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アルインコJP:5933
事業内容
アルインコは、建設用仮設機材の製造・販売・レンタルを主な事業としています。国内では、オリエンタル機材がアルインコの製品を販売し、双福鋼器が物流保管設備機器を製造販売しています。また、ウエキンは金属金型の設計・製作を行っています。海外では、蘇州アルインコ金属製品やALINCO(THAILAND)が製品を製造し、日本や中国、タイ、インドネシアなどで販売しています。
レンタル関連事業では、アルインコが製造した製品を自社運用資産としてレンタルしています。オリエンタル機材もレンタルを行い、東京仮設ビルトは足場工事を施工しています。タイではALINCO SCAFFOLDING(THAILAND)が、インドネシアではPT. ALINCO SCAFFOLDING INDONESIAがレンタル事業を展開しています。PT. ALINCO RENTAL INDONESIAは機材センターを賃貸し、SIAM ALINCOは出資を行っています。
住宅機器関連事業では、蘇州アルインコ金属製品や寧波特霊通金属製品が製造した製品をアルインコが販売しています。光モールはアルミ型材や樹脂モール材を販売し、シィップは昇降作業台を、エス・ティ・エスは測量機器を、昭和ブリッジ販売はアルミ製ブリッジを製造販売しています。阿禄因康健康科技はフィットネス機器の検品作業を受託しています。
電子機器関連事業では、アルインコが国内外で製造販売を行い、アルインコ富山も製造販売を行っています。アルインコ富山は加工・組立を受託し、東電子工業とモリヤマ茨城はプリント配線板を設計・製造販売しています。瀋陽アルインコ電子とALINCO ELECTRONICS VIETNAMは無線通信機器の開発・設計を受託しています。
経営方針
アルインコは、成長戦略として「中期経営計画2027」を掲げています。この計画は、2025年3月期から2027年3月期までの3年間を対象とし、コア事業の進化と事業ポートフォリオの再構築を目指しています。また、資本コストや株価を意識した経営の実現、連結配当性向目標40%に加え累進配当の実施を重点に置いています。
同社は、建設および住宅関連業界における人手不足や供給制約といった課題に対処しつつ、公共投資の堅調な推移を背景に、建設投資の増勢を見込んでいます。これにより、国内外での事業拡大を図り、持続的な成長を目指しています。
アルインコは、良質な製品・サービスを提供し、コンプライアンスに基づく企業活動を通じて適正な利益を確保することを目指しています。株主への利益還元を重視し、取引先や社員、地域住民の信頼に応えることで、社会的責任を果たし、永続的な発展を図ります。