- 日本企業
- サイジニア
サイジニアJP:6031
沿革
2005年8月 |
サイジニア有限会社を北海道江別市に設立 |
2007年3月 |
東京都品川区に本社移転 |
2007年4月 |
サイジニア株式会社へ組織変更 |
2008年5月 |
「デクワス.RECO」サービス開始 |
2010年10月 |
「デクワス.AD」サービス開始 |
2012年7月 |
京セラコミュニケーションシステム株式会社と業務提携を実施 |
2012年9月 |
「デクワス.DSP」サービス開始 |
2014年2月 |
「デクワス.POD」サービス開始 |
2014年12月 |
東京証券取引所マザーズに上場 |
2015年4月 |
東京都港区に本社移転 |
2015年9月 |
「デクワス.POD」に関する特許を取得 |
2016年10月 |
「デクワス.CAMERA」サービス開始 |
2017年2月 |
ファッションAIアプリ「PASHALY(パシャリィ)」をリリース |
2017年9月 |
「デクワス.VISION」サービス開始 |
2018年2月 |
「デクワス.AD スタートパック」サービス開始 |
2018年8月 |
クルーズ株式会社と業務提携を実施 |
2018年8月 |
株式会社Yextのパートナーとしてデジタルナレッジマネジメント事業を開始 |
2019年5月 |
「デクワス・マイビジネス」サービス開始 |
2020年1月 |
EC商品検索やレビュー機能を開発・販売するZETA株式会社と資本業務提携 |
2020年3月 |
「KANADE DSP」を開発・運営するデクワス株式会社を子会社化(現 連結子会社) |
2020年8月 |
「デクワス・マイビジネス」の販売パートナー制度を開始 |
2021年7月 |
ZETA株式会社を株式交換により完全子会社化(現 連結子会社) |
2023年2月 |
株式会社サイジニアアドバンスド研究所を設立(現 連結子会社) |
事業内容
サイジニアは、自社および連結子会社3社で構成される企業グループであり、人工知能技術とビッグデータ解析技術を駆使して、顧客のマーケティング活動を支援するデジタルマーケティングソリューション事業を展開しています。この事業は「パーソナライズ」をキーワードに、消費者一人ひとりの属性や購買・行動履歴に基づいた最適化されたサービスやコンテンツを提供することを目指しています。
サイジニアのサービスは大きく「ネット広告サービス」と「CX改善サービス」の2つに分類されます。ネット広告サービスでは、「デクワス.AD」と「KANADE DSP」が主なサービスで、これらはWebサイト訪問者の興味や購買意欲を引き出すパーソナライズされた広告の表示を可能にします。特に「デクワス.AD」は、訪問者の属性や行動履歴に基づいて最適化されたバナー広告を生成し、ECサイトなどの運営企業が主な顧客です。
一方、CX改善サービスでは、「ZETA CX」各種ソリューション、「デクワス.RECO」、「デクワス.VISION」、「デクワス.MYBUSINESS」などが提供されており、これらはECサイトの内検索機能の向上や、ユーザー一人ひとりに合わせた情報提供を通じて、購買体験の向上とコンバージョンアップを目指します。また、「デクワス.MYBUSINESS」では、デジタルナレッジマネジメント(DKM)サービスを通じて、企業が自社の情報を正確に管理・最適化し、広く発信することを支援しています。
サイジニアは、これらのサービスを通じて、顧客企業のデジタルマーケティング活動を幅広く支援しており、特にECサイト運営事業者や大量の商品・物件情報を保有する企業が主な顧客となっています。
経営方針
サイジニアは、デジタルマーケティングソリューション領域で国内No.1を目指し、企業と消費者のエンゲージメントを高めることに注力しています。同社は、株主、顧客、社員など全てのステークホルダーの視点に立った経営を行い、企業価値の最大化を目指しています。経営指標に特定の目標を設けず、業容拡大と経営基盤の安定化を通じて収益率の向上を課題としています。
経営環境として、新型コロナウイルスの影響やロシアのウクライナ侵攻による資源価格の高騰など、不透明な状況が続いていますが、非接触型ソリューションの需要増加により、国内BtoCおよびBtoBのEC市場は拡大傾向にあります。このような市場環境の中、サイジニアはCX改善サービスに注力し、新製品の引き合い増加などにより、売上高と利益が好調に推移しています。
中長期的な経営戦略として、サイジニアは成長性の高いCX改善サービスに経営資源を集中させ、新サービスの投入、有力クライアントへの複数サービス導入、提携やM&Aによる事業領域の拡大、AIなど先端技術の活用及び知的財産戦略の加速を通じて、さらなる成長と発展を目指しています。また、サービスの選択、データの管理と活用、投資など、事業上及び財務上の課題にも積極的に取り組んでいます。
サイジニアは、デジタルマーケティングの分野で顧客企業のマーケティング活動を支援し、特にECサイト運営事業者や大量の商品・物件情報を保有する企業を主な顧客としています。同社は、ネット広告サービスからCX改善サービスへのシフトを図り、デジタルマーケティングソリューション事業のさらなる成長を目指しています。