メドピアJP:6095

時価総額
¥151.2億
PER
22.8倍
医師・薬剤師向けコミュニティ「MedPeer」運営、医療機関のDXサービス提供、企業向け予防医療サービス「first call」展開。

沿革

2004年12月

インターネットを利用した医師向けの情報提供サービスを主たる事業目的として、東京都港区赤坂に株式会社メディカル・オブリージュ(現メドピア株式会社)を設立

2005年3月

人材紹介会社への転職希望医師の一括登録サービス「医局@人事」を開設し、医師求人情報サービスを開始

2007年8月

当社基盤事業である医師専用サイト「Next Doctors(現MedPeer)」の運用を開始

2009年5月

株式会社日経BPと、両社のコミュニティサイト統合を中心とする業務提携契約を締結

2009年10月

「Next Doctors」を「MedPeer」に改称、日経メディカル オンライン(現日経メディカル)との共同事業運営を開始

2010年4月

株式会社メディカル・オブリージュからメドピア株式会社に商号を変更

2014年6月

東証マザーズ市場上場

2015年6月

株式会社メディカルトリビューンと、医師会員の連携を行う業務提携契約を締結

2016年6月

日本アルトマーク株式会社と医師等医療関係者認証サービスを提供する事業を目的とした合弁事業会社 株式会社medパス(現持分法適用関連会社)を東京都港区に設立

2016年7月

株式会社Mediplatの株式を株式交換により取得し、子会社化(現連結子会社)

2016年10月

株式会社フィッツプラスの株式を取得し、子会社化(現連結子会社)

2018年4月

スギホールディングス株式会社と業務資本提携契約を締結

2020年1月

株式会社コルボの株式を取得し、子会社化(現連結子会社)

2020年5月

株式会社MHAと業務提携契約を締結するとともに、メドピアキャリアエージェント株式会社(現連結子会社)を設立し、医師向け人材紹介事業を開始

2020年9月

日医工株式会社との合弁会社であるニチメッド株式会社(2022年12月清算結了)を設立し、共同事業「kakari for Clinic」を開始(2022年12月清算)

2020年9月

東京証券取引所市場第一部へ市場変更

2020年11月

株式会社 PKSHA Technologyと業務提携契約を締結するとともに、合弁会社であるメドクロス株式会社を設立

2021年8月

株式会社みんコレから医学生学習支援プラットフォームみんコレ!事業を譲受

2022年4月

東京証券取引所市場第一部から新市場区分「プライム市場」へ移行

2022年7月

株式会社クラウドクリニックの株式を株式交換により取得し、子会社化(現連結子会社)

2022年10月

株式会社EPフォース(現MIフォース株式会社)の株式を取得し、子会社化(現連結子会社)

事業内容

メドピアは、「Supporting Doctors, Helping Patients.(医師を支援し、患者を救う)」というミッションのもと、医療の再発明を目指しています。同社は主に三つの事業セグメントを展開しています。第一に、「集合知プラットフォーム事業」では、国内医師の約半数が利用する「MedPeer」サイトを通じて、医師同士の情報共有を促進しています。このプラットフォームは、医師が臨床や医療技術の研鑽に役立てる情報を提供し、製薬企業向けのマーケティング支援やリサーチ受託、CSO事業を通じて収益を上げています。

第二の「医療機関支援プラットフォーム事業」では、クリニックや薬局などの医療機関に対し、業務効率化を支援するDXサービスを提供しており、導入医療機関からの利用料で収益を得ています。

第三に、「予防医療プラットフォーム事業」では、健康増進や予防領域に焦点を当てたサービスを展開しています。特定保健指導関連サービス、クラウド型健康管理サービス「first call」、ライフログプラットフォームサービスなどを通じて、健康保険組合や企業の人事部門をクライアントとしています。

メドピアは、これらの事業を通じて、医療現場の効率化、医師の知識共有、予防医療の推進に貢献しており、医療業界におけるデジタルトランスフォーメーションの推進者として位置づけられています。

経営方針

メドピアは、医療・健康産業におけるデジタルトランスフォーメーションの推進者として、医療現場の効率化、医師の知識共有、予防医療の推進に貢献しています。同社は、eマーケティングの分野での成長を目指し、医師向けインターネットサービス「MedPeer」の地位を確固たるものにすることで、収益基盤の強化を図っています。これには、会員の満足度向上、サービスの安全性強化、知名度の向上、競合他社への対応、優秀な人材の採用、経営管理体制の強化が含まれます。

具体的には、メドピアは「MedPeer」の継続的成長を目指し、医師の臨床上の課題解決に貢献するサービスの提供を続けています。また、サービスの安全性と信頼性を高めるため、個人情報保護や薬機法、製薬協コード・オブ・プラクティスの順守に努めています。さらに、知名度の向上を図り、大手企業との提携や優秀な人材の採用を進めています。

収益基盤の強化に向けては、製薬企業向けマーケティング支援サービスに加え、医療・健康産業全般にわたる事業展開を模索し、新サービスの開発やグループシナジーの創出を通じて成長を図っています。また、M&Aを積極的に活用し、事業拡大を目指しています。

これらの取り組みを通じて、メドピアは医療業界におけるデジタルトランスフォーメーションの推進者として、医療現場の効率化、医師の知識共有、予防医療の推進に貢献していく方針です。