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Japan Eyewear HoldingsJP:5889
沿革
0000-00 | Japan Eyewear Holdings株式会社① |
1958-04 | 現代表取締役 金子真也の父、金子鍾圭が福井県鯖江市に「金子眼鏡商会」を創業 |
1981-04 | 金子真也が家業を継ぐ形で入社 |
1986-04 | 「金子眼鏡株式会社」に法人化(上記の「金子眼鏡株式会社①」) |
1987-04 | 最初のオリジナルブランド「BLAZE」コレクションスタート |
1995-09 | 999.9ブランド創立 |
1996-04 | 有限会社フォーナインズ設立 |
1996-10 | IOFT(国際メガネ展)’96に初出店 |
1997-04 | フォーナインズファクトリー部門開設 |
1997-05 | 「SPIVVY」コレクションスタート |
1998-03 | ニューヨークの展示会において海外展開開始 |
1998-04 | フォーナインズGINZA Showroom & Shopをオープン |
1998-06 | 直営店「FACIAL INDEX SPECTACLES」を北海道・函館にオープン |
1999-04 | フォーナインズGINZA Test & DeliveryをShowroom & Shopの3階フロアにオープン |
1999-09 | 金子真也が代表取締役に就任 |
2000-04 | ニューヨーク・SOHO地区に、直営店「FACIAL INDEX NEW YORK」をオープン(閉店済み) |
2000-09 | 「有限会社フォーナインズ」から「株式会社フォーナインズ(株式会社フォーナインズ①)」に組織変更 |
2001-09 | 直営店「FACIAL INDEX NEW YORK東京店」を丸の内・仲通りにオープン |
2002-09 | 新たな眼鏡職人ブランド「小竹長兵衛作」「井戸多美男作」「佐々木與市作」スタート |
2003-03 | 直営店「COMPLEX名古屋店」オープン |
2006-08 | 自社工房「BACKSTAGE」設立 |
2006-09 | 本社に総合加工室を開設 |
2006-11 | フォーナインズ銀座本店にテストルーム増設 |
2008-08 | 『ものづくり文化継承』を目的とした直営店「THE STAGE」を大阪・淀屋橋にオープン |
2009-07 | 自社工場「BACKSTAGE」竣工 |
2010-10 | 新業態「金子眼鏡店」をスタート。1号店を羽田空港国際線旅客ターミナルにオープン |
2011-03 | サングラスライン「999.9 feelsun」デビュー |
2012-02 | フォーナインズ福井オフィスを設立 |
2012-09 | 新業態「KANEKO OPTICAL」をスタート。1号店を福岡市博多区「キャナルシティ博多」内にオープン |
2013-09 | アジア地域における卸販売及び直営店出店を目的として、FOUR NINES SINGAPORE PTE. LTD.を設立 |
2015-09 | フランスにおける直営店展開を目的として、金子眼鏡株式会社の100%出資によりフランス法人「KANEKO FRANCE SARL」を設立 |
2015-10 | 株式会社イッセイミヤケとの協業による「ISSEY MIYAKE EYES PROJECT」スタート |
2016-04 | パリ・マレ地区にフランス直営1号店「KANEKO LE MARAIS」をオープン |
2016-08 | メタルフレーム製造の内製化を目的として、「株式会社栄光眼鏡」を子会社化 |
2017-01 | 本社機能を成城から用賀に移転 |
2019-03 | 新工場「BASEMENT」竣工 |
2019-07 | 金子眼鏡グループが株式会社日本企業成長投資(以下「NIC」)がアドバイザーとして関与する投資ファンド(以下「NICファンド」)の出資を受け入れることとなり、NICファンドがLunettes Holdings株式会社を設立。さらに、Lunettes Holdings株式会社の100%出資でKG Holdings株式会社を設立し、KG Holdings株式会社の100%出資によりKG株式会社を設立 |
2019-09 | 東京ゲームショウ2019にて、ゲーミンググラス「PLAIDe」発表 |
2019-10 | 金子眼鏡株式会社①は金子ホールディングス株式会社①を吸収合併し、金子眼鏡株式会社②に商号変更。さらに、KG株式会社を存続会社とする吸収合併により、金子眼鏡株式会社②は消滅 |
2021-07 | 金子ホールディングス株式会社②がJapan Eyewear Holdings株式会社①に商号変更 |
2021-08 | Japan Eyewear Holdings株式会社①が、Four Nines Limited株式を取得し、株式会社フォーナインズ③およびFOUR NINES SINGAPORE PTE. LTD.をグループ会社化 |
2021-12 | アジア地域における直営店展開を目指し、Japan Eyewear Holdings株式会社①の100%出資により中国法人「金子眼鏡(上海)有限公司」を設立 |
2023-01 | 事業活動を行っていないFour Nines Limitedを清算することを目的として、Japan Eyewear Holdings株式会社①は株式会社フォーナインズ③およびFOUR NINES SINGAPORE PTE. LTD.の全株式を現物分配により取得し、Four Nines Limited株式を売却 |
2023-04 | 中国・上海において中国1号店となる武康庭376店をオープン |
2023-05 | Lunettes Holdingsを存続会社としてJapan Eyewear Holdings株式会社①と合併し、Japan Eyewear Holdings株式会社②(現在の当社)に商号変更 |
2023-11 | 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 |
事業内容
Japan Eyewear Holdings株式会社は、自社および連結子会社6社で構成される持株会社であり、眼鏡の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社は、金子眼鏡グループとフォーナインズグループの2つの主要事業セグメントから成り立っており、2023年1月期の連結売上において、金子眼鏡グループが約6割、フォーナインズグループが約4割を占めています。
金子眼鏡グループは、1958年の創業以来、眼鏡の企画・製造・販売を手掛けており、2023年1月期には売上の約9割を直営店による小売販売が占めています。同グループは、国内外に80店舗の直営店を展開し、自社工場での一貫生産体制を通じて、顧客ニーズに迅速に応えることで高成長を遂げています。
一方、フォーナインズグループは、1995年に創業した高級ブランド眼鏡のデザイン・販売を行っており、売上の約半分が卸売、もう半分が直営店による小売販売です。同グループは、国内外に約1,000店舗の取引先を持ち、機能性やモダンデザインに特化した商品展開を行っています。
両グループともに、高品質な眼鏡の提供を目指し、独自の店舗を通じてブランドの世界観を表現しています。また、顧客との信頼関係構築に努め、グローバル市場におけるラグジュアリー眼鏡ブランドとしての地位確立を目指しています。
経営方針
Japan Eyewear Holdingsは、金子眼鏡とフォーナインズの2つのブランドを核として、事業価値の最大化を目指しています。同社は、これらのブランドの独自性と強みを生かし、事業提携やシナジーの追求を通じて持続的な成長を目指しています。金子眼鏡はクラシカルでオーセンティックなデザインを、フォーナインズはモダンでスタイリッシュなデザインを特徴としており、顧客層の住み分けができていると同社は考えています。
成長戦略の一環として、国内外での直営店出店を重視しています。出店先の物件情報の共有化を進めることで、シナジー効果を高めるとともに、金子眼鏡グループの眼鏡フレーム製造工場を活用し、内製化率の向上にも取り組んでいます。また、眼鏡小売市場の二極化に対応し、高級感を求める顧客ニーズに応えることで、顧客満足度の向上とロイヤルカスタマーの獲得を目指しています。
海外展開においては、特に中国市場に注力しており、上海に金子眼鏡の中国1号店を出店するなど、グローバルなラグジュアリー・アイウェア・グループを目指しています。インバウンド需要の取り込み強化や、越境EC売上の拡大も視野に入れています。
内部管理体制の強化も重要な戦略の一つであり、業務の標準化と効率化を進めることで、事業基盤の確立を図っています。EBITDAを重視した経営目標の達成と、サービスレベルの向上、人材投資、各ステークホルダーへの収益還元を通じて、事業拡大と経営基盤および収益体質の強化を目指しています。