ウィルグループJP:6089

時価総額
¥490.5億
PER
15.2倍
家電量販店等の販売支援、コールセンター運営、食品製造業の生産性向上、介護施設の運営支援、建設技術者の派遣、スタートアップ企業の人材支援など多岐にわたるサービスを提供。

沿革

1997年1月

株式会社セントメディアを設立し、テレマーケティング業を開始。

1997年8月

引越やイベント会場の設営等、軽作業の短期請負を主業務として、株式会社ビッグエイドを設立。

2000年2月

株式会社セントメディアが、テレマーケティング業と業務請負業の相乗効果を図ることを目的として、株式会社ビッグエイドを吸収合併のうえ、ファクトリーアウトソーシング事業開始。

2002年2月

株式会社セントメディアが、一般労働者派遣事業の許可を取得し、コールセンターを対象にオペレーター派遣を行うコールセンターアウトソーシング事業開始。

2002年7月

株式会社セントメディアが、家電量販店等の販売員派遣を行うセールスアウトソーシング事業開始。

2006年4月

株式会社セントメディアと株式会社グローリアスが共同株式移転を行い株式会社ウィルホールディングス(現・当社)を設立。

2012年6月

株式会社ウィルホールディングスから株式会社ウィルグループへ商号を変更。

2013年12月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2014年2月

海外事業の統括を目的とし、WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.を設立。

2014年8月

WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.が、シンガポールにおける人材紹介事業の拡充及びエグゼクティブサーチ、人材派遣事業の開始を目的とし、Scientec Consulting Pte. Ltd.の株式を取得。

2014年12月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。

2015年9月

株式会社クリエイティブバンクの株式を取得し、セールスアウトソーシング事業を拡充。

2016年3月

WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.が、シンガポールにおける航空産業への参入及び人材派遣事業の拡充を目的とし、Oriental Aviation International Pte. Ltd.他2社の株式を取得。

2017年1月

WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.が、オセアニア地域での人材サービスの提供、また、シンガポールにおけるエグゼクティブサーチ領域の強化・拡大を目的とし、Ethos Corporation Pty Ltd他2社の株式を取得。

2018年1月

WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.が、オセアニア地域での人材サービス領域の強化・拡大を目的とし、DFP Recruitment Holdings Pty Ltdの株式を取得。

2018年6月

建設業界における技術者派遣、紹介サービスの提供を目的とし、C4株式会社(現 株式会社ウィルオブ・コンストラクション)の株式を取得。

2018年8月

オセアニア地域での事業拡大を目的にEthos BeathChapman Australia Pty Ltdを設立。

2018年9月

Ethos BeathChapman Australia Pty Ltdが、オセアニア地域において政府機関への人材サービスの強化を目的とし、Quay Appointments Pty Ltdの株式を取得。

2019年1月

WILL GROUP Asia Pacific Pte.Ltd.が、HR領域におけるグローバルネットワークの強化・拡大を目的とし、The Chapman Consulting Group Pte.Ltd.の株式を取得。

2019年4月

WILL GROUP Asia Pacific Pte.Ltd.が、オセアニア地域における人材サービスの強化を目的とし、u&u Holdings Pty Ltdの株式を取得。

2019年10月

国内の人材サービスブランドを「WILLOF(ウィルオブ)」に統一。

2019年12月

オセアニア地域におけるグループシナジー強化に向け、Ethos Corporation Pty Ltd他1社及びQuay Appointments Pty Ltd他2社をEthos BeathChapman Australia Pty Ltdに統合。

2020年3月

フォースタートアップス株式会社が東京証券取引所マザーズに上場(現在、グロース市場に上場)。

2021年4月

シンガポールにおける事業拡大を目的に、完全子会社であるGood Job Creations(Singapore) Pte. Ltd.の全株式を、同じく完全子会社であるOriental Aviation International Pte. Ltd.に現物出資し、経営を統合。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分再編に伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。

事業内容

ウィルグループは、国内外で多岐にわたる人材サービスを提供している企業です。同社グループは、国内15社と海外34社の連結子会社、および持分法適用会社1社から構成され、人材派遣、業務請負、人材紹介を主軸に事業を展開しています。特に、家電量販店やコールセンター、食品工場、介護施設、建設業など、特定の事業領域に特化し、サービス品質の強化を図っています。

国内Working事業では、販売、コールセンター、工場、介護施設、建設技術者などの分野において、人材派遣・人材紹介・業務請負サービスを提供しています。例えば、家電量販店での販売支援、コールセンターの運営支援、食品製造業の生産性向上支援、介護施設の運営支援、建設業界の人手不足解決などがあります。また、スタートアップ企業向けの人材支援サービスも手がけており、大手企業や官公庁との連携を促進するオープンイノベーションサービスを展開しています。

海外Working事業では、主にシンガポールやオーストラリアで、政府・自治体を中心とした人材派遣や、金融、情報通信業界への人材紹介サービスを提供しています。さらに、HRTech分野の人材サービスや、ITエンジニア・クリエイター向けの賃貸住宅事業も行っています。

ウィルグループは、これらの事業を通じて、特定の分野における専門性とサービス品質の向上に努め、顧客から選ばれ続ける企業を目指しています。

経営方針

ウィルグループは、「個と組織をポジティブに変革するチェンジエージェント・グループ」というミッションのもと、多岐にわたる人材サービスを国内外で提供しています。同社は、「Working」「Interesting」「Learning」「Living」という四つの事業領域において、期待価値の高いブランディングカンパニーを創出し、各領域でNo.1の存在を目指す「WILLビジョン」を掲げています。

同社グループは、2023年5月11日に中期経営計画「WILL-being 2026」を公表し、持続的な成長の実現に向けた戦略を展開しています。この計画では、売上収益170,000百万円、営業利益6,500百万円を目標として掲げており、国内Working事業の再成長を基本方針としています。具体的には、建設技術者領域の拡大、国内Working事業の再成長、M&Aを通じた非連続な成長、そして海外Working事業の安定した成長を重点戦略として挙げています。

国内Working事業では、新型コロナウイルス感染症の影響で成長が停滞していたため、再成長に向けた先行投資を積極的に行い、利益体質の変革を目指します。また、海外Working事業では、シンガポールやオーストラリアでの人材需要が堅調に推移すると見込んでおり、人材紹介売上の拡大や事業の安定性向上に取り組んでいます。

さらに、人材の確保と育成にも注力しており、採用力の向上やスタッフの定着率向上を目指しています。サステナビリティの強化も重要な取り組みの一つであり、環境、社会、ガバナンスの強化に努めています。

ウィルグループは、これらの戦略を通じて、国内外での事業展開を強化し、持続可能な成長を目指しています。