エルアイイーエイチJP:5856

時価総額
¥29.2億
PER
食品流通、酒類製造、教育関連、保険代理業、ニッケル、不動産、リフォーム事業を展開、主力製品に「閻魔」「山水」等。

沿革

2004年5月

株式会社東京理化工業所は、株式移転の方法により、純粋持株会社を設立することを取締役会で決議

2004年6月

株式会社東京理化工業所の株主総会の決議により、上記の純粋持株会社設立を承認

2004年10月

株式会社東京理化工業所は、株式移転により当社を設立

当社の普通株式を、東京証券取引所の市場第二部に上場

2005年5月

株式会社オリオンキャピタル・インベストメント(現・連結子会社)を設立

2005年6月

株式会社ボン・サンテ(現・連結子会社)の株式を取得

2005年10月

株式会社創研(現・連結子会社)の株式を取得

2005年11月

株式会社創育(現・連結子会社)を設立

2005年11月

老松酒造株式会社(現・連結子会社)の株式を取得

2005年12月

コブコ株式会社の株式を取得し、第三者割当増資を引受

2006年1月

株式会社日本スウェーデン福祉研究所の第三者割当増資を引受

2006年3月

株式会社シャフトを設立

2006年9月

株式会社前田との資本提携及び業務提携のため、株式会社ボン・サンテの株式の一部を譲渡

2006年12月

株式会社ヒューネット(現:株式会社RISE)と、不動産事業に関する業務提携を締結

2006年12月

上記の業務提携に伴い、開発型不動産事業をより効率的に行なうため、子会社であるコブコ株式会社の全株式を、株式会社ヒューネット(現:株式会社RISE)に譲渡

2007年3月

株式会社エスジーエヌ、株式会社ウィッツ、株式会社ドリームマジック及び株式会社なごみ設計の株式をそれぞれ取得し、子会社化を実施

2007年7月

連結子会社の株式会社東京理化工業所が、その子会社である株式会社東北理化及び株式会社九州理化の吸収合併を実施

2008年8月

株式会社ヒューネット(現:株式会社RISE)と、不動産事業に関する業務提携を解消

2009年7月

株式会社ドリームマジックの全株式を売却

2012年12月

本店の所在地を東京都中央区銀座一丁目19番7号へ移転

2014年4月

株式会社シャフト及び株式会社エスジーエヌを吸収合併

2016年10月

株式会社東京理化工業所の全株式を売却

2017年7月

本店の所在地を東京都江東区南砂二丁目36番11号へ移転

2020年4月

株式会社なごみ設計の全株式を売却

2021年7月

株式会社越後伝衛門の全株式を売却

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行

事業内容

エルアイイーエイチは、複数の事業セグメントを展開している企業グループであり、その構成はエルアイイーエイチ自身、連結子会社7社、持分法適用関連会社1社、非連結子会社2社から成り立っています。同社グループは、食品流通、酒類製造、教育関連、その他の事業を手掛けています。

食品流通事業では、子会社の株式会社ボン・サンテが業務用食品の小売ディスカウントおよび酒類の小売を行っています。酒類製造事業においては、老松酒造株式会社が焼酎を中心に酒類の製造販売を担当し、本格麦焼酎「閻魔」「麹屋伝兵衛」、清酒「山水」、リキュール「梨園」などの主力ブランドを製造しています。

教育関連事業では、株式会社創育と株式会社創研が中学校向けのテスト及び教材の制作販売を手がけており、教育分野におけるニーズに応えています。

その他の事業としては、子会社の株式会社オリオンキャピタル・インベストメントが損害・生命保険代理業を展開しています。さらに、持分法適用関連会社である株式会社エス・サイエンスがニッケル事業、不動産事業、リフォーム関連事業を行っており、同社グループの多角的な事業展開を支えています。

エルアイイーエイチグループは、これらの事業を通じて、多様な市場ニーズに対応し、幅広い分野でのサービス提供を行っています。

経営方針

エルアイイーエイチグループは、経営上の目標として連結ROE(自己資本利益率)15%以上を目指し、成長性と安定性を重視した事業ポートフォリオの再構築に取り組んでいます。同社は、経営環境の変化に対応するため、グループ会社の選択と集中を進め、事業の集約と特化を図っています。これにより、限られた経営資源の有効的かつ効率的な活用を目指し、ガバナンスとコンプライアンスに特に意識した経営を推進しています。

エルアイイーエイチグループは、新型コロナウイルス感染者数の減少や経済活動の回復にもかかわらず、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や原材料及びエネルギー価格の上昇、世界的なインフレ率の上昇など、様々な不安定要素が存在する経営環境下で事業を展開しています。

具体的な事業戦略として、食品流通事業では食肉卸事業におけるコストダウンと売上増加を目指し、業務スーパーではインフレの影響を受けつつも、精肉の売上と青果の利益率向上によるセグメント営業利益の増加を目指しています。酒類製造事業では、主力製品の販売強化を通じて売上・利益の増加を図り、教育関連事業では模擬テストの全国展開と利益が出せる経営構造の構築を課題としています。

これらの戦略を通じて、エルアイイーエイチグループは、多角化された事業ポートフォリオの中で、各セグメントの成長と安定性を追求し、経営資源の効率的な活用とガバナンスの強化を図りながら、持続可能な成長を目指しています。