アーレスティJP:5852

時価総額
¥159.1億
PER
9.7倍
自動車向けダイカスト製品、金型鋳物製品、ダイカスト用金型、ダイカスト周辺機器、ダイカスト用二次合金地金、鋳物用二次合金地金、フリーアクセスフロア(建築用二重床)等の製造・販売。

沿革

1943年11月

扶桑軽合金㈱を設立、本社を東京都板橋区に、工場を東京都板橋区で操業開始、ダイカスト製品、アルミニウム砂型鋳物を製造

1960年7月

浜松工場を静岡県浜松市に新設

1961年10月

株式を東京証券取引所第二部並びに大阪証券取引所第二部に上場

1964年1月

埼玉工場を埼玉県戸田市に新設

1966年3月

大阪営業所を大阪府尼崎市(現吹田市)に開設

1970年5月

アルミ工場を埼玉工場敷地内に新設

1971年3月

栃木フソー㈱を栃木県壬生町に設立(1988年10月㈱アーレスティ栃木に商号変更。現連結子会社)

1974年10月

本社を東京都千代田区神田錦町に移転

1975年2月

福岡営業所を福岡県福岡市に開設

1976年9月

熊本フソー㈱を熊本県松橋町に設立(1988年10月㈱アーレスティ熊本に商号変更。現連結子会社)

1984年7月

名古屋営業所を愛知県名古屋市(現安城市)に開設

1984年7月

埼玉工場を売却し、ダイカスト工場として東松山工場を埼玉県比企郡に、アルミ工場として熊谷工場を埼玉県熊谷市にそれぞれ新設

1988年5月

アーレスティウイルミントンCORP.を米国オハイオ州に設立(現連結子会社)

1988年10月

商号を㈱アーレスティに変更

1993年8月

厚木営業所を神奈川県厚木市に開設

1994年8月

栃木営業所を栃木県壬生町に開設

1996年7月

本社を東京都板橋区坂下に移転

2000年4月

㈱アーレスティ研究所を吸収合併

2002年7月

タイアーレスティエンジニアリングCO.,LTD.をタイのバンコク市に設立(非連結子会社)

2003年8月

広州阿雷斯提汽車配件有限公司を中国広東省広州市に設立(現連結子会社)

2003年10月

京都ダイカスト工業㈱と合併

2003年12月

㈱大阪証券取引所第二部上場廃止

2004年3月

関連会社のパスカル販売㈱(2005年7月㈱アーレスティテクノサービスに商号変更)を連結子会社化

2004年9月

持分法適用会社の㈱日本精密金型製作所(2005年7月㈱アーレスティダイモールド浜松に商号変更)、㈱ダイテック(2008年1月㈱アーレスティダイモールド栃木に商号変更。㈱アーレスティダイモールド熊本を分社化)、タイアーレスティダイCO.,LTD.、関連会社の㈱シー・エス・フソーを連結子会社化

2005年2月

株式交換により㈱日本精密金型製作所を完全子会社化

2005年3月

阿雷斯提精密模具(広州)有限公司を中国広東省広州市に設立(現連結子会社)

2005年4月

菅原精密工業㈱はパスカル工業㈱と合併し、㈱アーレスティ山形に商号変更(現連結子会社)

2005年6月

本社を東京都中野区中央に移転

2005年10月

エスケイ化成㈱、ケイディーシーサービス㈱を吸収合併

2006年6月

熊本営業所を熊本県宇城市に開設

2006年6月

アーレスティメヒカーナS.A. de C.V.をメキシコのサカテカス州に設立(現連結子会社)

2006年7月

株式交換により東海精工㈱(2009年4月㈱アーレスティプリテックに商号変更)を完全子会社化(2008年1月㈱浜松メカテックを吸収合併。)

2006年9月

テクニカルセンターを愛知県豊橋市に開設

2007年1月

アーレスティインディアプライベートリミテッドをインドのハリアナ州に設立(現連結子会社)

2008年1月

㈱アーレスティテクノサービス、㈱シー・エス・フソー及び天竜金属工業㈱は、㈱アーレスティテクノサービスを存続会社として合併

2010年8月

合肥阿雷斯提汽車配件有限公司を中国安徽省合肥市に設立(現連結子会社)

2013年10月

本店・本社を愛知県豊橋市に移転(旧本社を東京本社に)

2014年2月

東京本社を東京都中野区本町に移転

2014年3月

東京証券取引所市場第二部から同市場第一部銘柄に指定

2020年10月

 ㈱アーレスティインクルーシブサービスを愛知県豊橋市に設立(非連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年4月

㈱アーレスティダイモールド浜松、㈱アーレスティダイモールド栃木及び㈱アーレスティダイモールド熊本は、㈱アーレスティダイモールド浜松を存続会社として合併

2022年4月

㈱アーレスティプリテックを吸収合併

事業内容

アーレスティは、ダイカスト事業、アルミニウム事業、完成品事業の3つの主要な事業セグメントを展開しています。ダイカスト事業では、自動車向けを中心にダイカスト製品、金型鋳物製品、ダイカスト用金型などを製造・販売しており、製品設計から量産までの一連のプロセスをカバーしています。この事業は、日本国内のアーレスティ栃木、アーレスティ熊本、アーレスティ山形をはじめ、北米のアーレスティウイルミントンCORP.、メキシコのアーレスティメヒカーナS.A. de C.V.、アジアの広州阿雷斯提汽車配件有限公司など、国内外の複数の子会社が担っています。

アルミニウム事業では、ダイカスト用二次合金地金や鋳物用二次合金地金を製造・販売しており、アーレスティが中心となってこの事業を推進しています。

完成品事業では、フリーアクセスフロア(建築用二重床)などの製品を製造・機械加工・施工・販売しています。この事業もアーレスティが主導し、アーレスティ栃木や合肥阿雷斯提汽車配件有限公司がフロアパネル等の製造を行っています。

これらの事業を通じて、アーレスティは自動車産業をはじめとする多様な分野に対して、高品質な製品とサービスを提供しています。また、国内外の子会社との連携により、グローバルな事業展開を図っています。

経営方針

アーレスティは、2040年ビジョンとして定めた長期経営計画の下、事業ポートフォリオの電動車向け部品・車体系部品群中心へのシフトを推進しています。この戦略は、自動車産業のCASE(Connected、Autonomous/Automated、Shared、Electric)トレンドへの対応と、環境保全や循環型社会の形成への貢献を目指しています。技術開発においては、製品開発のデジタルトランスフォーメーションを進め、市場の変化や顧客ニーズに迅速に応える体制を構築。また、カーボンニュートラルダイカストの開発に挑戦し、CO2排出量削減に貢献することで競争力の向上を目指しています。

同社は、顧客満足度の向上、従業員エンゲージメントの強化、ダイバーシティの実現を通じて、社会からの信頼獲得と持続的成長を目指しています。財務戦略においては、資本効率の向上、健全な財務体質の維持、成長投資の継続、株主還元の実施を四本柱として掲げ、2030年までの成長投資1,400億円実施を可能にする営業キャッシュフローの創出を目標にしています。

アーレスティは、自動車産業の大変革期において、電動化に伴う車体軽量化ニーズへの対応や、電動車搭載部品の受注拡大を図りながら、生産体制の効率化や原価低減を追求しています。これらの取り組みを通じて、同社は持続可能な成長を目指し、社会課題の解決に貢献していく方針です。