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ロココ (5868) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
株式会社ロココは、企業向けのIT業務支援サービスを幅広く展開している会社です。同社は主に「IT業務の外部委託サービス」と「システム開発・導入支援」を柱として事業を運営しています。IT人材の派遣から、コールセンター運営、顔認証システムの開発・販売まで、企業の業務効率化を総合的にサポートしています。
同社の顧客は約8割が大企業で構成されており、安定した収益基盤を築いています。アウトソーシングサービスでは、顧客企業の業務の一部を継続的に担うため、長期契約が基本となっており、年間の顧客解約率は4.5%程度と低水準を維持しています。また、元請けでの契約にこだわることで、顧客との密接な関係を構築し、付加価値の高いサービス提案につなげています。
同社の事業は大きく「ITO&BPO事業」「クラウドソリューション事業」「海外事業」の3つに分かれています。ITO&BPO事業では、IT人材派遣やヘルプデスク運営、コールセンター・BPO業務、エンターテインメント向けチケッティングサービス、自社開発の顔認証システム「AUTH」シリーズの販売を行っています。クラウドソリューション事業では、米国ServiceNow社のプラットフォーム導入支援、自社製勤怠管理システム「RocoTime」の開発・販売、システム受託開発を手がけています。さらに、中国・フィリピン・ポーランドの海外拠点を活用して、コスト効率的な開発体制を構築しています。
経営方針
ロココの経営戦略は、「選択と集中による既存事業の強化」「新サービス開発」「成長と人材育成の両立」という三本柱で構成されています。同社は2025年12月期に売上高約919億円、営業利益約52億円を達成する見込みで、売上高と営業利益を重要な経営指標として位置づけています。2023年から2025年にかけて売上高は年平均約13%の成長を見込んでおり、着実な事業拡大を目指しています。
技術革新への取り組みでは、人工知能や顔認証技術の分野で積極的な投資を行っています。2025年1月にポーランドに研究開発拠点を設立し、同年12月には人工知能生成を手がける株式会社Automagicaを子会社化しました。既存の技術を活用した新たなソリューション開発に加え、人工知能などの先端技術を用いた創造的なソリューションの開発に注力しており、論文調査や研究機関との共同研究も進めています。
新市場開拓と事業拡大については、同社の多様なサービス群を活かしたワンストップソリューションの提供に重点を置いています。営業部員に事業部を横断した複数サービスの提案を可能にする体制を整備し、パートナー企業との連携を通じた相互顧客紹介システムも構築しました。これらの取り組みにより、新規顧客獲得と既存顧客への追加販売機会の創出を同時に進める戦略を展開しています。
人材育成を最重要課題として位置づけているのも同社の特徴です。2030年には45万人のIT人材不足が予測される中、新卒向けインターンシップの充実やキャリア採用の強化、育児休暇やリモートワークの推奨など働きやすい環境づくりに投資しています。入社時研修から専門知識習得まで体系的な教育プログラムを用意し、継続的な成長の原資である人材を着実に育成する方針を貫いています。