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和井田製作所JP:6158
沿革
1946年10月 |
自動車整備用機械及びその他機械用の整備機械の製造並びに販売を事業目的として、株式会社和井田製作所を設立 |
1949年4月 |
東京出張所(1969年10月東京支店に昇格)を開設 |
1956年3月 |
超硬バイトを研削する「超硬バイト研削盤」を開発し生産を開始 |
1958年7月 |
本格的な工作機械である「精密立中ぐり盤」を開発し生産を開始 |
1964年10月 |
大阪駐在所(1974年1月大阪営業所に昇格)を開設 |
1966年10月 |
「ジグ中ぐり盤」を開発し生産を開始 |
1966年11月 |
岐阜工場を岐阜県各務原市金属団地に新設 |
1968年9月 |
「成形研削盤」を開発し生産を開始 |
1969年10月 |
岐阜工場内に中部営業所を開設 |
1974年8月 |
「スローアウェイインサート外周研削盤」を開発し生産を開始 |
1978年10月 |
「CNC成形研削盤」を開発し生産を開始 |
1982年2月 |
「CNCスローアウェイインサート外周研削盤」を開発し生産を開始 |
1982年10月 |
「CNCジグ研削盤」を開発し生産を開始 |
1984年8月 |
「CNC全自動成形研削盤」を開発し生産を開始 |
1991年12月 |
本社及び高山工場を岐阜県高山市片野町に移転 |
1997年3月 |
「CNC全自動万能工具研削盤」を開発し生産を開始 |
1998年1月 |
米国ノースカロライナ州シャーロット市に米国地区の販売拠点として、現地法人WAIDA AMERICA INC.を設立(当社 100%出資) |
1998年9月 |
「CNC成形研削盤(高速型)」を開発し生産を開始 |
1999年6月 |
和井田エンジニアリング株式会社を設立(当社 100%出資) |
1999年12月 |
「全自動CNC溝入れインサート研削盤」を開発し生産を開始 |
2002年4月 |
中国上海市に中国市場の情報収集拠点として上海代表所を開設 |
2002年6月 |
「全自動CNC刃先交換チップ外周研削盤」を開発し生産を開始 |
2002年6月 |
「超精密両頭平面研削盤」を開発し生産を開始 |
2003年9月 |
ジャパン・イー・エム株式会社に資本参加(当社 100%出資) |
2004年2月 |
「極小径エンドミル研削盤」を開発し生産を開始 |
2004年6月 |
和井田エンジニアリング株式会社を清算 |
2004年11月 |
「高能率CNCジグ研削盤」を開発し生産を開始 |
2005年6月 |
ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2006年9月 |
本社工場(組立工場)の増床 |
2007年2月 |
「全自動CNC複合外周研削盤」を開発し生産を開始 |
2007年9月 |
ドイツエスリンゲン市に欧州地区の販売拠点として、現地法人WAIDA Europe GmbHを設立(当社 100%出資) |
2008年11月 |
「大型高能率CNCジグ研削盤」を開発し生産を開始 |
2011年10月 |
米国現地法人WAIDA AMERICA INC.を清算 |
2012年3月 |
台湾に和井田友嘉精機股份有限公司を設立(当社 45%出資) |
2013年12月 |
ドイツ現地法人WAIDA Europe GmbHを清算 |
2014年7月 |
和井田友嘉精機股份有限公司を連結子会社化(当社 55%出資) |
2015年8月 |
和井田友嘉精機股份有限公司の工場を移転・拡張 |
2016年10月 |
設立70周年 |
2018年5月 |
米国ノースカロライナ州にアメリカノースカロライナ支店を開設 |
2019年1月 |
ジャパン・イー・エム株式会社を吸収合併し、浜松事業所を設置 |
2021年10月 |
和井田友嘉精機股分有限公司の株式を追加取得(当社 67%出資) |
2022年5月 |
ドイツに欧州地区の販売拠点として、現地法人WAIDA Europe GmbHを設立(当社 100%出資) |
事業内容
和井田製作所及びそのグループ会社は、金型関連業界および切削工具関連業界を主なターゲットとして、CNC研削盤の開発、製造、販売、修理を手掛ける企業です。同社グループは、和井田製作所を含む3社で構成され、和井田友嘉精機股份有限公司とWAIDA Europe GmbHが連結子会社として位置づけられています。和井田友嘉精機股份有限公司は工作機械の製造及び販売を、WAIDA Europe GmbHは工作機械の販売促進及び販売後のサポートをそれぞれ担当しています。
同社グループの製品ラインナップには、金型関連研削盤として成形研削盤やジグ研削盤があり、これらは精密金型部品や精密機械部品の研削加工に使用されます。また、切削工具関連研削盤として刃先交換チップ研削盤や軸付工具研削盤があり、切削工具の研削加工に利用されます。さらに、特殊または専用的な金属加工機械及び附属装置類も提供しており、顧客の特定の要求に応える製品開発を行っています。
アフターサービスにおいては、各種研削盤及び附属装置の有償修理、部品販売、オーバーホールを提供し、顧客サポートを強化しています。販売活動では、顧客の声に耳を傾け、顧客第一主義に徹し、直接対話を通じて顧客ニーズを捉え、安定した需要の確保とブランド力の強化に努めています。また、少ロット生産方式を採用し、顧客に求められる機械づくりを目指しています。国内外での営業展開も積極的に行っており、東京、大阪、中部、アジア、中国、米国、ヨーロッパなど、幅広い地域で営業活動を展開しています。
経営方針
和井田製作所は、精密工作機械製造技術、制御技術、研削加工技術をコア技術とし、特殊研削盤分野でのトップメーカーを目指しています。同社は、金型関連業界および切削工具関連業界を主要な市場としており、高精度・高品質・高能率・全自動による硬脆材料の研削技術に特化しています。これにより、ニッチな市場で高いシェアを獲得し、強固な経営基盤と高い収益力を確保しています。
成長戦略として、同社は以下の重点領域に注力しています。まず、グローバルニッチトップを目指した海外市場展開に力を入れており、中国、アジア、欧州、アメリカに設置した拠点を活用し、ニッチトップ戦略をグローバルに展開しています。特に、欧州ではWAIDA Europe GmbHを設立し、販売促進や販売後のサポートの強化を図っています。
次に、戦略製品の開発と新製品の投入により、主要な取引分野である金型関連業界及び切削工具関連業界に対応する製品を開発し、新たな需要の開拓と新たな用途・分野への需要拡大を目指しています。さらに、新分野への製品展開を進め、特定の業種への集中から脱却し、企業成長の柱を創出することを目標としています。
経営基盤の強化も重要な戦略であり、利益体質の強化、業務システムの改善、サプライチェーンの確保、スキル保有者の雇用継続と次世代への継承を通じて、急激な景気変動や外部環境の変化に対応する体制を整えています。
和井田製作所は、これらの戦略を通じて、持続的な成長と安定した収益の確保を目指しています。同社の取り組みは、顧客の更なる満足に応え、経営上の目標である経常利益率の向上に寄与することが期待されます。