シンメンテホールディングスJP:6086

時価総額
¥141億
PER
25.1倍
大手飲食業界や物販・小売業、介護業を顧客に、店舗・施設の設備・機器及び内外装のメンテナンス、緊急・予防メンテナンスサービス、メンテナンスアウトソーシングサービスを提供。

沿革

1999年10月

東京都港区赤坂にメンテナンス業(「緊急メンテナンスサービス」)を事業目的とした、株式会社トレス・プロジェクト(現シンプロメンテ株式会社)を創業

2002年 5月

東京都品川区南大井に本店移転

2004年12月

商号を株式会社トレス・プロジェクトからシンプロメンテ株式会社に変更

2005年 5月

ISO9001:2000を取得(適用範囲:本社)

2006年 3月

東京都品川区北品川に本店移転

2006年 4月

大阪府大阪市中央区に大阪営業所を新設

2006年 5月

事前に不具合を防止する「予防メンテナンスサービス」を開始

2006年 9月

厨房機器メーカーを対象とした「メンテナンスアウトソーシングサービス」を開始

2008年 4月

福岡県福岡市南区に福岡営業所を新設

2008年 5月

株式会社ダスキンと提携

2009年 5月

東京都品川区東大井に本店移転

2009年 7月

株式会社ダスキンと業務提携し、「緊急駆けつけサービス」を開始

2011年 7月

大阪府大阪市東淀川区に大阪営業所を移転

2011年 8月

愛知県名古屋市西区に名古屋営業所を新設

2012年 4月

宮城県仙台市宮城野区に仙台営業所を新設

2013年11月

東京都品川区東大井に本店移転

2013年12月

東京証券取引所マザーズに上場

2017年 9月

株式会社乃村工藝社と資本業務提携

2017年 9月

株式会社テスコを株式交換により子会社化

2017年 9月

吸収分割により、メンテナンス事業をシンプロメンテ分割準備株式会社へ承継し、社名をシンメンテホールディングス株式会社と商号変更

2017年 9月

シンプロメンテ株式会社(旧シンプロメンテ分割準備株式会社)と株式会社テスコを子会社とする持株会社体制へ移行

2022年 4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場へ移行

事業内容

シンメンテホールディングスは、大手飲食業界や物販・小売業、介護業を主要顧客とし、店舗や施設の設備・機器及び内外装の不具合に対するメンテナンスサービスを提供しています。同社は、全国の店舗・施設からのメンテナンス依頼を受け、10,000社を超える協力業者(メンテキーパー)から適切な業者を選定・手配し、ワンストップでメンテナンスサービスを提供しています。

同社の事業は、ワンストップメンテナンスサービスとメンテナンスアウトソーシングサービスに大別されます。ワンストップメンテナンスサービスでは、緊急メンテナンスサービスと予防メンテナンスサービスを提供。緊急メンテナンスサービスでは、24時間365日の修理依頼受付と迅速な原状復帰を行い、予防メンテナンスサービスでは、定期的な点検や整備、清掃を通じて設備の不具合発生を未然に防ぎます。

メンテナンスアウトソーシングサービスでは、厨房機器メーカーのメンテナンス体制をサポートし、メーカー自社のメンテナンス対応力を向上させるサービスを提供しています。このサービスは、技術労働者の減少や夜間・休日の対応体制構築の困難さに直面している厨房機器メーカーにとって、外部の力を効率良く活用する手段となっています。

シンメンテホールディングスは、顧客のニーズに応じた柔軟なメンテナンスサービスを提供し、店舗・施設の運営をサポートしています。同社のサービスは、顧客にとって不要なコスト負担や時間ロスを防ぎ、メンテナンスに関する知識や意識の向上にも寄与しています。

経営方針

シンメンテホールディングスは、新型コロナウイルス感染症の影響による不透明な事業環境の中、店舗や施設のトータルメンテナンスサービスを提供する事業を展開しています。同社は、市場の変化を敏感に捉え、業界を的確に分析することで、飲食店や小売店などからの多様なメンテナンス要求にワンストップで対応しています。その成長戦略の中核には、人材の育成と確保、メンテナンス協力業者(メンテキーパー)のサービスレベル向上、メンテナンス業務のアウトソーシング認知度向上、業務基幹システム「メンテシステム」の維持・強化、内部管理体制の強化があります。

特に、人材の育成と確保には、新たな知識や技術の習得、問題解決能力や提案力の強化を通じて、優れた管理能力やコミュニケーション能力を持つ人材を配置することが重要とされています。また、メンテキーパーの資質やスキルの向上、サービスレベルの維持・向上にも力を入れています。

さらに、店舗・施設メンテナンス業務のアウトソーシングの認知度向上を図り、顧客企業に対して高い利便性、効率性、経済性を提供することで、マーケットシェアの拡大を目指しています。また、業務遂行上重要な「メンテシステム」の維持・強化と、コンプライアンス・リスク管理を念頭に置いた内部管理体制の強化にも注力しています。

シンメンテホールディングスは、これらの戦略を通じて、顧客のニーズに応える柔軟なメンテナンスサービスを提供し、店舗・施設の運営をサポートすることで、継続的な企業価値の向上を目指しています。