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アサンテJP:6073
沿革
1973年9月 |
東京都府中市美好町二丁目36番地に三洋消毒㈱(現、㈱アサンテ)を設立し、白蟻等の害虫・害獣防除業を開始 |
1974年5月 |
本社を東京都府中市片町二丁目15番93号に移転 |
9月 |
神奈川県藤沢市に神奈川営業所(現、湘南営業所)を新設(以降順次営業所を開設) |
1979年9月 |
藤枝市農業協同組合と業務提携(以降各地農業協同組合と提携) |
1982年3月 |
本社を東京都府中市宮西町五丁目8番1号に移転 |
1986年3月 |
法人向け殺虫・殺鼠等のトータルサニテーション事業(TS事業)の強化を図るため、法人向け部門を分離し、TS事業部(現、TS営業部)を新設 |
1987年9月 |
本社を東京都府中市から東京都新宿区新宿一丁目15番9号に移転 |
1988年3月 |
販売体制のさらなる強化を図るため、茨城県経済農業協同組合連合会と業務提携(以降各地全国農業協同組合連合会県本部と業務提携) |
1990年12月 |
静岡県引佐郡三ヶ日町(現、静岡県浜松市北区三ヶ日町)に総合研修所(現、三ヶ日総合研修センター)を新設 |
1994年1月 |
業務領域の拡大に伴いCI(コーポレートアイデンティティ)を導入し、商号を㈱アサンテに変更 |
3月 |
リフォーム事業に進出するため、住宅事業部を新設 |
1996年4月 |
本社を新宿区新宿一丁目33番15号に移転 |
一般家屋向けメンテナンスサービスの充実を図るため、CS(カスタマーサティスファクション)業務を開始 |
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1999年4月 |
身体障害者及び知的障害者の雇用促進を図るため、特例子会社㈱ヒューマン・グリーンサービスを設立 |
2002年1月 |
家屋の柱や土台等の接合部を補強する家屋補強システム施工の販売を開始 |
3月 |
福島県耶麻郡猪苗代町に猪苗代総合研修センターを新設 |
4月 |
お客様満足度のさらなる向上を目指すため、お客様相談室を新設 |
6月 |
㈱伊万里ブルワリー(旧㈱伊万里製作所)を子会社化 |
2005年10月 |
基礎の亀裂補修を図ると共に、表面劣化を抑制する基礎補修施工の販売を開始 |
2006年6月 |
経済産業省の「2006年度サービスロボット市場創出支援事業」に当社「シロアリ防除のロボット化」が採択され、研究開発を開始 |
7月 |
日本における白蟻防除の必要性を広く認知してもらうため、白蟻探知能力を持つ「シロアリ探知犬」をアメリカから導入 |
2007年9月 |
耐震補強施工「アサンテ耐震システム」を独自開発し、財団法人日本建築防災協会(現、一般財団法人日本建築防災協会)の技術評価を取得 |
2008年11月 |
経営戦略の精度向上や、年度計画の策定・推進・管理等の効率化を図るため、決算期を8月から3月に変更 |
2009年4月 |
住宅事業部を廃止し、HA事業部(現、HA営業推進部)にその業務を統合 |
6月 |
前代表取締役社長の宗政誠が社団法人日本訪問販売協会(現、公益社団法人日本訪問販売協会)の監事に就任 |
7月 |
子会社㈱伊万里製作所を吸収合併し、伊万里工場と改称 |
10月 |
太陽光発電システムの需要拡大に伴い、本格販売開始 |
2010年4月 |
エコ事業推進部を新設し、太陽光発電システムとリフォームの業務をHA事業部(現、HA営業推進部)より移管 |
10月 |
トコジラミ被害への対策として、トコジラミ探知能力を持つ「トコジラミ探知犬」をアメリカから導入 |
2013年3月 |
東京証券取引所市場第二部へ上場 |
6月 |
エコ事業推進部を廃止し、HA事業部(現、HA営業推進部)にその業務を統合 |
2014年4月 |
東京証券取引所市場第一部指定 |
2015年2月 |
お客様とのリレーション強化や営業活動のバックアップを推進するため、サービス審査室(現、お客様相談室サービス審査課)を新設 |
3月 |
三ヶ日総合研修センターを建替え |
2019年1月 |
高断熱施工の販売を本格開始 |
2020年6月 |
代表取締役社長の宮内征が公益社団法人日本訪問販売協会の監事に就任 |
7月 |
株式会社ハートフルホームを子会社化 |
2022年4月 |
東京証券取引所プライム市場へ移行 |
8月 |
自動消火装置ケスジャンの販売を開始 |
事業内容
アサンテは、主に既存木造家屋を対象としたサービスを提供している企業です。その主力サービスには、「白蟻防除」、「湿気対策」、「地震対策」の各種施工が含まれます。これらのサービスは、住宅の長期的な保全と安全を目的としており、特に日本のような地震が多い国では非常に重要です。
加えて、アサンテは住宅リフォームやゴキブリ・ネズミ等の害虫・害獣防除といったサービスも手がけています。これらのサービスは、住宅の快適性を高めるだけでなく、衛生的な環境を保つためにも欠かせません。
同社は、農協等との提携を通じて営業活動を展開しており、全国農業協同組合連合会や生活協同組合など、幅広い組織と連携しています。このような提携は、アサンテのサービスがより多くの顧客に届けられるよう支援しています。
アサンテの事業セグメントは、住宅の保全と改善に焦点を当てたものであり、そのサービスは家屋の耐久性向上、生活環境の改善、そして最終的には住宅所有者の満足度向上に寄与しています。
経営方針
アサンテは、住宅の長寿命化と安全性向上を目指し、既存木造家屋を対象としたサービスを提供している企業です。同社の成長戦略は、顧客満足度の向上、環境と社会への貢献、誠実な経営の推進、優秀な人材の育成、従業員満足度の向上、そして持続的な発展の実現に焦点を当てています。これらの方針を通じて、営業エリアやサービス分野の拡大を目指し、経営効率の向上と中長期的な企業価値の向上を追求しています。
具体的には、お客様に喜ばれる最高のサービスと卓越した技術の提供、既存住宅の長寿命化を推進し環境問題などの社会課題の解決、コンプライアンスを重視した誠実な企業経営、社会に貢献できる人材の育成、そして一人ひとりの従業員がイキイキと働ける環境の実現に努めています。
中期経営計画においては、2024年3月期を初年度とし、2026年3月期に売上高157億円、営業利益18億円、親会社株主に帰属する当期純利益11億円を目標としています。この計画は、毎期見直すローリング方式で進められます。
対処すべき課題としては、営業推進基盤・体制の強化、生産性の向上、お客様視点に立ったサービスの拡充、人的資本の開発・活用、そして事業活動を通じた社会課題解決への貢献が挙げられます。これらの課題に対して、アサンテは、提携を基本とした営業エリアの拡充、デジタル化や業務の合理化による営業力の強化、高付加価値サービスの設計と拡販、人材教育体制の拡充、環境保護や災害時の人的被害抑制への貢献など、多角的なアプローチで取り組んでいます。