ダイニチ工業JP:5951

時価総額
¥168.7億
PER
11.9倍
暖房機器(石油、電気、ガス)や環境機器(加湿器、空気清浄機、燃料電池ユニット)、その他部品やコーヒー機器の製造・販売。

事業内容

ダイニチ工業は、主に暖房機器、環境機器、その他の製品の製造・販売を行っています。暖房機器には、石油暖房機器、電気暖房機器、ガス暖房機器が含まれ、家庭やオフィスでの快適な暖房環境を提供しています。

環境機器の分野では、加湿器や空気清浄機、燃料電池ユニットを手がけています。これらの製品は、室内の空気質を改善し、健康的な生活環境をサポートすることを目的としています。

その他の事業としては、部品の製造やコーヒー機器の販売も行っています。これにより、ダイニチ工業は多様なニーズに応える製品ラインナップを持ち、幅広い顧客層にサービスを提供しています。

経営方針

ダイニチ工業は、成長戦略として中核事業である石油暖房機器と加湿器事業に経営資源を集中し、専門メーカーとしての強みを活かしています。これにより、石油ファンヒーターと加湿器の市場で確固たる地位を維持しています。特に、高付加価値機種の売上比率を高めることで、収益性の向上を図っています。

同社は、研究開発部門を強化し、既存の燃焼技術や暖房技術を進化させ、新規分野での商品開発を推進しています。これにより、新たな商品群を育成し、持続的な成長を目指しています。また、売上高経常利益率10%以上を経営目標とし、収益性と経営効率の向上を図っています。

市場環境においては、石油暖房機器の買い替え需要が主流となり、市場拡大が難しい状況です。競争が激化する中で、ダイニチ工業は高収益体質への変革を進め、加湿器のシェアと収益性向上を目指しています。また、新規分野での商品開発とその育成も重要な課題としています。

同社は、地球環境への配慮を重視し、ISO14001に基づく環境方針を策定しています。環境負荷の低減と汚染予防に努め、品質と安全性の向上を継続的に追求しています。さらに、顧客ニーズに応じた商品開発と販売店との関係強化を進めています。

物流面では、納期短縮の要請に応えるため、情報共有化と配送体制の強化を図っています。これにより、販売機会の損失を低減し、効率的な出荷業務を実現しています。サービス面では、アフターサービスの迅速化と質の向上を目指し、顧客満足度の向上に努めています。

ダイニチ工業は、ITを活用したネットワーク構築により、情報の一元化と共有化を進めています。これにより、経営環境の変化に迅速に対応できる業務体制を強化し、信頼されるブランドの確立を目指しています。