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ベルシステム24ホールディングス (6183) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ベルシステム24ホールディングスは、企業と顧客をつなぐコンタクトセンター業務を中核とするCRM事業を展開する持株会社です。同社は1982年の創業以来40年超にわたり、電話を主なコミュニケーション手段とするアウトソーシング事業で業界のスタンダードモデルを創出してきました。人とテクノロジーの力を組み合わせた運用ノウハウを武器に、従来の電話対応に加えてAIなどの先進技術を活用した新たなソリューション開発に積極的に取り組んでいます。
同社の収益構造は、クライアント企業からのアウトソーシング業務受託が中心となっています。連結子会社8社と持分法適用関連会社3社を通じて、全国および海外で事業を展開しています。主力子会社である株式会社ベルシステム24を筆頭に、スカパー・カスタマーリレーションズなどの専門会社や、ベトナム、台湾などの海外拠点を活用して、多様な顧客ニーズに対応した収益基盤を構築しています。
事業セグメントは主力のCRM事業と、その他の事業に分かれます。CRM事業では、カスタマーサポート業務、セールスサポート業務、テクニカルサポート業務に加え、経理・人事分野のBPO業務、市場調査やデータ入力、医薬品・医療機器の開発支援まで幅広くカバーしています。さらに業務プロセスの最適化や効率化を目的としたコンサルティングサービスも提供し、単なるコールセンター運営を超えた付加価値の高いソリューションを展開しています。
経営方針
ベルシステム24ホールディングスは「中期経営計画2028」において、2029年2月期に売上収益2,800億円、営業利益200億円という大胆な成長目標を掲げています。同社はコンタクトセンター業界のリーディングカンパニーとして、「ヒトとAIの好循環」を軸とした「Hybrid Intelligence for All」をコンセプトに、従来の労働集約型ビジネスモデルから収益性の高い自動化モデルへの転換を目指しています。この戦略により、深刻な労働力不足という社会課題を解決しながら、持続的で健全な成長の実現を図る方針です。
同社の差別化戦略の核となるのは、年間5億件の対話データと40年間の運用ノウハウを活用したデータ・メソッドの蓄積です。独自開発のコンタクトセンター自動化モデル「Hybrid Operation Loop」の段階的導入を進めており、第1弾の「Knowledge Generator」に続き、AI回答提示機能や自動対話応答機能の開発を推進しています。また、AI専門企業のAVILENとの協業による「AI-Collaborative BPO」モデルでは、AI導入から運用まで一貫した伴走支援を提供し、従来アウトソースに踏み出せなかった企業のニーズを取り込んでいます。
新市場開拓では、伊藤忠商事とTOPPANを中心とした強固なアライアンス・ネットワークを活用し、4つのアプローチで事業ポートフォリオを拡張しています。具体的には、内製コンタクトセンターのロールアップによる規模拡大、様々な業界でのコンタクトセンター自動化支援、建設・製造・医療等の業界特化BPO事業者への出資、そしてAIテクノロジー企業との資本・業務提携を通じたBPOサービスの拡大を進めています。
技術革新への取り組みでは、CEO直轄のAI・DX推進プロジェクトを発足し、全社員2,500人以上のAI活用実践体制を構築しています。同社は人材を単なるコストではなく価値創造の源泉と位置づけ、AIが自動化を担う一方で、人間は顧客感情への寄り添いや高度なコンサルティングといった高付加価値サービスへとシフトする「ヒトの価値最大化」戦略を推進しています。この人的資本戦略により、継続的なイノベーション創出と生産性向上の両立を実現していく計画です。