アビストJP:6087

時価総額
¥129.5億
PER
設計開発アウトソーシング、3Dプリント製造販売、美容・健康食品製造販売、不動産賃貸業を展開、機械設計、ソフトウェア開発、水素水「浸みわたる水素水」製造などを手掛ける。

沿革

2006年 3月

JBSエンジニアリング株式会社(現株式会社アビスト)を設立し、旧日本ビジネス開発株式会社より、エンジニアリング事業本部を事業譲受
特定労働者派遣事業に関する届出を厚生労働大臣に行い、派遣業務を開始

         6月

情報セキュリティマネジメントシステム(ISO/IEC 27001、現登録組織:本社・東京受託室、現登録活動範囲:顧客要求に基づいた三次元CADによる設計業務)を認証取得

2007年 2月

株式会社アビストに商号を変更

2008年 8月

CADデータ変換サービス事業を開始

2010年 5月

本社ビル(アビストビル)の購入に伴い本社を東京都渋谷区に移転

2012年10月

支社制を導入し、全国3支社(関東支社、豊田支社、中部・西日本支社)のもとに7事業所を再編成

2013年 3月

子会社として株式会社アビストH&Fを設立

 6月

本社事務所を東京都中野区に移転し、アビストビルは全館賃貸ビル化(2021年4月に売却)

 10月

支社制を廃止し事業本部制を導入、全国2事業本部(東日本事業本部及び中部西日本事業本部)のもとに11事業所(5支店、2営業所、2事務所、2受託室)を設置

    12月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
本社(本店登記)を、東京都渋谷区から東京都中野区に移転

2014年 9月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所市場第二部へ上場市場変更

2015年 3月

3Dプリント事業を神奈川県海老名市にて開始(4月から本格稼動)
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

10月

事業本部、経営管理本部の2本部制とし、事業本部の下に全国5事業部(東日本事業部、システム事業部、受託設計事業部、トヨタ事業部、西日本事業部)を設置
システム開発部(のちのロボット開発部)を新設

2016年 3月

厚生労働省による労働者派遣改正法に基づく許可証取得(派13-306330)

7月

事業本部の下に3Dプリント事業部を新設

10月

経営管理本部を廃止し事業本部の1本部制とし、本社機能(ロボット開発部、経営管理企画部、経理部、総務部)を社長直轄に改正

2017年 6月

受付電話ロボット「abitel(アビテル)」発売開始

7月

3Dプリント事業拠点を愛知県豊橋市に新規開設

10月

受託設計事業部を東日本受託設計事業部、西日本受託設計事業部に分割
トヨタ事業部を第一トヨタ事業部、第二トヨタ事業部に分割

2018年 3月

品質マネジメントシステム「EN 9100:2016」を認証取得
[認証事業所:3Dプリント事業部(愛知県豊橋市)]

5月

コミュニケーションロボット開発・販売事業より撤退

2019年 3月

AIソリューション事業を開始

ベトナム法人 Rikkeisoft Company社と業務提携

 5月

本社(本店登記)を東京都中野区から東京都三鷹市に移転

8月

医療機器製造業許可を取得[登録事業所:豊橋事業所]

10月

1事業本部を6事業本部制に変更し、東日本事業本部、受託設計事業本部、トヨタ事業本部、西日本事業本部、3Dプリント事業本部、AIソリューション事業本部を設置

2020年 10月

3本部、1部、3事業部制に変更し、総合企画本部、総合管理本部、AIソリューション事業本部、総合技術開発部、東日本事業部、西日本事業部、受託設計事業部を設置

2021年  4月

5本部、1部制に変更し、総合管理本部、AIソリューション事業本部、東日本事業本部、西日本事業本部、受託設計事業本部、事業管理部を設置

2021年 10月

5本部制に変更し、経営管理本部、AIソリューション事業本部、東日本事業本部、西日本事業本部、受託設計事業本部を設置

品質マネジメントシステム「ISO 9001:2015」を認証取得
[認証事業所:東京受託室(東京都豊島区)・豊橋事業所(愛知県豊橋市)]

2022年 4月

東京証券取引所プライム市場へ移行

 10月

進勝博代表取締役会長、進顕代表取締役社長に就任

1本部、6部門制に変更し、事業本部、トヨタ領域統括部門、総合技術サービス部門、デジタル推進部門、教育管理部門、経営企画部門、経営管理部門を設置

2023年2月

株式会社アビストH&Fを吸収合併

10月

 1事業本部制に変更し、システム部門、デジタル推進部門、教育管理部門、採用管理部門、経営企画部門、経営管理部門を設置

10月

東京証券取引所スタンダード市場へ移行

11月

経済産業省より「DX認定事業者」認定を取得

事業内容

アビストは、設計開発アウトソーシング事業、3Dプリント事業、美容・健康食品製造販売事業、不動産賃貸業の4つの主要事業セグメントを展開しています。

設計開発アウトソーシング事業では、ハイエンド3次元CAD(3D-CAD)を用いた機械や機械部品の設計開発、ソフトウェア開発を行っており、自動車メーカーやその部品メーカー、家電メーカー、精密機器メーカーなど幅広い業界のクライアントにサービスを提供しています。この事業セグメントでは、派遣業務と請負業務(受託型・常駐型)に分けて業務を行い、3D-CAD教育業務や3Dプリント試作業務、解析業務も手掛けています。

3Dプリント事業では、設計開発アウトソーシング事業で培った設計・解析ノウハウを活かし、自社保有の3Dプリンタを用いた受注生産による製造販売を行っています。この事業は、主に国内メーカーを対象としています。

美容・健康商品製造販売事業では、H&F熊本工場で飲料用水素水「浸みわたる水素水」の製造および通販事業を展開しており、OEMによる飲料の受託製造も手掛けています。

不動産賃貸事業では、アビストが所有する賃貸ビルを顧客企業に賃貸しており、このビルは三鷹市に位置しています。

これらの事業を通じて、アビストは多様なニーズに応える幅広いサービスを提供しています。

経営方針

アビストは、設計開発アウトソーシング事業を中心に、3Dプリント事業、美容・健康商品製造販売事業、不動産賃貸業という多角的な事業を展開しています。同社は、経営理念に「顧客主義」「社員主義」「成果主義」を掲げ、事業目的として取引先の信頼と安心の確保、社員の生活向上と安定、コンプライアンスとCSRの遵守を挙げています。

中期経営計画では、売上高伸長率、利益率、技術社員数及び稼働率、請負業務比率、コア業務領域および新事業領域の拡大、健全な財務体制の維持、配当性向などを重要な経営指標として設定しています。特に、コア業務領域の拡大として自動車ランプ・内装・ボデー設計等の強化、新事業領域としてソフトウェア分野の展開、デジタル解析ソリューション、顧客向けDXソリューションの推進を目指しています。

アビストは、デジタルソリューション企業を目指し、既存事業の発展や付加価値の創造、解析事業の拡大、顧客向けDXソリューションの複数展開など、新たな戦略的取り組みを推進しています。これらの取り組みを支える施策として、即戦力となる技術者の獲得、技術者教育の抜本的見直し、資本提携・事業提携の推進、業務効率性向上のためのシステム入替などが挙げられます。

また、アビストは、健全で透明な企業活動を通じて売上利益の持続的拡大を目指し、企業価値の永続的発展を最大の経営目標としています。これを実現するために、技術者の採用強化、社員育成体制の確立、コア業務領域と新事業領域の売上拡大、設計DX及びAI・AR技術を応用した業務効率化など、具体的な取り組みを進めています。