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瀧上工業JP:5918
事業内容
瀧上工業は、橋梁や鉄骨、その他の鉄構物の設計・製作を中心に事業を展開しています。瀧上工業グループは、瀧上工業を含む子会社8社、関連会社1社、その他の関係会社2社で構成されています。
瀧上工業の事業セグメントは以下の通りです。まず、鋼構造物製造事業では、瀧上工業が鋼構造物の設計、製作、施工を行っています。子会社の菊池鉄工所は鉄骨の製作加工を担当し、瀧上建設興業は一般土木建築や橋梁の施工を行っています。
不動産賃貸事業では、瀧上工業と子会社の丸定産業、瀧上工作所、瀧上不動産が不動産の賃貸および管理業務を行っています。材料販売事業では、丸定産業が鋼板や鉄筋、建材の販売を行い、瀧上精機工業がボルト・ナット類の製造販売をしています。
運送事業は、子会社の丸定運輸が橋梁や鉄骨製品の輸送を担当しています。工作機械製造事業では、ケイシステックニジューサンが工作機械の設計と製作を行っています。その他の事業として、瀧上工業は太陽光発電設備による発電事業も手がけています。
経営方針
瀧上工業は、持続的成長と企業価値の向上を目指し、「変革とチャレンジ」をキーワードに掲げています。第5次中期経営計画では、基幹事業ポートフォリオの最適化を図り、事業利益のさらなる向上を目指すことを基本方針としています。特に、橋梁需要の変化に対応し、橋梁保全事業へのシフトを進める一方で、新設橋梁事業においても中部地区を重点とした受注戦略を強化しています。
瀧上工業は、橋梁保全事業においては、大規模保全工事を異業種や地元企業と連携して進め、顧客に価値を提供するビジネスモデルの構築を目指しています。また、鉄骨・鉄構事業では、設備のフル稼働と作図能力の増強を進め、生産性と受注競争力の向上を図っています。さらに、不動産賃貸事業では、所有賃貸物件の稼働率向上に努め、収益の向上を目指しています。
海外・新規事業においては、アスファルト添加剤のフィリピン全域への展開を目指し、土木関連の民間活用事業に関する情報収集を継続しています。財務戦略としては、利益拡大によるキャッシュ・フローの向上を図り、資本効率を意識した多様な調達手段を活用し、人的資本や設備への投資を進めています。経営基盤強化としては、DX化の推進や社員エンゲージメントの向上に取り組んでいます。