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ホッカンホールディングスJP:5902
沿革
1921年10月 |
小樽市に資本金100万円にて北海製罐倉庫株式会社を設立、缶詰用空缶の製造、販売並びに倉庫業を開始。 |
1931年1月 |
小樽工場新設。 |
1941年7月 |
企業合同による8社合併で、東洋製罐株式会社を設立し、その小樽工場として操業継続。 |
1949年5月 |
東洋木材企業株式会社(現・株式会社トーモク)を設立し、空缶用外装木箱の製造、販売開始。 |
1950年2月 |
過度経済力集中排除法により東洋製罐株式会社より分離独立し、資本金5,000万円にて北海製罐株式会社を設立、本社を東京に設置。 |
1950年4月 |
昭和製器株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
1950年5月 |
東京証券取引所に株式上場。 |
1951年5月 |
札幌証券取引所に株式上場。 |
1956年1月 |
株式会社トーモクが小樽紙器工場を開設し、ダンボール箱の製造・販売を開始。 |
1957年7月 |
缶詰研究所新設。 |
1959年7月 |
東洋運輸株式会社(現・株式会社トーウン)を設立。 |
1960年11月 |
日東製器株式会社を設立。 |
1961年4月 |
ポリエチレンボトルメーカーであった東都成型株式会社(現・連結子会社)の増資に際し資本参加。 |
1971年1月 |
中央研究所新設。 |
1971年10月 |
岩槻工場新設。 |
1973年9月 |
株式会社日本キャンパック(現・連結子会社)を設立、缶詰飲料の受託充填事業開始。 |
1974年11月 |
株式会社小樽製作所(現・オーエスマシナリー株式会社、現・連結子会社)を設立。 |
1979年3月 |
館林工場新設。 |
1981年2月 |
株式会社トーモク、東京証券取引所第一部に上場(現・東京証券取引所プライム市場へ移行)。 |
1985年1月 |
株式会社ワーク・サービス(現・連結子会社)を設立。 |
1988年2月 |
日本たばこ産業株式会社と共同出資にて飲料充填を目的とした株式会社ジェイティキャニングを設立。 |
1989年4月 |
千代田工場新設。 |
1993年6月 |
滋賀工場新設。 |
1996年12月 |
NIHON CANPACK(MALAYSIA)SDN.BHD.(現・持分法適用関連会社)を設立。 |
2002年4月 |
株式会社日本キャンパックが日本たばこ産業株式会社の子会社である株式会社ジェイティキャニング株式の一部を取得し、連結子会社とするとともに、社名を株式会社西日本キャンパックに変更。 |
2005年10月 |
会社分割により北海製罐株式会社(現・連結子会社)を新設し、当社はホッカンホールディングス株式会社へ商号変更のうえ純粋持株会社へ移行。 |
2006年3月 |
株式会社トーモクは提出会社が保有株式の一部を売却したことにより、持分法適用の範囲から除外。 |
2011年7月 |
PT.HOKKAN INDONESIA(現・連結子会社)を設立。 |
2012年4月 |
KE・OSマシナリー株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
2012年9月 |
NIHON CANPACK(VIETNAM)CO.,LTD(現・連結子会社)を設立。 |
2013年7月 |
北海製罐株式会社が株式会社コスメサイエンス(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化。 |
2014年6月 |
株式会社日本キャンパックがくじらい乳業株式会社(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化。 |
2016年8月 |
トーウンサービス株式会社(現・株式会社トーウン)は提出会社及び連結子会社が全株式を売却したことにより、持分法適用の範囲から除外。 |
2018年11月 |
PT.HOKKAN DELTAPACK INDUSTRI(現・連結子会社)を設立。 |
2021年2月 |
株式会社日本キャンパックが株式会社真喜食品(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化。 |
2021年7月 |
北海製罐株式会社が日東製器株式会社を吸収合併。株式会社日本キャンパックが株式会社西日本キャンパックを吸収合併。 |
2022年3月 |
ユニバーサル製缶株式会社は提出会社が全株式を売却したことにより、持分法適用の範囲から除外。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
2023年6月 |
本店所在地を東京都中央区に移転。 |
事業内容
ホッカンホールディングスとそのグループ会社は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。同社は純粋持株会社として、グループ各社の経営管理を主な業務としています。グループ会社は、容器製造、飲料などの受託充填、機械製作などの事業を手がけています。
容器事業では、北海製罐株式会社が食品用の空缶やプラスチック容器を製造・販売し、昭和製器株式会社が食缶と美術缶の受託生産を行っています。また、東都成型株式会社は化粧品や洗剤、薬品用のプラスチック容器を製造・販売しており、一部を北海製罐株式会社に供給しています。
充填事業では、株式会社日本キャンパックがお茶、コーヒー、ジュース、水などの飲料の受託充填を行い、くじらい乳業株式会社は乳製品の受託製造・販売、株式会社真喜食品は食品の受託製造・販売を手がけています。
機械製作事業においては、オーエスマシナリー株式会社およびKE・OSマシナリー株式会社が製缶機械や多種多様な専用機械、金型の製造を行い、グループ内各社に供給しています。
海外事業として、インドネシアではPT.HOKKAN INDONESIAが清涼飲料用容器の製造及び受託充填を、PT.HOKKAN DELTAPACK INDUSTRIが飲料用パッケージの製造・販売を行っています。ベトナムではNIHON CANPACK(VIETNAM)CO.,LTD.が飲料の受託充填を、マレーシアではNIHON CANPACK(MALAYSIA)SDN.BHD.が缶飲料の受託充填を手がけています。
その他、株式会社ワーク・サービスはグループ各社の工場内運搬作業等の請負事業、株式会社コスメサイエンスは化粧品の受託製造・販売を行っています。これらの事業を通じて、ホッカンホールディングスグループは幅広い分野で事業を展開しています。
経営方針
ホッカンホールディングスは、中期経営計画「VENTURE-5」を通じて、経営理念の刷新、ビジョンの明確化、サステナビリティ基本方針の策定、および全社戦略の実行を推進しています。同社は、開拓者精神を持ち、社会から必要とされる製品を提供することを経営理念として掲げています。この理念の下、2030年までに社会的責任を明確にし、各事業分野でNo.1と言える製品・サービスを提供することを目指しています。
また、新たな事業拠点の設立を積極的に進め、国籍、性別、年齢に関わらず貢献する人を正当に評価するフェアな企業集団を目指しています。サステナビリティ基本方針に沿って、環境・社会と調和する持続可能な事業活動を実践し、2050年までにカーボンニュートラルを目指す気候変動対策目標を設定しています。
全社戦略としては、人的資源の最適化、国内事業の再編、海外事業の拡大、新規事業開発を挙げています。特に、東南アジア諸国を中心とした新興国への事業投資を加速させ、M&Aを活用した新たな事業領域への進出を計画しています。
2022年度の実績を踏まえ、2023年度から2026年度までの計画を見直し、2026年度の営業利益61億円、営業利益率5%超、ROE6.5%、連結DEレシオ0.6倍をグループ連結経営指標として定めました。これらの戦略を通じて、ホッカンホールディングスは持続可能な成長を目指しています。