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三浦工業JP:6005
沿革
1927年12月 |
精麦・精米機の製造・販売のため、愛媛県松山市において三浦製作所を創業。 |
1959年5月 |
各種ボイラ・精麦・精米機の製造のため、愛媛県松山市宮田町に株式会社三浦製作所(資本金2百万円、代表取締役社長 三浦保)を設立。 |
1960年10月 |
小型貫流ボイラの製造開始。 |
1963年11月 |
東京営業所(東京都港区)を開設。 |
1965年1月 |
本社を宮西工場(愛媛県松山市宮西町)内に移転し、宮田工場を閉鎖。 |
1966年1月 |
名古屋営業所(名古屋市中村区)を開設。 |
4月 |
大阪営業所(大阪市東淀川区)を開設。 |
1967年5月 |
舶用補助ボイラの製造開始。 |
1970年2月 |
愛媛県松山市堀江町に三浦工業株式会社(資本金30百万円)を設立し、営業部門を分離。 |
4月 |
現在地に新工場(愛媛県松山市堀江町)を建設し、本社も同時に移転。宮西工場を閉鎖。 |
1972年12月 |
三浦工機株式会社(愛媛県西予市)を設立。 |
1978年5月 |
三浦工業株式会社を吸収合併。商号を三浦工業株式会社に変更。 |
7月 |
メディカル機器の製造開始。 |
1981年5月 |
額面金額変更のため、ミウラ産業株式会社に吸収合併、商号を三浦工業株式会社に変更。 |
1982年2月 |
三川工業株式会社(愛媛県東温市、三浦精機株式会社に商号変更)を設立。 |
4月 |
川内工場(愛媛県東温市)を新設。 |
9月 |
韓国ミウラ工業株式会社(韓国 ソウル特別市)に出資。 |
12月 |
大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。 株式会社サンケミ(愛媛県東温市)を設立。 |
1984年12月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1986年2月 |
食品加工機器の販売開始。 |
1987年6月 |
MIURA BOILER CO.,LTD.(カナダ オンタリオ州)を設立。 |
1988年2月 |
三浦鍋爐股份有限公司(台北市)を設立。 |
7月 |
株式会社ゼットシステム(愛媛県松山市)を設立。 |
1989年2月 |
オンラインメンテナンス業務の開始。 |
10月 |
東京、大阪両証券取引所市場第一部銘柄に指定。 脱酸素装置の販売開始。 |
11月 |
本社ビル完成。 |
1990年1月 |
三浦テクノ株式会社(愛媛県松山市)を設立。 |
1991年3月 |
MIURA BOILER CO.,LTD.の販売子会社としてMIURA BOILER USA INC.(米国 シカゴ)及びMIURA BOILER WEST,INC.(米国 ロサンゼルス)を設立。 |
7月 |
決算期を4月30日から3月31日に変更。 |
11月 |
北条工場(愛媛県松山市)を新設。 |
1992年12月 |
北条工場内に三浦環境科学研究所を新設。 |
1993年5月 |
上海三浦鍋爐有限公司(中国 上海市)に出資。 |
12月 |
MIURA BOILER WEST INC.がMIURA BOILER USA INC.を吸収合併。 |
1995年4月 |
株式会社三浦マニファクチャリング(愛媛県松山市)を設立。 三浦マシン株式会社(愛媛県松山市)を設立。 |
1996年6月 |
第三者割当増資に伴い、MIURA BOILER WEST INC.を三浦工業株式会社の子会社へ移行。 |
1998年4月 |
三浦環境マネジメント株式会社(愛媛県松山市)を設立。 |
7月 |
三浦エヌピー株式会社(愛媛県松山市)を設立。 |
1999年11月 |
三浦高輪ビル完成。東京支店(東京都港区)を移転。 |
12月 |
本社開発・製造部門と東京・名古屋・大阪の営業・メンテナンス部門がISO9001認証取得。 |
2001年2月 |
三浦環境科学研究所がISO/IEC17025の認定を取得。 |
2003年1月 |
MIURA BOILER WEST INC.をMIURA BOILER INC.に商号変更。 |
2004年2月 |
技術開発センター完成。 |
4月 |
会社分割により株式会社三浦プロテック(愛媛県松山市)及び三浦インターナショナル株式会社(愛媛県松山市)を設立。 |
9月 |
三浦工業設備(蘇州)有限公司(中国 蘇州市)を設立。 |
2006年9月 |
北条工場内に水処理装置、食品機器、メディカル機器の組立工場新設。 |
12月 |
株式会社ゼットシステムを吸収合併。 |
2007年2月 |
三浦大阪ビル完成。大阪支店(東大阪市)を移転。 三浦グループ本社・北条工場がISO14001認証取得。 |
4月 |
北条工場内に小型貫流ボイラ塗装・組立工場新設。本社工場内から移転。 |
2008年4月 |
株式会社三浦プロテック及び三浦インターナショナル株式会社を吸収合併。 株式会社ミウラ・エス・エーを子会社化。 |
5月 |
MIURA MANUFACTURING AMERICA CO.,LTD.(米国 ジョージア州)を設立。 |
12月 |
三浦工業設備(蘇州)有限公司が、上海三浦鍋爐有限公司を吸収合併。 |
2009年4月 |
MIURA BOILER INC.をMIURA NORTH AMERICA INC.に商号変更。 |
5月 |
MIURA SOUTH EAST ASIA PTE.LTD.の子会社として、PT.MIURA INDONESIA(インドネシア 西ジャワ州)を設立。 |
12月 |
北条工場内に電気機器生産工場を新設。 |
2010年3月 |
北条工場内に水処理製品生産工場を新設。 |
4月 |
韓国ミウラ工業株式会社の子会社として、MIURA MANUFACTURING KOREA CO.,LTD.(韓国 天安市)を設立。 株式会社サンケミを三浦アクアテック株式会社に商号変更。 |
5月 |
株式会社三浦マニファクチャリングが三浦エヌピー株式会社を吸収合併。 |
2011年3月 |
MIURA BOILER MEXICO S.A.DE C.V.(メキシコ メキシコ州)を設立。 |
2012年2月 |
株式会社丹波工業所(埼玉県さいたま市)を子会社化。 |
4月 |
MIURA BOILER DO BRASIL LTDA.(ブラジル サンパウロ州)を設立。 |
2013年1月 |
MIURA BOILER CO.,LTD.をMIURA CANADA CO.,LTD.に商号変更。 |
3月 |
PT.MIURA INDONESIAが工場(インドネシア 西ジャワ州)を新設。 |
7月 |
韓国ミウラ工業株式会社が工場(韓国 天安市)を新設。 |
2014年7月 |
韓国ミウラ工業株式会社がMIURA MANUFACTURING KOREA CO.,LTD.の全株式を売却し、子会社から除外。 |
8月 |
MIURA INDUSTRIES (THAILAND) CO.,LTD.(タイ チャチューンサオ県)を設立。 |
9月 |
北条工場内に水処理薬品工場を新設。 |
10月 |
MIURA NETHERLANDS B.V.(オランダ アムステルダム市)を設立。 |
12月 |
北条工場内にコンポーネンツ工場を新設。 |
2015年2月 |
MIURA INTERNATIONAL AMERICAS INC.(米国 ジョージア州)を設立。 |
3月 |
MIURA TURKEY HEATING SYSTEMS INDUSTRY CO.,LTD.(トルコ イスタンブール市)を設立。 三浦鍋爐股份有限公司が工場(台南市)を新設。 |
4月 |
株式会社三浦マニファクチャリングが三浦テクノ株式会社と三浦精機株式会社を吸収合併。 MIURA NORTH AMERICA INC.がMIURA MANUFACTURING AMERICA CO.,LTD.を吸収合併、商号をMIURA AMERICA CO.,LTD.に変更。 |
2016年4月 |
MIURA SOUTH EAST ASIA HOLDINGS PTE.LTD.(シンガポール)を設立。 MIURA SOUTH EAST ASIA PTE.LTD.をMIURA SINGAPORE CO PTE.LTD.に商号変更。 |
2017年2月 |
ミウラジョブパートナー株式会社(愛媛県松山市)を設立。 三浦工業設備(蘇州)有限公司を三浦工業(中国)有限公司に商号変更。 |
6月 |
北条工場内に多目的工場を新設。 |
7月 |
MLE株式会社(愛媛県松山市)を設立。 MLE株式会社が株式会社アイナックス稲本ホールディングス(東京都品川区)の全株式を取得し、同社及びその子会社であるアイナックス稲本株式会社(東京都品川区)を子会社化。 |
2018年3月 |
三浦鍋爐股份有限公司を台湾三浦工業株式会社に商号変更。 |
4月 |
アイナックス稲本株式会社が株式会社アイナックス稲本ホールディングスを吸収合併。 |
6月 |
本社工場内に法人向けショールーム「ミウラ愛ランド」を新設。 |
7月 |
MLE株式会社を吸収合併。 |
2019年4月 |
株式会社三浦マニファクチャリングが三浦マシン株式会社を吸収合併。 |
8月 |
三浦工業(中国)有限公司の子会社として、三浦工業(香港)有限公司(中国 香港)を設立。 |
10月 |
MIURA SOUTH EAST ASIA HOLDINGS PTE.LTD.の子会社として、MIURA BOILER MALAYSIA SDN.BHD.(マレーシア クアラルンプール)を設立。 |
2020年2月 |
北日本ボイラ株式会社(北海道札幌市)の全株式を取得し、同社を子会社化。 |
8月 |
三浦工業(中国)有限公司がガス焚きボイラ製造用新工場(中国 蘇州市)を新設。 |
2022年1月 |
コベルコ・コンプレッサ株式会社(東京都品川区)の株式49%を取得。(現・持分法適用会社) |
4月 |
株式会社ヤブサメ(福岡県北九州市)の株式を50%取得し、同社及びその子会社であるハヤブサメンテナンス株式会社(福岡県北九州市)を子会社化。 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
2023年1月 |
MIURA BANGLADESH CO., LTD.(バングラデシュ)を設立。 |
3月 |
コラボット株式会社(東京都文京区)の株式50%を取得。(現・持分法適用会社) |
事業内容
三浦工業は、自社および連結子会社28社、持分法適用会社2社から成るグループで、ボイラ、ランドリー機器、関連機器の製造販売とメンテナンスを主な事業としています。事業内容は大きく分けて、国内機器販売、国内メンテナンス、国内ランドリー事業、海外機器販売、海外メンテナンスの5つのセグメントに区分されます。
国内機器販売事業では、蒸気ボイラや温水ボイラ、熱媒ボイラなどの各種ボイラ類、舶用補助ボイラ、バラスト水処理装置、舶用廃油焼却炉、蒸気駆動エアコンプレッサ、熱回収式電動エアコンプレッサ、未利用熱活用ヒートポンプなど、幅広い製品を提供しています。
国内メンテナンス事業では、有償保守管理契約、点検契約、舶用有償保守点検、有償メンテナンス、エネルギー管理システム、リースレンタル、各種部品の提供を行っています。
国内ランドリー事業では、連続式洗濯機、脱水機、小型から特殊大型までの洗濯機、乾燥機、コインランドリー向け機器、ドライ機、アイロナー、フォルダー、仕上げ機、包装機、搬送システムなど、ランドリー関連の幅広い製品とサービスを提供しています。
海外機器販売事業と海外メンテナンス事業では、国内事業と同様の製品・サービスを世界各国で展開しており、蒸気ボイラ、温水ボイラ、熱媒ボイラ、廃熱ボイラ、排ガスボイラ、蒸気駆動エアコンプレッサ、軟水装置、ボイラ用薬品、ボイラ水処理システム、蒸気滅菌器、真空冷却機、真空解凍装置などの製品を提供し、有償保守管理契約、点検契約、有償メンテナンス、各種部品の提供を通じて、グローバルに事業を展開しています。
経営方針
三浦工業は、熱・水・環境の分野で社会に貢献することを企業理念として掲げ、エネルギーの有効利用や環境関連分野での製品・サービス提供を通じて、世界中の顧客に価値を提供しています。同社は、スーパーメンテナンス会社を目指し、国内外での事業拡大と収益力の向上に努めています。具体的には、国内では独自技術によるトータルソリューションの提供を進化させ、海外では省エネルギーと環境保全の提案を通じて事業基盤を強化しています。また、新製品の開発や品質の追求にも注力し、企業ブランドの浸透を図っています。
中期経営計画では、中長期的な企業価値向上を目指し、ESG経営への取り組みや働き方改革、IT技術の活用による生産性向上など、グループの成長基盤を強化する方針です。これらの取り組みは、ローリング方式による毎年の見直しを通じて、事業環境の変化に柔軟に対応しています。
さらに、同社はグローバル化の推進、テクノサービスを通じた世界のベストパートナー企業を目指すこと、そして社員の潜在能力を最大限に発揮できる職場作りを目指しています。これらの経営指針は、同社が直面する経済環境の不透明さや新型コロナウイルス感染症の影響など、外部環境の変化に対応しながら、持続的な成長と収益性の向上を目指すためのものです。
三浦工業は、新製品・新サービスの開発、海外での日本のビジネスモデル展開、トータルソリューションによる事業拡大、働き方改革への取り組みなど、多角的な戦略を通じて、企業価値の最大化と社会的責任の達成を目指しています。