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岡本工作機械製作所JP:6125
沿革
1926年11月 |
岡本覚三郎個人経営にて岡本専用工作機械製作所を創業 |
1935年6月 |
株式会社岡本工作機械製作所と組織及び社名変更し、本店を東京市京橋区銀座3丁目4番地におく |
1942年3月 |
当時主工場であった矢口工場設備の一部移転と新設による横浜工場の操業を開始 東京本社を横浜市港北区に移転 |
1945年9月 |
本社並びに横浜工場の全域を米軍により接収される 上記接収に伴い当社株式の市場取引自然停止 |
1950年6月 |
細田機械工業㈱を合併 |
1953年3月 |
平面研削盤の製作を開始 |
1957年3月 |
本社並びに横浜工場の接収全面解除される 平面研削盤のほか各種工作機械の開発生産体制を整備 |
1963年10月 |
東京証券取引所市場第二部上場 |
1972年11月 |
米国シカゴに販売会社として現地法人 OKAMOTO CORPORATIONを設立(現・連結子会社) |
1973年4月 |
広島工場の歯車部門を分離独立 岡本歯車㈱を設立 |
1973年12月 |
シンガポールに同国で初めて工作機械を製造する現地法人OKAMOTO (SINGAPORE) PRIVATE LIMITEDを設立(現・連結子会社) |
1975年5月 |
広島工場を分離独立 岡本工機㈱を設立 小型機種の製作を分担する |
1975年9月 |
サービス部門を分離独立 岡本技研サービス㈱を設立 |
1981年4月 |
山陽岡本㈱を設立 広島地区の販売に当る |
1982年4月 |
群馬県安中市に安中工場完成 稼働開始 |
1983年8月 |
当社の関連会社である岡本技研サービス㈱が商号を技研㈱に変更 |
1983年11月 |
横浜工場を移転閉鎖 神奈川県厚木市に厚木工場開設始動 |
1985年6月 |
新厚木工場完成 稼働開始 |
1986年4月 |
当社の子会社である岡本工機㈱、岡本歯車㈱、山陽岡本㈱の3社が合併し、新たに岡本工機㈱となる(現・連結子会社) |
1987年12月 |
タイに現地法人 OKAMOTO(THAI)CO.,LTD.を設立(現・連結子会社) |
1990年4月 |
安中工場第二期工事完了 |
1991年7月 |
㈱ニッショーを買収し子会社とする |
1991年9月 |
米国工作機械メーカーと業務提携 |
1992年1月 |
ドイツに現地法人 OKAMOTO MACHINE TOOL EUROPE GMBHを設立(現・連結子会社) |
1992年9月 |
芝山機械㈱を買収し子会社とする |
1995年5月 |
シンガポールに販売・サービスの拠点として、シンガポール支店を開設 |
1996年10月 |
芝山機械㈱を合併 |
2000年3月 |
本社を神奈川県厚木市(厚木工場)に移転 |
2002年8月 |
中国に上海駐在員事務所設立 |
2003年6月 |
本店を群馬県安中市(安中工場)に移転 |
2003年6月 |
本社を横浜市港北区に移転 |
2009年10月 |
シンガポール支店をOKAMOTO (SINGAPORE) PRIVATE LIMITEDに統合 |
2012年8月 |
本社を群馬県安中市(安中工場)に移転 |
2013年1月 |
岡本工機㈱の子会社である中国現地法人岡本工機(常州)有限公司に機械事業部を新設し、上海駐在員事務所を当該事業部に移管する(現・連結子会社) |
2013年10月 |
当社の子会社である技研㈱、㈱ニッショーが合併し、新たに技研㈱となる(現・連結子会社) |
2021年10月 |
インドに販売会社として現地法人OKAMOTO INDIA PRIVATE LIMITEDを設立 |
2022年4月 |
東京証券取引所スタンダード市場へ移行 |
事業内容
岡本工作機械製作所とそのグループ会社は、工作機械と半導体関連装置の二つの主要な事業セグメントを持っています。これらのセグメントは、製造と販売の両面で活動しています。
工作機械セグメントでは、製造は岡本工作機械製作所を中心に、海外の連結子会社であるOKAMOTO (SINGAPORE) PRIVATE LIMITED、OKAMOTO (THAI) CO.,LTD.、岡本工機(常州)有限公司、そして国内の連結子会社である岡本工機㈱、技研㈱の6社が担っています。販売は、国内では岡本工作機械製作所及び岡本工機㈱が直接または代理店を通じて行い、海外ではOKAMOTO CORPORATION、OKAMOTO MACHINE TOOL EUROPE GMBH、OKAMOTO (SINGAPORE) PRIVATE LIMITED、OKAMOTO(THAI)CO.,LTD.、岡本工機(常州)有限公司の5社が現地及び近接地域で直接または代理店を通じて販売しています。
半導体関連装置セグメントでは、製造は岡本工作機械製作所と海外の連結子会社OKAMOTO (SINGAPORE) PRIVATE LIMITED、国内の連結子会社岡本工機㈱が行っています。販売は、国内では岡本工作機械製作所が直接または代理店を通じて行い、海外ではOKAMOTO CORPORATION、OKAMOTO MACHINE TOOL EUROPE GMBH、OKAMOTO (SINGAPORE) PRIVATE LIMITEDの3社が現地及び近接地域で直接または代理店を通じて販売しています。
これらの事業活動を通じて、岡本工作機械製作所グループは、工作機械と半導体関連装置の分野で幅広い製品とサービスを提供しています。
経営方針
岡本工作機械製作所は、1935年の創立以来、「技術は正しく」という社是のもと、最先端技術の追求と価値ある製品の提供を経営の基本理念として掲げています。同社は、人と自然環境の融合を視野に入れた製品づくりに積極的に取り組み、総合砥粒加工機メーカーとしての地位を確立しています。技術開発力、生産力、営業力をはじめとする経営資源を駆使し、創造的なパワーを結集してグローバルな事業展開を推進しています。
中期経営計画では、2023年3月期を初年度とする3年間で、売上高500億円、営業利益60億円、営業利益率12%の達成を目標に掲げています。この計画の下、同社は「研削で価値を創造するソリューションカンパニーへ」というビジョンを追求し、事業ポートフォリオの強化、顧客価値の創造、サステナブル経営の推進に取り組んでいます。
具体的な戦略として、コア事業の競争力強化、収益力の向上、研削技術の応用によるポートフォリオ経営、将来にわたる市場優位性の構築を目指しています。これには、中国市場でのマーケットシェア拡大、高付加価値機種のグローバル展開、機械本体の収益性向上、歯車事業や半導体関連装置の次世代機開発によるトップシェアの維持・拡大などが含まれます。
岡本工作機械製作所は、工作機械と半導体関連装置の二つの主要事業セグメントを通じて、国内外で幅広い製品とサービスを提供しています。同社は、これらの事業活動を基盤として、中期経営計画の目標達成に向けた取り組みを進めており、持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。