アイ・アールジャパンホールディングスJP:6035

時価総額
¥142.2億
PER
IR・SRコンサルティング、ディスクロージャーコンサルティング、データベースサービスを提供し、投資銀行業務や証券代行事業も展開する企業。

事業内容

アイ・アールジャパンホールディングスは、アイ・アールジャパン、JOIB、BCSの3つの連結子会社と共に事業を展開しています。主な事業はIR(投資家向け広報)とSR(株主向け広報)活動に特化したコンサルティングで、単一セグメントで運営されています。

アイ・アールジャパンは、上場企業に対してIR・SR活動を支援するために、「IR・SRコンサルティング」、「ディスクロージャーコンサルティング」、「データベース・その他」の3つのサービスを提供しています。これにより、企業と投資家・株主の関係を強化します。

IR・SRコンサルティングでは、実質株主判明調査や議決権賛否シミュレーション、コーポレートガバナンス・コンサルティング、プロキシー・アドバイザリーなどを提供しています。これにより、企業の株主総会やガバナンスに関する戦略的な支援を行います。

ディスクロージャーコンサルティングでは、アニュアルレポートや統合報告書の作成支援、企業再編時の英文開示書類の作成などを行います。これにより、企業の情報開示をサポートします。

データベース・その他のサービスには、IR活動総合サポートシステム「IR-Pro」やアナリストネットワーク、個人株主向けアンケートサービス「株主ひろば」が含まれます。これにより、企業のIR活動を効率的に支援します。

JOIBは、M&Aや企業再編に特化したフィナンシャル・アドバイザリー業務を提供し、BCSはバックオフィス業務を受託して業務効率化を図っています。これにより、アイ・アールジャパンの事業基盤を強化しています。

経営方針

アイ・アールジャパンホールディングスは、独立性を重視し、上場企業と投資家を結ぶ橋渡し役としての役割を果たしています。同社は「信頼・誇り・夢」を社是とし、公正な資本競争力の向上を企業使命としています。この使命を実現するため、IR・SR活動の早期察知と具体的なアクションプランの提案を行動規範としています。

同社は、マーケットシェア、営業利益、1株当たり当期純利益(EPS)の向上を重要な経営指標としています。これにより、企業の持続的な成長を目指し、グローバルな資本経済の発展に貢献しています。中長期的な経営戦略として、エクイティ・コンサルティング機能の強化を進めています。

アイ・アールジャパンホールディングスは、エクイティ・コンサルティングの普及を重要課題としています。株主との対話の必要性が増す中、同社は株式議決権に関わるコンサルティングを強化し、企業価値向上アドバイザリーやB/Sシミュレーションなどの高度なサービスを提供しています。

また、PA/FA業務の拡大も進めています。資本市場の制度改正に伴い、経営支配権や企業再編に関するニーズが高まる中、同社はM&Aに特化した専門的なサービスを提供し、企業の持続的成長を支援しています。

さらに、付加価値のある証券代行サービスの提供にも注力しています。革新的なサービスを展開し、時代のニーズに応えた証券代行サービスを提供することで、企業の株主名簿管理をサポートしています。

最後に、人的資源の拡充を図っています。専門性の高いコンサルティングサービスを提供するため、優秀な人材の確保と育成に力を入れています。社内勉強会や研修を通じて、社員のスキル向上を図り、組織全体のボトムアップを目指しています。