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イボキンJP:5699
沿革
1984年8月 1990年1月 1992年12月 1994年10月 1997年6月 1999年12月 2000年9月 2000年10月 2002年10月 2002年11月 2003年8月 2003年10月 2006年3月 2006年11月 2008年4月 2011年12月 2012年12月 2013年6月 2015年6月 2015年10月 2016年1月 2017年4月 2018年8月 2019年9月 2020年10月 2021年6月 2022年4月 |
揖保川金属株式会社設立 産業廃棄物収集運搬業許可取得 産業廃棄物中間処理業許可取得 産業廃棄物最終処分場設置 最終処分業許可取得 社団法人全国産業廃棄物連合会(現公益社団法人全国産業資源循環連合会)より優良事業所表彰 ISO14001の国際認証取得 一般貨物自動車運送業許可取得 一般廃棄物処理施設(ごみ処理施設)設置許可取得 スクラップ専門工場として龍野工場を開設 一般建設業許可取得 新日本製鐵株式会社広畑製鉄所(現日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所広畑地区)より直納業者指定 揖保川金属株式会社から株式会社イボキンに改名 特定建設業許可取得 一般社団法人日本マリン事業協会のFRP船リサイクルシステム処理業者指定 プラスチック・マテリアル・リサイクル専門工場としてPMR工場開設 兵庫県より産業廃棄物収集運搬業、特別管理産業廃棄物収集運搬業、産業廃棄物処理業許可証に対し「優良認定」を取得 兵庫県尼崎市に阪神事業所開設 経済産業省・環境省より小型家電リサイクル法に基づく再資源事業者の認定を受ける 当社を含めた7社包括業務提携締結(スズトクホールディングス株式会社(現:リバーホールディングス株式会社)、株式会社エンビプロ・ホールディングス、株式会社やまたけ、株式会社中特ホールディングス、株式会社マテック、株式会社青南商事) 東京都千代田区に東京支店開設 日之出開発株式会社を吸収合併 株式会社国徳工業(堺市堺区)の全株式を取得し、100%子会社化 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 リバーホールディングス株式会社と資本業務提携締結 福島県双葉郡富岡町に福島支店開設 ISO27001の国際認証取得 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 |
事業内容
イボキンは、解体事業、環境事業、金属事業の三つの主要セグメントを持つ総合リサイクル企業です。同社は、資源循環型社会の形成を目指し、建築構造物やプラント・機械設備の解体から、産業廃棄物の収集・処理、再生資源の販売までを手がけています。
解体事業では、顧客からの直接受注による大型解体案件を含む、あらゆる建築構造物の解体・撤去工事を請け負っています。解体工事で発生する副産物は、イボキンの他セグメントや提携先へ供給され、リサイクル・ループを形成しています。
環境事業は、産業廃棄物の収集運搬、中間処理、再生資源の販売を中心に展開。廃棄物の適切な処理とリサイクルを通じて、資源有効利用の促進と環境負荷の低減を図っています。また、使用済み小型電子機器のリサイクルも行っており、廃棄物処理法に則った厳格なコンプライアンス管理のもとで事業を運営しています。
金属事業では、鉄・非鉄金属の収集・加工を行い、製鋼原料などの金属系再生資源として製鋼メーカーへの出荷・販売を行っています。このセグメントは、イボキンの安定基盤を支える50年以上の歴史を持つ事業であり、製鋼原料の安定供給により製鋼メーカーからの信頼を獲得しています。
イボキンは、全国の提携企業とのネットワークを通じて、全国どこでも環境保全と安心・安全のサービスを提供する体制を構築しており、資源循環型社会の実現に向けた事業展開を進めています。
経営方針
イボキンは、解体事業、環境事業、金属事業を核とする総合リサイクル企業として、資源循環型社会の実現に向けた成長戦略を推進しています。同社は「明るく積極堅実経営」を経営理念に掲げ、SDGsの達成に貢献することを目指しています。具体的には、都市鉱山からの資源回収を通じて、持続可能な住・生活環境の提供を目標としています。
経営戦略の中心には、解体事業の拡充と事業領域の拡大があります。イボキンは、解体事業を成長エンジンと位置づけ、金属事業と環境事業とのシナジーを活かし、ワンストップ・サービスの提供を通じて売上高の増加を目指しています。また、新型コロナウイルス感染症の拡大やDXによる社会構造の変化に伴い、リサイクルに対する社会的ニーズの多様化に対応するため、事業領域の拡充にも力を入れています。
さらに、事業地域の拡大を目指し、全国規模での解体工事や廃棄物処理を展開しています。これにより、広域での廃棄物処理の合理化や処理品質の向上、コンプライアンスの強化を図っています。内部管理体制の充実と機能向上、人材の確保と育成にも注力し、企業価値の向上と事業拡大を支える体制を整えています。
イボキンは、解体事業の専門性を活かし、建設業法改正後の市場ニーズに応えることで、解体事業セグメントの拡充を図っています。また、リサイクル技術の向上やリサイクル率の高めることで、リサイクル事業の深掘りと事業領域の拡大を進めています。これらの戦略を通じて、イボキンは資源循環型社会の形成に貢献し、持続可能な成長を目指しています。