文化シヤッターJP:5930

時価総額
¥1511.8億
PER
12.8倍
シャッターや住宅・ビル用建材の製造販売、保守点検・修理、住宅リフォーム、止水事業、太陽光発電システム、不動産賃貸など。

事業内容

文化シヤッターは、シャッター、住宅用建材、ビル用建材の製造販売を主な事業としています。これに加え、保守点検・修理、住宅リフォームも手がけています。文化シヤッターグループは、32の子会社と4つの関連会社で構成され、国内外で事業を展開しています。

シャッター関連製品事業では、文化シヤッターとその子会社が製造販売を行っています。BXテンパル株式会社やBX BUNKA VIETNAM Co.,Ltd.などが主要な製造拠点です。開閉機の部品はBX新生精機株式会社が製造し、文化シヤッターが販売しています。

建材関連製品事業では、住宅用建材とビル用建材を取り扱っています。住宅用建材は文化シヤッターとその子会社が製造し、ビル用建材はBXルーテス株式会社などが手がけています。パーティションの施工も行っており、幅広い建材ニーズに応えています。

サービス事業では、文化シヤッターと文化シヤッターサービス株式会社が、製品販売後の保守点検や修理を担当しています。これにより、顧客に対するアフターサービスを強化し、長期的な信頼関係を築いています。

リフォーム事業は、住宅リフォームとビルリニューアルを行っています。文化シヤッターの一部門とBXゆとりフォーム株式会社がこの分野を担当し、顧客の多様なニーズに応えています。

その他の事業として、止水事業、太陽光発電システム事業、不動産賃貸事業があります。また、BXあいわ株式会社が損害保険代理業と旅行代理業を、BX TOSHO株式会社が建築設計業を行っています。これにより、文化シヤッターは多角的な事業展開を実現しています。

経営方針

文化シヤッターは、2024年度から新たな3カ年の中期経営計画を開始し、「恒久的な企業価値の創出を目指して」を基本テーマに掲げています。この計画では、課題の見える化を最優先とし、次世代に向けた恒久的な利益創出の仕組みづくりと人材育成に注力しています。

初年度の2024年度には、「徹底した業務プロセスの見える化」をテーマに、営業力強化や防災・減災・環境対応製品の販売強化を推進しました。また、社会環境の変化に対応した生産体制の基盤構築や製造原価の低減、設計・施工・工事のスキルアップを図っています。

2025年度には、「効率的な業務プロセスの構築」をテーマに掲げ、前年度で顕在化した課題に対し、新たな意識と発想で利益創出の仕組みを再構築します。業務プロセスの見える化に基づく数値の可視化を通じて、効率的な事業運営を検証し、最終年度の2026年度には最大限の成果を目指します。

文化シヤッターは、企業価値向上を目指し、売上高や営業利益、ROE、ROICなどの経営指標の向上に努めています。特に、独自の指標であるBxVAを活用し、投下資本に対する付加価値額の向上を図っています。

気候変動リスクへの対応として、2050年の脱炭素宣言を掲げ、温室効果ガスの排出削減や再生可能エネルギーの活用を推進しています。また、遮熱・断熱をキーワードに、環境配慮型商品の開発を進めています。

人的資本への投資も重視しており、労働時間の見える化やDXの推進、育児・介護休業制度の拡充など、働きやすい職場環境の整備に取り組んでいます。さらに、ダイバーシティ&インクルージョンの方針を定め、多様な価値観を受け入れる環境を整えています。

文化シヤッターは、CSR活動を通じて社会貢献を重視し、ESGやSDGsを意識した事業運営を推進しています。これにより、企業価値の向上と持続可能な社会の発展に寄与することを目指しています。