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東プレJP:5975
事業内容
東プレは、プレス関連製品、定温物流関連製品、空調機器、電子機器の製造・販売を主な事業としています。これに加え、物流や研究などの関連サービスも展開しています。東プレグループは、18社の子会社と2社の関連会社で構成されています。
プレス関連製品事業では、国内外でプレス部品やプレス部品用金型を製造・販売しています。国内では東プレやその子会社が製造を担当し、販売は東プレが行っています。海外では、アメリカ、メキシコ、中国、タイ、インドの子会社が製造・販売を行っています。
定温物流関連事業では、冷凍・冷蔵車を製造し、販売は子会社のトプレックが担当しています。この事業は、食品や医薬品などの温度管理が必要な商品の輸送に重要な役割を果たしています。
その他の事業として、空調機器や電子機器の製造・販売を行っています。空調機器には、バブコンやクリーンルーム用機器、送風機、住宅用換気システムが含まれます。また、輸送事業は子会社の東邦興産が担当しています。
経営方針
東プレは、卓越した技術を駆使して製品・サービスを創造し、社会に貢献することを使命としています。経済的成果を追求するだけでなく、国際企業として高い倫理観と良識を持ち、社会から必要とされる企業を目指しています。株主や顧客、取引先からの信頼と期待に応え、社会とともに成長することを念頭に経営を実践しています。
東プレは、2024年度から2026年度を対象とした中期経営計画を策定しています。この計画では、2035年の創立100周年に向け、多様な技術で様々な顧客に商品を提供し続けることを目指しています。人材育成や働きやすい環境整備を重視し、多様性を意識した人材が活躍できる場を広げることを基本方針としています。
また、東プレは生産手段の効率化や技術革新を推進し、顧客が求める技術力を追求しています。サステナビリティの実現に向けて高い意識を持ち、グローバル企業として社会的責任を果たし続けることを目指しています。これにより、企業の競争力を向上させ、持続可能な成長を実現します。
経営環境としては、米中関係の緊張や地政学リスク、資源価格の高止まりなどの不確実性が続いています。特に自動車業界では、CASEやMaaSの進展により業界全体の再編が加速しています。東プレは、これらの動向に迅速に対応し、競争力のある製品・技術の提供を進めています。
東プレは、プレス関連事業でEV化が進む自動車業界に対応し、軽量・低コスト・環境配慮を実現する車体構造を提案しています。定温物流関連事業では、高品質な冷凍車の一貫生産体制を活かし、温度管理の高度化と電動化ニーズに対応しています。空調機器や電子機器部門でも、独自技術を活かした製品の開発・拡販を進めています。