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オーネックス【JP:5987】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
オーネックスは、金属の熱処理加工と運送を主に手がける企業グループです。主力は金属熱処理で、同社は自社と連結子会社とともに加工サービスを行っています。
主要な顧客は部品を扱う製造業などで、同社は受注に応じて熱処理加工を請け負い、そのサービス収入を中心に売上を得ています。運送事業は加工品の配送を担い、グループ内の物流を補うとともに収益の一部を支えています。
事業は「金属熱処理加工事業」と「運送事業」の二つのセグメントに分かれており、これは同社の連結財務上の区分と一致します。金属熱処理は部品の強度や耐久性を高める工程を中心に、運送事業は一般貨物の輸送許可に基づき加工品の引き渡しや納品を担っています。
経営方針
オーネックスは成長戦略の柱として「熱処理技術力の向上」「事業展開の柔軟化」「提案型営業」「IT活用による働き方改革」「人材育成」の五つを掲げ、これらを通じて持続的に企業価値を高めることを目指しています。事業面では金属熱処理加工が主力であり、需要環境の変化に対応するために生産拠点の最適化を進めています。具体的には山口工場の第二工場を閉鎖して第一工場へ生産を集約し、東松山工場と厚木工場は一体運営を継続するなど、収益性の強化と安定した供給体制の確立を同社は目指しています。
重点投資分野としては熱処理設備の高度化と生産の自動化に資本投下を行い、段取り削減やサイクルタイム短縮による生産性向上を進めています。加えて品質管理の強化を掲げ、不良品の発生を限りなくゼロに近づける取り組みを継続しており、認証基準を満たすだけでなくオーネックス独自の高い基準をつくることを目標としています。エネルギーコスト対策としては設備の機械化に加え、電力契約の見直しや拠点間の熱処理炉配置の最適化といったコスト構造分析も実行しており、同社は収益性の確立を図っています。
新市場開拓と事業拡大では、ロボットや産業機械といった成長分野へのシフトを見据え、近畿・東海エリアをカバーするオーネックステックセンター(三重県亀山市)を成長の拠点に位置づけ営業基盤の拡充を図っています。営業と工場が一体となった提案型営業を強化し、営業エリアの拡大や既存顧客との取引拡大に取り組んでいます。また運送事業では工場内の休憩所設置や雇用条件の改定でドライバー確保に努め、配車効率化やエコドライブによる燃費改善で収益体質の強化を同社は進めています。
技術革新への取り組みでは、新しい熱処理技術やカーボンニュートラルに寄与する設備の導入を推進しています。既に山口工場とオーネックステックセンターに自家消費型太陽光発電を導入しており、将来的には他工場への導入も検討、ペロブスカイト太陽電池などの新技術も注視しています。さらにITを活用したワークスタイル変革や人材の多能工化による技能継承を進め、工程ごとの問題点をデータで把握して改善計画を実行することで、同社は競争力のある技術基盤を築くことを目指しています。