日本発條JP:5991

時価総額
¥5357.3億
PER
11.8倍
懸架ばね、シート、精密部品の自動車関連部品製造販売を中心に、情報機器関連製品や物流サービスも展開する企業。

事業内容

日本発條は、主に自動車関連部品の製造販売を行う企業で、懸架ばね、シート、精密部品などを手がけています。さらに、情報機器関連の製品・部品の製造販売や、物流サービスも提供しています。日本発條グループは、国内外に67社の子会社と9社の関連会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。

懸架ばね事業では、コイルばね、板ばね、スタビライザなどを製造販売しています。国内では日本発條株式会社やニッパツ機工株式会社などが主要な会社です。海外では、NHKスプリングタイランド社やNHKオブアメリカサスペンションコンポーネンツ社などが活動しています。

シート事業では、自動車用シートやシート用機構部品を製造販売しています。国内では日本発條株式会社や株式会社アイテスが主要な会社です。海外では、NHKスプリングタイランド社やNHKシーティングオブアメリカ社が活動しています。

精密部品事業では、HDD用機構部品や線ばね、薄板ばねなどを製造販売しています。国内では日本発條株式会社や日発精密工業株式会社が主要な会社です。海外では、NHKスプリングタイランド社やNHKスプリングプレシジョンオブアメリカ社が活動しています。

DDS事業では、HDD用サスペンションや半導体検査用プローブユニットを製造販売しています。国内では日本発條株式会社が主要な会社です。海外では、NHKスプリングタイランド社や日發科技有限公司が活動しています。

産業機器ほか事業では、半導体プロセス部品やセラミック製品、ばね機構品などを製造販売しています。国内では日本発條株式会社や横浜機工株式会社が主要な会社です。海外では、NHKマニュファクチャリングマレーシア社が活動しています。

経営方針

日本発條は、持続的な成長を目指し、2026年度を最終年度とする中期経営計画「2026中計」を推進しています。この計画では、「人を大切にし、社会へ貢献する」「サステナビリティ活動の更なる推進」をスローガンに掲げ、企業価値と収益力の向上を目指しています。

同社は、自動車の電動化や情報通信の高度化に対応し、安定的な収益基盤の確立を目指しています。また、カーボンニュートラルなどの社会課題に積極的に取り組み、持続可能な社会への貢献を目指しています。これにより、ステークホルダーの期待に応え、信頼される企業集団を目指しています。

2025年度は「2026中計」の2年目にあたり、「人の価値」「社会的価値」「経済的価値」「製品の価値」の4つの価値を掲げ、これらの好循環を作り出すことで、企業価値の向上に取り組んでいます。特に、従業員やステークホルダーを大切にし、社会課題の解決に貢献することを重視しています。

日本発條は、2026年度までに売上高8,500億円、営業利益520億円、ROE10%以上を目標としています。自動車関連市場と情報通信関連市場での増収を計画し、自動化推進や生産性改善を通じて利益率の向上を目指しています。これにより、持続的な成長を実現しようとしています。