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エス・サイエンスJP:5721
沿革
1946年4月 |
千葉県茂原市において協同産業㈱を受け継ぎ志村化工株式会社(資本金10万円)を設立し硫酸銅事業計画に着手。 |
1946年12月 |
東京都板橋区志村に移転。 |
1947年4月 |
硫酸銅生産販売開始。 |
1948年9月 |
ニッケル事業計画に着手。 |
1949年1月 |
硫酸ニッケル生産販売開始。 |
1950年1月 |
ニッケル地金生産販売開始。 |
1951年12月 |
東京都板橋区長後町(現在の板橋区東坂下)に移転。 |
1952年3月 |
ニッケル新工場完成。 |
1953年12月 |
資本金2億4千万円で東京証券取引所の市場第一部に上場。 |
1963年1月 |
東京板橋区に志村工事㈱を設立(1975年4月社名を志村産業㈱に変更) |
1968年12月 |
北海道伊達町(現在の伊達市)にて工場用地買収。 |
1969年6月 |
伊達町にフエロニッケル工場新設。 |
1979年7月 |
東京都板橋区東坂下にニッケルの梱包、切断及びニッケル塩類製造工場完成(借地)。 |
1979年10月 |
旧ニッケル工場跡地売却。 |
1982年12月 |
フエロニッケル操業終結。 |
1985年11月 |
伊達工場跡地の整地完了。 |
1990年3月 |
定款を変更し、事業目的に「貸金業」等5項目を追加。 |
1992年6月 |
宅地建物取引業の免許を取得し、営業活動開始。 |
1996年9月 |
特定建設業の許可を受け、営業活動開始。 |
2000年6月 |
定款を変更し、事業目的に「磁石・磁気素材の製造販売」等3項目を追加。 |
2001年6月 |
定款を変更し、事業目的に「金属粉末の製造販売」を追加。 |
2002年1月 |
静岡県御殿場市深沢に磁石・金属微粒子製造工場新設。 |
2003年6月 |
定款を変更し、事業目的に「学力養成及び進学指導に関する学習塾及び一般教養、趣味等に関する文化教室の経営並びに開設・運営に関するコンサルティング」等4項目を追加。 |
2003年10月 |
社名を株式会社エス・サイエンスに変更(本店所在地を東京都板橋区から千代田区に変更)。 |
2004年9月 |
株式会社ウインの株式の過半数を取得。 |
2005年3月 |
株式会社修学社の株式の過半数を取得。 |
2005年3月 |
金属微粒子製造部門である御殿場工場を譲渡。 |
2006年3月 |
株式会社フェリックスを吸収合併。 |
2007年3月 |
教育事業部・関東本部を譲渡。 |
2007年9月 |
建設事業の廃止。 |
2011年4月 |
本店を東京都千代田区から東京都中央区に移転。 |
2013年8月 |
工場を東京都板橋区から埼玉県川口市に移転。 |
2020年4月 |
株式会社なごみ設計の全株式を取得し、連結子会社化。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
エス・サイエンスは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要なセグメントには、ニッケル事業、不動産事業、教育事業、スーパーマーケット関連事業、リフォーム関連事業が含まれます。
ニッケル事業では、ニッケル地金およびニッケル塩類の販売を行っています。これらの製品は、さまざまな工業製品の製造に不可欠な素材として利用されています。
不動産事業においては、不動産の売買、仲介、賃貸を手掛けています。このセグメントは、住宅や商業施設などの不動産市場における需要に応えるサービスを提供しています。
教育事業では、学習塾の経営を行っており、子どもたちの学習支援や教育の質の向上に貢献しています。この事業は、教育へのニーズが高まる中で重要な役割を果たしています。
スーパーマーケット関連事業は、2022年5月19日の取締役会の決議に基づき休止しています。これまで、スーパーマーケットの運営を通じて、地域社会の日常生活に欠かせない食品や日用品を提供してきました。
リフォーム関連事業では、建築工事や内装工事を手掛けています。住宅や商業施設のリフォーム需要に応えることで、快適な生活空間の創出に貢献しています。
これらの事業セグメントを通じて、エス・サイエンスは多方面でのサービス提供を実現し、幅広い顧客ニーズに応えています。
経営方針
エス・サイエンスは、ニッケル事業、不動産事業、教育事業、リフォーム関連事業を核とする多角的な事業展開を行っています。同社は、経営の多角化を推進し、各事業の機動的な活動を通じて継続的な企業価値の向上を目指しています。これにより、株主、顧客、取引先、従業員など全てのステークホルダーおよび社会にとって価値ある企業となることを目標としています。
経営目標として、収益向上と財務体質の強化を掲げ、事業の改革と業績向上に取り組んでいます。同社は、黒字体質を目指し、安定配当を目標にしています。中長期的な経営戦略として、厳しい環境下でも利益を確保できる事業構造・体制の構築を目指しています。
対処すべき課題として、ニッケル業界の世界情勢や景気の影響、不動産業界の人口減少、教育業界の少子化、リフォーム関連事業の収益確保など、各事業が直面する環境の変化に対応する必要があります。これに対し、エス・サイエンスは営業基盤の強化、収益力の強化、人材の強化を重点施策として実施しています。具体的には、新規顧客の開拓、既存顧客でのシェア拡大、商品やサービスの提供による付加価値サービスの展開、販売増強による粗利益率の向上、コスト低減やリスク管理の徹底、人材育成や適材適所による人材の有効活用を図っています。
以上の取り組みを通じて、エス・サイエンスは外部環境に柔軟に対応し、課題克服に全力を傾注している所存です。