ナルネットコミュニケーションズJP:5870

時価総額
¥27.8億
PER
9.1倍
自動車関連BPO事業を展開し、メンテナンス受託、マイカーリースサポート、データ管理、タイヤ保管、納税管理サービス等を提供。

沿革

事業内容

ナルネットコミュニケーションズは、「Mobility’s Transformer」という経営理念のもと、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)プレイヤーとして、自動車関連の事業を展開しています。同社は、オートリース企業をはじめとする自動車関連企業に対し、車両管理やメンテナンス管理などの業務を受託しており、一般的な自動車向けサービスを提供しています。

同社の事業は、自動車関連BPO事業の単一セグメントで構成されており、具体的には「メンテナンス受託事業」「MLS(マイカーリースサポート)事業」「BPO事業」「その他」の4つの事業区分に分けて管理されています。

メンテナンス受託事業では、法人向けリースサービス提供者から車両管理に関する点検、車検、修理などのメンテナンス管理業務を一括で受託しています。MLS事業では、個人向けリースサービス提供者に対してリース車両のメンテナンス管理業務を提供しています。BPO事業では、メンテナンス関連業務を除く、データ管理サービス、タイヤ保管サービス、納税管理サービスなど、車両に関する多種多様な業務を受託しています。その他の事業としては、中古車売却、ワランティ(故障修理保険)、メンテナンスパック、オートリースなどがあります。

これらの事業を通じて、ナルネットコミュニケーションズは、自動車の移動を支える多角的なサービスを提供し、事業規模の拡大を図っています。

経営方針

ナルネットコミュニケーションズは、モビリティ業界の変化に対応し、業界の課題解決を目指す「Mobility’s Transformer」という経営理念のもと、成長戦略を推進しています。同社は、自動車メンテナンス受託サービスの安定成長を基盤としながら、その経験を活かして自動車以外の移動支援にもBPOサービスを拡大し、企業価値の向上を目指しています。

経営戦略の一環として、新規領域への取引規模拡大を図り、自動車メンテナンス受託事業を軸に事業領域の拡大を推進しています。これにより、新規顧客の獲得と新たな収益源の確保を目指しています。また、提携整備工場ネットワークの拡充にも力を入れており、2023年9月末時点で11,742ヵ所に達しています。これにより、クライアントのニーズに応える整備工場ネットワークの充実を図っています。

さらに、新規事業の開発にも注力しており、自動車メンテナンス管理以外のBPO領域への進出を視野に入れています。ITシステムの高度化による業務効率化の推進、優秀な人材の確保及び育成にも力を入れており、リモートワークの活用や福利厚生の充実を通じて、働きやすい職場環境の整備にも取り組んでいます。

これらの戦略を通じて、ナルネットコミュニケーションズは、自動車関連BPO事業の拡大とともに、新たな事業領域への挑戦を進め、持続的な成長を目指しています。