配金、売上金管理および機械警備を行う株式会社アサヒセキュリティを子会社化 |
2005年6月 |
中国でカーエアコン用コンプレッサー製造のため、株式会社デンソー、豊田通商株式会社および豊田工業(昆山)有限公司との合弁により豊田工業電装空調圧縮機(昆山)有限公司を設立 |
2006年1月 |
重要書類、磁気テープ等の安全保管管理、集配サービス等を行う株式会社ワンビシアーカイブズの株式取得 |
2007年5月 |
株式会社ワンビシアーカイブズの株式を追加取得し子会社化 |
2007年8月 |
安城工場操業開始 |
2007年12月 |
ソニー株式会社との液晶表示装置の製造に関する合弁契約を終了 |
2012年2月 |
糸品質測定機器、綿花格付機器の製造および販売を行うスイスのウースター テクノロジーズ株式会社を子会社化 |
2013年1月 |
イビデン株式会社との合弁会社である株式会社ティーアイビーシーを解散 |
年月 |
摘要 |
2013年3月 |
フォークリフト用アタッチメントの製造、販売を行う米国のカスケード株式会社を子会社化 |
2015年10月 |
販売金融事業強化のため、子会社であるトヨタ インダストリーズ コマーシャル ファイナンス株式会社を通じて、トヨタ自動車株式会社の子会社であるトヨタ モーター クレジット株式会社(米国)のコマーシャルファイナンス部門の事業および資産を譲受 |
2015年12月 |
株式会社アサヒセキュリティおよび株式会社ワンビシアーカイブズの全株式を売却 |
2016年10月 |
トヨタ モーター インダストリーズ ポーランド有限会社の全持分を売却 |
2017年4月 |
大手物流システムインテグレーターである米国のバスティアン ソリューションズ有限責任会社を子会社化 |
2017年5月 |
物流ソリューション事業をグローバルに展開するオランダのファンダランデ インダストリーズ株式会社を子会社化 |
2020年1月 |
トヨタ インダストリアル イクイップメント マニュファクチャリング株式会社をトヨタ マテリアル ハンドリングUSA株式会社(現トヨタ マテリアル ハンドリング株式会社)に吸収合併 |
2022年10月 |
石浜工場操業開始 |
事業内容
豊田自動織機株式会社およびそのグループ企業(以下、「同社グループ」という)は、自動車、産業車両、繊維機械の製造および販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、271の子会社と18の関連会社を有し、トヨタ自動車株式会社を主要な販売先としていますが、トヨタ自動車は「その他の関係会社」と位置づけられています。
同社グループの事業セグメントは、自動車部門、産業車両部門、繊維機械部門などがあります。自動車部門では、乗用車や商用車などの製造・販売を行っており、高い技術力と品質管理で知られています。産業車両部門では、フォークリフトや物流支援機器などの製造・販売を手掛け、物流の効率化に貢献しています。繊維機械部門では、繊維産業向けの機械製造・販売を行い、長年にわたる技術の蓄積と革新により、業界内での競争力を保持しています。
これらの事業を通じて、同社グループは多岐にわたる産業分野でのニーズに応え、グローバルな市場での地位を確立しています。また、トヨタ自動車との関係を生かした事業展開も、同社グループの強みの一つと言えるでしょう。
経営方針
豊田自動織機株式会社(以下、同社)は、自動車、産業車両、繊維機械の製造および販売を核とする事業を展開しています。同社の成長戦略は、経営の基本方針に基づき、公明正大な企業活動、社会貢献、環境保全と品質第一の姿勢、顧客優先と技術革新、全員参加の企業風土の実現を目指しています。
経営環境の変化に対応するため、同社はフォークリフト用エンジンの法規違反問題への対応、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復、半導体不足や地政学的緊張による資源価格の高騰など、複数の課題に取り組んでいます。これらの課題に対処するため、同社は基本の徹底、体質強化、将来に向けた挑戦の3点を重点領域として掲げています。
具体的には、安全、健康、品質、コンプライアンス、環境への取り組みを継続し、法令遵守の体制を見直すこと、変化する世界に対応できる組織風土の構築、ITやデジタル技術の活用による新技術や商品開発を進めることが挙げられます。これらの取り組みを通じて、同社は持続的な成長を支える強固な経営基盤の構築と、2030年ビジョンにおいて世界の産業や社会基盤を支える企業への成長を目指しています。