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ニッキJP:6042
沿革
1932-02 | 資本金4万円で㈱日本気化器製作所を創立、わが国唯一の気化器専門工場として発足 |
1933-03 | 自動車及び航空機エンジン用気化器を開発 |
1951-03 | 自動車及び農業エンジン用気化器、燃料ポンプを開発 |
1952-03 | 資本金を2千万円に増資 |
1960-01 | 資本金を5千万円、10月に1億円に増資 名古屋、広島に出張所開設 第2工場完成 |
1961-07 | 本社工場完成 |
1961-08 | 資本金を1億5千万円に増資 |
1961-10 | 東京証券取引所市場第二部に株式上場 |
1962-03 | 資本金を2億5千万円に増資 |
1963-03 | 自動車用LPGキャブレーション装置を開発 |
1963-09 | 神奈川県厚木市に工場敷地を入手 |
1964-12 | 資本金を5億円に増資 四連二段作動気化器を開発 |
1967-04 | 厚木工場を建設、9月より操業開始 |
1974-11 | 田島精密工業㈱(連結子会社)の株式取得 |
1978-06 | ㈱日気サービスの株式取得 |
1978-09 | 本社工場に技術本館完成 |
1984-03 | 自動車用電子燃料噴射装置開発 |
1987-03 | 自動車エンジン用各種ECUを開発 |
1988-05 | 品川工場を厚木工場へ集約実施 |
1989-10 | ニッキ・テクノ㈱(連結子会社)の株式取得 |
1990-01 | 品川本社ビル完成 |
1994-10 | 本社を東京都品川区より神奈川県厚木市に移転 |
1995-10 | 中華人民共和国に瀋陽日新気化器有限公司(連結子会社)を設立 |
1998-01 | 米国にNIKKI AMERICA,INC.(連結子会社)を設立 |
2001-10 | ㈱ニッキに商号を変更 |
2004-09 | ガス自動車用燃料供給システムの開発、製造、販売、排ガス試験認証取得を行う専門子会社「㈱ニッキ ソルテック」を設立 |
2005-06 | 大韓民国にNIKKI KOREA CO.,LTD.(非連結子会社)を設立 |
2005-11 | 米国にNIKKI AMERICA FUEL SYSTEMS,LLC(連結子会社)を設立 |
2009-04 | ㈱ニッキ ソルテックが㈱日気サービスを吸収合併したことに伴い㈱ニッキ ソルテック サービス(連結子会社)へ商号を変更 |
2011-08 | インド共和国にNIKKI INDIA FUEL SYSTEMS PRIVATE LIMITED(連結子会社)を設立 |
2013-08 | タイ王国にNIKKI(THAILAND)CO.,LTD.(連結子会社)を設立 |
2016-05 | インド工場を拡張 |
2022-01 | NIKKI AMERICA,INC.(連結子会社)が、NIKKI AMERICA FUEL SYSTEMS,LLC(連結子会社)を吸収合併 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 |
2022-09 | 新本社工場完成 |
2023-09 | ㈱神奈川精工(連結子会社)の株式取得 |
事業内容
ニッキとそのグループ会社(ニッキおよび子会社8社、関連会社2社)は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業としては、ガス機器、汎用機器、自動車機器の製造と販売、そして不動産賃貸が挙げられます。
ガス機器事業では、ECU(電子制御装置)、インジェクター及び噴射システム、ミキサ、ベーパーライザ、レギュレータなどを製造しています。これらの製品は、ニッキ、瀋陽日新気化器有限公司、NIKKI (THAILAND) CO.,LTD.によって製造され、ニッキおよび㈱ニッキ ソルテック サービス、瀋陽日新気化器有限公司、NIKKI KOREA CO.,LTD.が販売を担当しています。
汎用機器事業では、農業用、産業用の汎用気化器、船舶用気化器、二輪用噴射システムを提供しています。これらは、ニッキ、瀋陽日新気化器有限公司、NIKKI INDIA FUEL SYSTEMS PRIVATE LIMITEDが製造し、ニッキ、瀋陽日新気化器有限公司、NIKKI AMERICA,INC.によって販売されています。
自動車機器事業では、スロットルボディ、気化器、アクセルワイヤユニット、アクチュエータなどを製造しており、ニッキ、ニッキ・テクノ㈱、NIKKI INDIA FUEL SYSTEMS PRIVATE LIMITEDが製造し、ニッキ、㈱ニッキ ソルテック サービス、NIKKI INDIA FUEL SYSTEMS PRIVATE LIMITEDが販売を行っています。
不動産賃貸事業では、ニッキが所有する不動産を賃貸しています。これにより、安定した収益基盤の一翼を担っています。
これらの事業セグメントは、ニッキグループの多角的な事業展開を示しており、製造から販売、不動産管理に至るまで、幅広い分野で事業を展開しています。
経営方針
ニッキは、合理性と透明性の高い経営を目指し、企業価値の向上と社会からの信頼獲得を目標に掲げています。また、環境保全への取り組みや先端技術の開発、人材の多様性を重視する経営理念を基に、時代や市場のニーズに応じた業務の変革に挑戦しています。中長期的な経営戦略として、収益改善施策の実行、成長事業への経営資源の集中と選択、安定的な収益基盤の構築を進めています。
ニッキは、売上高営業利益率、売上高経常利益率、自己資本比率、自己資本利益率(ROE)を重要な経営指標と位置付け、その向上に努めています。経営環境の不透明さが続く中、事業構造改革の継続進展やコスト削減、生産性向上による収益性の改善・向上に取り組んでいます。
特に、自動車業界が大変革期を迎える中、ニッキは電動系・メカトロ関連事業、FCV・水素関連事業を将来の主力事業と位置付け、これらの新規事業への経営資源の集中的な投入と優先的な取り組みを展開しています。2021年度からスタートした3年間の中期経営計画では、外部環境の変化に適切に対応し、新規事業の創出を最優先課題として全社を挙げて対応しています。
ニッキグループは、ガス機器、汎用機器、自動車機器の製造販売、不動産賃貸など多岐にわたる事業を展開しており、これらの事業を通じて、多角的な事業展開を図りながら、新たな成長戦略を推進しています。