TONEJP:5967

時価総額
¥140.6億
PER
16.4倍
作業工具類及び機器類の製造並びに販売の有力企業。子会社3社で構成。ハンドツールや産業用機器を主力製品として製造と販売を展開。販売体制を基盤とした地域別セグメントで展開。セグメント情報は第5の連結財務諸表注記に記載。

事業内容

TONEは、作業工具類及び機器類の製造並びに販売を主力とする企業です。同社は自社と3社の子会社でグループを構成し、産業や整備向けの工具や関連機器の生産・供給を行っています。

同社の主要顧客は、製造現場や自動車整備工場など工具を日常的に使う法人と、地域の販売代理店や卸売業者です。収益は主に製品の販売によるもので、販売網を通じた国内外の流通が売上の中心となっています。

事業は地域別の販売体制を基礎としたセグメントで管理しており、連結財務諸表の注記に掲げる区分と同じ区分で運営しています。製品ラインは各種の手工具や作業機器、保守用の部品などを含み、販売チャネルごとに供給とアフターサービスを行っています。

経営方針

同社は売上高と売上高営業利益率の向上を中長期の最重要指標と位置づけ、グループ(自社と3社の子会社)体制を活用して成長を図っています。マーケティング、製品開発、販売、生産・物流の最適化を通じて売上と利益を伸ばすことを目指しており、総合工具メーカーとしての地位確立を成長戦略の核としています。ブランド認知向上のためモータースポーツをはじめとする広告宣伝を強化し、新規顧客獲得による販路拡大を図ることも同社の方針です。

同社は生産力と品質管理への重点投資を行い、製作工期短縮や納期遵守、原価低減による競争力強化を目指しています。具体的には、生産効率の改善や徹底した品質管理体制の構築で経費圧縮に取り組むとともに、製品戦略・価格戦略・流通戦略・販売戦略(4P)を強化して販売チャネル別に最適な供給とアフターサービスを実施します。これにより既存市場での差別化を図ると同時に、代理店や卸売業者と連携した需要取り込みを進めます。

同社は海外展開を積極的に推進しており、欧州、中南米、東南アジア、インドなどの新規国市場へのアプローチを進めています。現地法人を最大活用し、特にベトナムと米国での事業展開計画を着実に進めることで、海外売上の拡大を図ることを目指しています。さらに、新たな顧客ニーズに応えるため製品ラインアップ拡充と販売網の現地最適化を進め、地域ごとの収益基盤を強化します。

同社は技術革新に重点を置き、「安全性」「信頼性」「作業効率化」をキーワードに研究開発を強化しています。特にトルク管理機器の開発を推進し、新技術の研究を通じて新分野への対応力を高めることを目指しています。加えて、優秀人材の採用と人材育成体制の確立に投資し、技術力とサービス力の両面で顧客満足度を向上させる具体的施策を実行します。