ジェイエスエスJP:6074

時価総額
¥20.7億
PER
10.8倍
スイミングスクール、テニススクール、フィットネスクラブ運営、スポーツ用品販売、施設賃貸を手がける。

沿革

1976年7月

竜奥興業株式会社の子会社として大阪市北区にジャパンスイミングサービス株式会社(現当社)を設立、スイミングスクールの受託運営事業を開始

1979年9月

JSS宝塚スイミングスクール(兵庫県宝塚市)において直営事業を開始

1980年4月

アディダステニススクール(現 JSSジャンボインドアテニススクール(新潟県新潟市))においてテニススクールを開始

1990年9月

株式会社トーメン(現 双日株式会社)と合弁で子会社株式会社リプルを設立し、フィットネスクラブウェイビー喜連を開設

1991年6月

商号を株式会社ジェイエスエスに変更

2006年9月

現在地に本店を移転

2010年12月

子会社株式会社リプルを清算

2013年6月

大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式上場

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2015年4月

東京都八王子市に東京事務所を開設

2020年3月

日本テレビホールディングス株式会社と業務資本提携契約を締結

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ市場からスタンダード市場に移行

事業内容

ジェイエスエスは、スイミングスクール運営を中心とした事業を展開している企業です。同社は、スイミングスクール、テニススクール、フィットネスクラブなどの会員制スポーツクラブを経営しており、「水を通じて健康づくりに貢献する」という経営理念のもと、健康運動への取り組みも進めています。同社の強みは、創業以来の指導経験を織り込んだ各種マニュアルや教本に基づく指導プログラムにあります。2023年3月31日現在、近畿圏を中心に北海道から沖縄まで、直営事業所64箇所、受託事業所21箇所を運営しています。

直営事業所では、スイミングスクール61事業所、フィットネスクラブ1事業所、テニススクール2事業所を展開し、地域のニーズに応じたプログラムとコースを提供しています。受託事業所では、スイミングスクール20事業所、フィットネスクラブ1事業所で、施設所有者との間で業務受託契約を結び、同社スタッフが指導を行っています。また、公共施設の運営も一部請け負っています。

さらに、ジェイエスエスは会員向けにスキースクールやキャンプなどの課外活動も企画しており、スポーツ用品の販売や環境に配慮した省エネ機器の販売も手がけています。その他、同社所有施設の賃貸なども行っており、多角的な事業展開をしています。これらの事業内容は、事業系統図によっても示されています。

経営方針

ジェイエスエスは、スイミングスクール運営を中心に、テニススクールやフィットネスクラブなどの会員制スポーツクラブを展開している企業です。同社は「水を通じて健康づくりに貢献する」という経営理念の下、健康運動への取り組みを進めています。近畿圏を中心に全国に直営及び受託事業所を持ち、地域のニーズに応じたプログラムとコースを提供しています。

成長戦略として、ジェイエスエスは、子供向けの教育事業の一環としてスクール活動を捉え、大人向けには水中マシンの開発やプログラム制作を進めています。これにより、シニア会員の拡大を目指しています。また、競泳や飛び込み競技での選手輩出を通じて、スポーツ分野での更なる成果を目指しています。

経営戦略の一環として、コーポレートガバナンス・コードの基本原則に基づき、持続的成長と株主価値の向上を図っています。財務の健全性を維持しつつ、資本効率の高い経営を目指し、株主資本利益率(ROE)と配当性向を重要な経営指標としています。

さらに、WEB会議システムの活用による経費節減や、オリジナル水中運動器具の開発・普及、オフィシャルサイトの充実によるブランディングと広告宣伝の効率化、MEO対策の推進など、デジタル技術を駆使した施策も推進しています。これらの戦略を通じて、ジェイエスエスは業績の回復と更なる成長を目指しています。