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オークマJP:6103
沿革
1898年1月 |
初代社長大隈栄一が名古屋市東区石町3丁目において個人経営で大隈麺機商会を興し、製麺機械の製造販売を開始しました。 |
1904年2月 |
各種工作機械の製造を開始しました。 |
1916年5月 |
大隈麺機商会を大隈鐵工所と改称しました。 |
1918年7月 |
大隈鐵工所を株式會社大隈鐵工所と組織変更しました。 |
1937年11月 |
本社を名古屋市東区布池町から萩野工場(名古屋市北区辻町)へ移転しました。 |
1949年5月 |
名古屋・東京・大阪の各証券取引所に株式を上場しました。 |
1955年10月 |
子会社の大隈鋳造株式会社(大隈エンジニアリング株式会社)を設立しました。 |
1969年8月 |
愛知県丹羽郡大口町に大口工場(現・本社工場;工作機械組立工場)を新設しました。 |
1979年1月 |
大隈鋳造株式会社を大隈エンジニアリング株式会社と変更しました。 |
1979年9月 |
当社輸出製品のアフターサービスの提供を主目的として、米国ニューヨーク州に現地法人オークマ マシナリー Corp.を設立しました。 |
1980年5月 |
旧本社工場の主力を大口工場へ移転しました。 |
1982年2月 |
本社業務を大口工場に移転しました。爾後大口工場を本社工場と呼称することにしました。 |
1984年3月 |
北米における販路拡大・顧客サービスの向上を目的として三井物産株式会社と合弁で米国ニューヨーク州に現地法人オークマ マシナリー Inc.を設立しました。同社はオークマ マシナリー Corp.の事業を継承しました。 |
1985年11月 |
子会社の株式会社大隈技研(現・連結子会社)を設立しました。 |
1987年2月 |
米国における現地生産のために、同国ノースカロライナ州に現地法人オークマ マシン ツールス Inc.を設立しました。 |
1988年1月 |
欧州地区の販売強化のため、西独の現地法人2社を買収し、オークマ マシナリー ハンデルス GmbH及びオークマ サービス フュア ヴェルクツォイクマシネン GmbHと社名変更しました。 |
1988年4月 |
子会社の有限会社大隈鉄工マシンサービス(現・連結子会社オークマ興産株式会社)を設立しました。 |
1988年10月 |
可児工場敷地内(岐阜県可児市)に工作機械組立工場(現・可児第1工場)を新設しました。 |
1990年10月 |
オークマ マシナリー ハンデルス GmbHは、オークマ サービス フュア ヴェルクツォイクマシネン GmbHを吸収合併し、社名をOkuma Europe GmbH(現・連結子会社)に変更しました。 |
1991年2月 |
可児工場敷地内に部品加工工場(現・可児第2工場)を新設しました。 |
1991年4月 |
株式會社大隈鐵工所をオークマ株式会社と改称しました。 |
1993年9月 |
当社及び大隈エンジニアリング株式会社が、株式会社日本精機商会(現・連結子会社)の株式の過半数を取得し、同社を子会社としました。 |
1995年7月 |
統合による経営の合理化を図るため、オークマ マシナリー Inc.は、オークマ マシン ツールス Inc.と合併し、社名をOkuma America Corporation(現・連結子会社)に変更しました。 |
1997年4月 |
南米市場における販売代理店の総括として、Okuma America Corporationと米国三井物産株式会社の合弁で、ブラジル サンパウロ市にOkuma Latino Americana Comércio Ltda.(現・連結子会社)を設立しました。 |
1997年7月 |
アジア地域へ販売する工作機械の製造拠点として、大同股份有限公司と合弁で、台湾に大同大隈股份有限公司(現・連結子会社)を設立しました。 |
1997年10月 |
可児工場敷地内にマシニングセンタ専用組立工場(現・可児第3工場)を新設しました。 |
1999年3月 |
板金製造会社の株式を取得し、オークマスチールテクノ株式会社(現・連結子会社)として子会社化しました。 |
2000年2月 |
アジア・パシフィック地域の販売強化策として、シンガポール支店の移転・拡充、タイに現地法人Okuma Techno (Thailand) Ltd.(現・連結子会社)を設立しました。 |
2000年4月 |
米国西部地域の販売・サービス拠点として、米国西海岸テクノロジーセンターを開設しました。 |
2001年3月 |
中国における販売・サービス拠点として、上海に現地法人大隈机床(上海)有限公司を設立しました。 |
2001年6月 |
本店を名古屋市北区から愛知県丹羽郡大口町へ移転しました。 |
2002年3月 |
豪州における販売・サービス拠点として、現地の代理店を買収し、Okuma Australia Pty. Ltd.(現・連結子会社)を設立しました。 |
2002年7月 |
中国における初の製造拠点として、北京北一数控机床有限責任公司と、共同出資により、北一大隈(北京)机床有限公司(現・連結子会社)を設立しました。 |
2002年10月 |
連結子会社Okuma Europe GmbHの2番目の拠点として、南ドイツテクノロジーセンターを開設しました。 |
2003年3月 |
大阪証券取引所への株式及び転換社債の上場を廃止しました。 |
2005年4月 |
ニュージーランドにおける販売・サービス拠点として、Okuma New Zealand Ltd.(現・非連結子会社)を設立しました。 |
2005年10月 |
2005年10月1日付にて、新設分割の方法によって新たに設立したオークマ株式会社に全ての営業を承継いたしました。同時に商号を「オークマ ホールディングス株式会社」に変更し、持株会社に移行しました。また、同日付にて株式交換により、大隈豊和機械株式会社、大隈エンジニアリング株式会社を完全子会社としました。 |
2006年3月 |
可児工場敷地内にマシニングセンタ用主軸ユニットの一貫生産工場として、可児第4工場を新設しました。 |
2006年7月 |
2006年7月1日付にて、商号をオークマ ホールディングス株式会社からオークマ株式会社に変更しました。また、同日付にて当社を存続会社として、連結子会社オークマ株式会社、大隈豊和機械株式会社及び大隈エンジニアリング株式会社の3社を消滅会社とする吸収合併を行いました。 |
2007年2月 |
可児工場敷地内に門形マシニングセンタ及び大型工作機械の一貫生産工場として、可児第5工場を新設しました。 |
2007年3月 |
インドにおける販売・サービス拠点として、Okuma India Pvt. Ltd.(現・非連結子会社)を設立しました。 |
2007年10月 |
連結子会社Okuma Europe GmbHの3番目の拠点として、オーストリアに東欧テクノロジーセンターを開設しました。 |
2008年5月 |
本社工場敷地内にショールームとして、グローバルCSセンターを新設しました。また、同敷地内に物流拠点として、本社物流センターを新設しました。 |
2009年4月 |
トルコにおける販売・サービス拠点として、OTR Makina Sanayi ve Ticaret Ltd. Sti.(現・非連結子会社)を設立しました。 |
2009年6月 |
ロシアにおける販売・サービス拠点として、Okuma Europe RUS LLC(現・非連結子会社)を設立しました。 |
2009年8月 |
中国における販売・サービス拠点として、2007年4月に設立した大隈机械(上海)有限公司(現・連結子会社)は、大隈机床(上海)有限公司の事業を承継し、営業を開始しました。 |
2011年6月 |
インドネシアにおける販売・サービス拠点として、PT. Okuma Indonesia(現・非連結子会社)を設立しました。 |
2013年3月 |
連結子会社Okuma Europe GmbHの4番目の拠点として、フランス・テクニカルセンターを開設しました。 |
2013年5月 |
本社工場敷地内に中、大型の複合加工機及び立形・横形NC旋盤の一貫生産工場として本社新工場(ドリームサイト1 DS1)を新設しました。 |
2014年1月 |
ベトナムにおける販売・サービス拠点として、Okuma Vietnam Co., Ltd.(現・非連結子会社)を設立しました。 |
2014年3月 |
連結子会社Okuma Techno (Thailand) Ltd.は、バンコク都にテクノロジーセンターを開設し、拠点を同センターに移転しました。 |
2017年3月 |
本社工場敷地内に小、中型旋盤及び研削盤の一貫生産工場として本社新工場(ドリームサイト2 DS2の部品工場)を新設しました。 |
2017年4月 |
韓国における販売・サービス拠点として、Okuma Korea Corporation(現・非連結子会社)を設立しました。 |
2017年6月 |
連結子会社、大隈机械(上海)有限公司の2番目の拠点として、広州テクニカルセンターを開設しました。 |
2018年4月 |
当社が、株式会社神代鉄工所(現・非連結子会社)の株式の過半数を取得し、同社を子会社としました。 |
2018年5月 |
非連結子会社、Okuma India Pvt. Ltd.の2番目の拠点として、グルガオンテクニカルセンターを開設しました。 |
2018年8月 |
連結子会社、大同大隈股份有限公司は、新北市に新工場を建設し、拠点を同工場に移転しました。 |
2019年3月 |
連結子会社、大隈机械(上海)有限公司の3番目の拠点として、済南テクニカルセンターを開設しました。 |
2019年5月 |
可児工場敷地内に立形・横形マシニングセンタの一貫生産工場として可児新工場(ドリームサイト3 DS3)を新設しました。 |
2019年5月 |
中国における製造・販売拠点として、大隈(常州)机床有限公司(現・連結子会社)を設立しました。 |
2019年9月 |
連結子会社Okuma Europe GmbHがドイツにおける販売・サービス拠点として、現地販売代理店をOkuma Deutschland GmbH(現・連結子会社)として子会社化しました。 |
2020年3月 |
名古屋大学東山キャンパス内に、企業と大学が連携し、世界をリードする研究開発及び革新的な成果を得る事を目的とした「オークマ工作機械工学館」を当社の寄附により建設しました。 |
2020年5月 |
連結子会社Okuma Europe GmbHがベネルクス3国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)における販売・サービス拠点として、現地販売代理店をOkuma Benelux B.V.(現・連結子会社)として子会社化しました。 |
2022年4月 |
東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、各市場第一部から東証プライム市場、名証プレミア市場へ移行しました。 |
2022年6月 |
連結子会社オークマ興産株式会社が、平坂鋳工株式会社(現・非連結子会社)の全株式を取得し、同社と、その子会社である株式会社ヤマシタ(現・非連結子会社)を子会社化しました。 |
2023年1月 |
群馬県太田市に群馬工場を開設しました。 |
事業内容
オークマグループは、オークマ株式会社およびその子会社28社で構成されており、主にNC旋盤、マシニングセンタ、複合加工機、NC研削盤などの一般機械の製造・販売を行っています。また、これらの製品に関連するアフターサービスも提供しています。
オークマの事業は、地域別に分けられており、日本ではオークマ本社が工作機械の製造・販売及びアフターサービスを担当しています。また、連結子会社として、㈱日本精機商会が工作機械及び保守部品の販売、オークマ興産㈱が工作機械の部品加工、組立及び据付、㈱大隈技研が工作機械の機械設計、オークマ スチール テクノ㈱が工作機械用板金部品製造など、多岐にわたる事業を展開しています。
米州では、Okuma America CorporationとOkuma Latino Americana Comércio Ltda.が工作機械の販売及びアフターサービスを提供しています。欧州では、Okuma Europe GmbH、Okuma Deutschland GmbH、Okuma Benelux B.V.、Okuma Europe RUS LLCなどが同様のサービスを提供しており、アジア・パシフィック地域では、北一大隈(北京)机床有限公司、大隈机械(上海)有限公司、大同大隈股份有限公司などが製造・販売及びアフターサービスを手掛けています。
これらの事業を通じて、オークマグループは世界各地で工作機械の需要に応え、高品質な製品とサービスを提供しています。
経営方針
オークマは、その中期経営計画において、総合的な「ものづくりサービス」を提供することを核とした成長戦略を推進しています。同社は、工作機械を制御する数値制御装置(NC装置)を自社開発する世界有数の総合工作機械メーカーとして、機械、電気(制御)、情報、知識創造の融合技術を基盤に、ものづくりをトータルで支援、提供しています。この「総合ものづくりサービス」は、独自のスマートマシンやスマートファクトリーソリューション、さらには工場全体の自動化・工場運営支援を含む「ものづくりDXソリューション」を通じて、顧客のものづくりライフサイクル全体の課題を解決し、新たな価値を提供することを目指しています。
中期経営計画では、2023年度から2025年度にかけて、5つの基本方針を定め、収益性の向上と需要変動に左右されにくい事業構造・企業体質の構築を進めています。具体的には、ものづくりDXソリューションの展開加速、グローバル市場での成長を目指す「グローバル70」の達成、経営基盤の強化、連結グループ全体での資本の最適化、そして社会への貢献を目指すESG経営の実践が挙げられます。
これらの取り組みを通じて、オークマは、労働人口の減少や脱炭素社会の実現などの社会課題の解決に貢献し、同時に同社グループの持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。中期ビジョンにおいては、2030年度の連結売上高を3,000億円、連結営業利益率15%を目標として掲げており、2025年度には連結売上高2,500億円、連結営業利益率13~15%、ROEを10%以上を達成することを目指しています。