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大紀アルミニウム工業所JP:5702
沿革
1922年11月 |
わが国で、はじめて二次アルミニウム製錬業を初代社長山本繁一が大阪市において創業。 |
1924年3月 |
合資会社大紀アルミニウム工業所(大阪市浪速区)を設立。 |
1948年10月 |
株式会社大紀アルミニウム工業所(大阪市浪速区)を設立。 |
1961年1月 |
八尾工場(大阪府八尾市)操業開始。 |
1962年1月 |
結城工場(茨城県結城市)操業開始。 |
1963年2月 |
本店を大阪市浪速区より大阪府八尾市(八尾工場)に移転。 |
1965年12月 |
大博アルミニウム工業株式会社(福岡県福岡市)の全株式を取得。 |
1970年9月 |
新城工場(愛知県新城市)操業開始。 |
1973年5月 |
株式会社越村アルミ工業所(北海道札幌市)に出資。 |
1979年7月 |
大阪証券取引所の市場第二部に上場。 |
1980年12月 |
亀山工場(三重県亀山市)操業開始。 |
1981年12月 |
本社事務所(大阪市西区)を開設し、本社業務を移転。 |
1982年5月 |
亀山工場に八尾工場を統合。 |
1982年5月 |
紀和商事株式会社(大阪府八尾市)を設立。 |
1982年6月 |
本店を八尾工場より研究所(大阪府八尾市)に移転。 |
1987年5月 |
ダイキ インターナショナル トレーディング コーポレーション(米国)を設立。(現・連結子会社) |
1987年10月 |
株式会社ダイキメタル(茨城県結城市)を設立。 |
1990年4月 |
白河工場(福島県西白河郡)操業開始。 |
1991年3月 |
東京営業所を東京支店に昇格。 |
1991年7月 |
大博アルミニウム工業株式会社は株式会社九州ダイキアルミに商号変更。(現・連結子会社) |
1995年6月 |
名古屋営業所を名古屋支店に昇格。 |
1996年5月 |
ダイキ エンジニアリング(マレーシア国)の全株式を取得。(現・連結子会社) |
1999年10月 |
ダイキ ニッケイ タイ(タイ国)に出資。 |
2002年8月 |
ダイキ エンジニアリング タイ(タイ国)に出資。(現・非連結子会社) |
2002年11月 |
株式会社越村アルミ工業所は株式会社北海道ダイキアルミに商号変更。(現・連結子会社) |
2004年4月 |
上海大紀新格工業炉有限公司(中国)に出資。(現・非連結子会社) |
2005年12月 |
東京証券取引所の市場第二部に上場。 |
2006年8月 |
株式会社聖心製作所(大阪府東大阪市)に出資。(現・連結子会社) |
2006年8月 |
滋賀工場(滋賀県東近江市)操業開始。 |
2006年9月 |
アマルガメイテッド アルミニウム&アロイズ(マレーシア国)に出資。 |
2006年10月 |
株式会社ダイキエンジニアリング(大阪府東大阪市)を設立。(現・非連結子会社) |
2007年3月 |
東京証券取引所・大阪証券取引所の各市場第一部に指定。 |
2007年6月 |
本店を大阪府八尾市より大阪府大阪市(本社事務所)に移転。 |
2008年7月 |
アマルガメイテッド アルミニウム&アロイズはダイキアルミニウム インダストリー(マレーシア)に商号変更。(現・連結子会社) |
2008年9月 |
ダイキ ニッケイ タイはダイキアルミニウム インダストリー(タイランド)に商号変更。(現・連結子会社) |
2010年1月 |
大紀(佛山)経貿有限公司(中国)に出資。(現・連結子会社) |
2010年3月 |
株式会社ダイキメタルと紀和商事株式会社が合併し、株式会社ダイキマテリアルに商号変更。(現・連結子会社) |
2010年4月 |
ダイキアルミニウム インドネシアを設立。 |
2010年6月 |
セイシン(タイランド)を設立。(現・連結子会社) |
2010年9月 |
ダイキアルミニウム インドネシアはダイキアルミニウム インダストリー インドネシアに商号変更。(現・連結子会社) |
2010年9月 |
ダイキ オーエム アルミニウム インダストリー(フィリピンズ)に出資。(現・連結子会社) |
2015年9月 |
東京アルミセンター株式会社の全株式を取得。(現・連結子会社) |
2016年3月 |
ダイキ トレーディング インドネシアを設立。(現・非連結子会社) |
2016年5月 |
ダイキアルミニウム ベトナムを設立。(現・非連結子会社) |
2018年12月 |
ダイキアルミニウム インダストリー インディアを設立。(現・連結子会社) |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行。 |
2022年9月 |
ダイキ インターナショナル トレーディング コーポレーション(米国)アトランタ支店を開所。 |
2022年11月 |
創業100周年。 |
2023年2月 |
本店及び本社事務所を大阪市西区より大阪市北区に移転。 |
事業内容
大紀アルミニウム工業所及びそのグループ会社(以下、同社グループ)は、アルミニウム二次合金地金の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、国内外に19の子会社と1つの関連会社を持ち、幅広い地域で事業を行っています。
同社グループの製品は、アルミニウム二次合金地金を中心に、国内では九州ダイキアルミ、北海道ダイキアルミ、海外ではダイキアルミニウム インダストリー(タイランド)、ダイキアルミニウム インダストリー(マレーシア)、ダイキアルミニウム インダストリー インドネシア、ダイキ オーエム アルミニウム インダストリー(フィリピンズ)、ダイキアルミニウム インダストリー インディアなどが製造・販売しています。
また、同社グループはアルミニウム屑を原料として仕入れ、これを基に製品を製造・販売する一方で、原料としてのアルミニウム屑も販売しています。これにより、アルミニウムのリサイクルにも貢献しています。
さらに、同社グループは溶解炉の新築や補修など、溶解技術に関連する事業も手がけています。この分野では、国内のダイキエンジニアリングや海外のダイキ エンジニアリング、ダイキ エンジニアリング タイ、上海大紀新格工業炉有限公司が製造・販売を行っています。
ダイカスト製品に関しても、国内の聖心製作所や海外のセイシン(タイランド)が製造・販売を担当しており、同社グループは多岐にわたる事業を展開していることがわかります。
経営方針
大紀アルミニウム工業所(以下、同社)とそのグループ会社は、アルミニウム二次合金地金の製造・販売を中心に、国内外で幅広い事業を展開しています。同社グループは、グローバルな視野と環境への配慮を経営の基本方針として掲げ、これを「G&G」と称しています。グローバル戦略では、世界各地での事業展開を通じて、品質・コスト・サービスの面で世界水準を目指しています。また、グリーン戦略として、リサイクルを中心としたエコロジーに配慮した企業活動を継続しています。
同社グループは、2030年に向けた中長期的な経営戦略「DAIKI∞NEXT∞」を策定し、持続可能な成長を目指しています。この戦略では、将来の外部環境の変化に対応するため、社会のサステナビリティへの関心の高まりや企業の社会的責任の重視を踏まえ、重要課題(マテリアリティ)を特定し、中期経営計画に組み込んでいます。これにより、企業価値の向上を図っています。
経営環境においては、世界経済の減速や自動車メーカーの生産量の伸び悩みなど、外部からの様々なリスクが予想されます。これに対し、同社グループは、効率的な生産体制の構築や原材料価格の変動に対応できる購買体制の確立など、経営環境の変化に迅速に対応することで、事業の発展を目指しています。
以上のように、大紀アルミニウム工業所グループは、グローバルとグリーンを軸にした経営方針のもと、中長期的な成長戦略を推進し、持続可能な企業価値の向上に努めています。