キャリアJP:6198

時価総額
¥30億
PER
11.3倍
高齢化社会に対応した「高齢化社会型人材サービス」を展開、シニアワーク事業ではアクティブシニアの雇用創造、シニアケア事業では看護師や介護士の人材派遣・紹介を行う。

沿革

2009年4月

東京都新宿区西新宿において、株式会社キャリアを設立(資本金20,000千円)

東京本社(東京都新宿区)及び大阪支店(大阪府大阪市北区)において、関東地区及び関西地区における人材派遣業の準備開始

2009年7月

一般労働者派遣事業許可の取得

株式会社エクスプレス・エージェントより、主にビルメンテナンス、ベッドメイキング向けのシニア人材派遣事業及び介護施設向けに看護師の人材派遣事業を譲受

2010年2月

オフィス向けシニア人材派遣を開始

2012年10月

ロジスティックス業界向けのシニア人材派遣を開始

2012年12月

プライバシーマーク認証取得

東京都渋谷区千駄ヶ谷に本社を移転

2013年3月

ISO9001:2008認証取得

2014年7月

有資格シニア人材の紹介を開始

2014年10月

介護施設向け介護士の人材派遣を開始

2015年4月

東京都新宿区西新宿に本社を移転

2016年6月

東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2017年6月

西日本旅客鉄道株式会社との合弁会社、株式会社JR西日本キャリアを設立

(当社の持株比率49%)

2019年1月

株式交換により株式会社キューボグループの全株式を取得、それに伴い同社を含む株式会社キューボ、株式会社オプション、株式会社キャストの4社を連結子会社とする

2020年3月

東京都足立区に訪問介護事業所を開設し、訪問介護事業の開始

2020年4月

株式会社ジョブコラボ設立(現・連結子会社)

2021年3月

株式会社ウェルネスキャリアサポート設立(現・連結子会社)

2021年10月

東京都墨田区に障がい者雇用支援のためのサテライト農園「ウェルネス Mirai Farm」を開設

2021年12月

東京本社(本店所在地)を東京都新宿区から東京都世田谷へ移転

2022年3月

株式会社プレニチュード設立(現・連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行

事業内容

同社グループは、高齢化社会における労働人口の減少と高齢者が必要とするサービスの継続的供給を目指し、「高齢化社会型人材サービス」を展開しています。このサービスは、アクティブシニアの雇用創造を目的とした「シニアワーク事業」と、介護サービス提供を支える人材の安定供給を目的とした「シニアケア事業」の二つのセグメントから成り立っています。

シニアワーク事業では、55歳以上の働く意欲のある人々を対象に、ビルメンテナンス、ベッドメイキング、オフィスワーク、ロジスティックス、有資格者紹介などの業務を提供しています。これらの業務は、オフィスビル、マンション、商業施設、ホテル、官公庁、一般企業、コールセンター、物流業、引越業界など幅広い分野にわたります。

一方、シニアケア事業では、看護師や介護士などの人材を派遣し、入所介護型施設、在宅介護型施設、医療機関、顧客宅などでのサービスを提供しています。これにより、高齢者が必要とする介護サービスの継続的な供給を支えています。

同社グループは、これらの事業を通じて、高齢化社会における人手不足の解消と高齢者サービスの継続的供給に貢献しており、全国に多数の支店を展開しています。また、人材派遣、人材紹介、紹介予定派遣、業務請負など、多様な形態での人材サービスを提供し、社会のニーズに応えています。

経営方針

同社グループは、高齢化社会に伴う労働人口の減少と高齢者サービスの継続的供給を目指し、独自の成長戦略を推進しています。企業理念に基づき、高齢者が社会に貢献し、生きがいを見つけられる環境の実現を目指しており、そのための二つの主要事業、シニアワーク事業とシニアケア事業を展開しています。

シニアワーク事業では、55歳以上のアクティブシニアを対象に、多様な業務を提供しています。これにより、シニアの就業機会の拡大と、彼らが持つスキルやノウハウを活かせる仕事の提供を目指しています。一方、シニアケア事業では、看護師や介護士などの専門職を派遣し、高齢者が必要とする介護サービスの継続的供給を支えています。

同社は、成長性と収益性の向上を経営上の重点課題と捉え、売上高対前年比率や売上高営業利益率などの経営指標を重視しています。また、シニア人材の就業機会拡大、業績の成長性、事業開発、経営管理体制の強化など、複数の課題に対処するための戦略を展開しています。

具体的には、多様で柔軟な働き方の推進、派遣先とのマッチング機能の強化、リカレント・リスキリング教育の充実、人材サービスのDX化推進、シニア市場向け新サービスの開発、ガバナンス強化と生産性向上のためのシステム構築など、幅広い取り組みを進めています。

これらの戦略を通じて、同社グループは高齢化社会の課題解決に貢献し、持続可能な成長を目指しています。