西部電機JP:6144

時価総額
¥432.1億
PER
15.3倍
搬送機械、産業機械、精密機械の製造販売とアフターサービス、機械機器部品・立体駐車装置の販売、営繕工事。

事業内容

西部電機は、以下の4つの事業セグメントを展開しています。

1. **搬送機械事業**

西部電機は、搬送機械の製造販売を行っています。連結子会社の西電興産が販売を担当し、同社製品の塗装は西部ペイントが行っています。また、主要株主である安川電機に設備を納入しています。

2. **産業機械事業**

このセグメントでは、西部電機が産業機械の製造販売を行い、西電興産が販売を担当しています。製品の塗装は西部ペイントが行い、原材料の一部は西電興産から調達しています。

3. **精密機械事業**

西部電機と連結子会社の西部ハイテックが精密機械の製造販売を行っています。販売は西電興産とSeibu America Corporationが担当し、製品の塗装は西部ペイントが行っています。安川電機にも設備を納入しています。

4. **その他の事業**

このセグメントでは、西電興産が機械機器部品や立体駐車装置の販売、営繕工事を主に行っています。その他の事業も含まれています。

これらの事業を通じて、西部電機は多様な産業ニーズに応えています。

経営方針

西部電機は、技術の本質を追求し、世界に貢献することを基本方針としています。特に「超精密とメカトロメーションの追求」を掲げ、独自の製品開発と完璧なメンテナンスサービスの提供を目指しています。市場の変化に迅速に対応し、提案型営業を展開することで、安定した経営基盤を築くことを重視しています。

同社は、2024年度から2027年度までの中期経営計画「Seibu Vision 2027」を策定しました。この計画では、収益性や財務健全性に加え、成長性と株主資本効率を重視した経営への転換を図ります。特に、労働人口減少やインフラ老朽化、脱炭素といった社会課題に対し、価値を提供することを目指しています。

搬送機械事業では、EC業界の成長に伴う自動化ニーズに応えるため、小売業向けの自動化システムを積極的に開発しています。産業機械事業では、自然災害によるインフラ更新需要に対応し、防災・減災に貢献する製品を提供しています。精密機械事業では、半導体関連の需要に応え、中国や東南アジア市場での営業活動を強化しています。

「Seibu Vision 2027」では、既存事業の収益力強化、グローバル展開の加速、新領域への挑戦、バランスシート・マネジメント、経営基盤の強化を重点施策としています。2027年度には売上高40,000百万円、営業利益5,200百万円を目指し、ROEは10.0%を目標としています。