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エンビプロ・ホールディングスJP:5698
沿革
1978年7月 |
資本金2,000万円で株式会社佐野マルカ商店に改組。 |
1989年1月 |
静岡県富士宮市山宮に本社を移転。 |
1992年8月 |
静岡県富士宮市山宮にて貿易事業を開始。 |
1995年7月 |
静岡県富士市に鉄スクラップ在庫ヤード設置。 |
1997年6月 |
本社工場に大型シュレッダー設備を導入。 |
10月 |
静岡県富士宮市山宮に非鉄工場設置。 |
1998年5月 |
静岡県富士宮市山宮にて自動車リサイクル事業を開始。 |
2000年4月 |
株式会社富士通ゼネラルとの合弁により静岡県富士宮市山宮に株式会社富士エコサイクルを設立。(2010年2月に浜松市に移転) |
7月 |
株式会社佐野マルカ商店から株式会社佐野マルカに商号変更。 |
11月 |
新潟県上越市に鉄スクラップ在庫ヤード設置。 |
2001年4月 |
株式会社富士エコサイクルにて静岡県富士宮市山宮に家電リサイクル工場設置。 |
7月 |
静岡県富士宮市山宮にてプラスチックリサイクル事業を開始。 |
8月 |
静岡県富士宮市山宮にRPF工場(固形燃料製造工場)設置。 |
2002年4月 |
OA機器・遊戯機手解体事業を開始。 |
2003年6月 |
静岡県富士宮市山宮にプラスチックリサイクル工場設置。 |
12月 |
株式会社ユー・エス・エスとの合弁により名古屋市港区昭和町に株式会社アビヅを設立。 |
2004年7月 |
静岡県富士宮市山宮に複合選別設備(重液選別)を導入。 |
11月 |
軽量ダスト選別設備導入により自動車リサイクル法ASR(自動車シュレッダーダスト)の再資源化施設として自動車リサイクル法大臣認定を取得。 |
2005年9月 |
名古屋市に鉄スクラップ在庫ヤード設置。 |
2006年7月 |
中古自動車及び中古自動車部品輸出事業を目的に株式会社3WMを設立。 |
千葉県船橋市に鉄スクラップ在庫ヤード設置。 |
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2007年3月 |
第三者割当により資本金を2億8,500万円に増資。 |
7月 |
株式会社佐野マルカから株式会社エコネコルに商号変更。 |
2008年2月 |
株式会社3WMにてJAPAN COAST USED CARS AND SPARE PARTS TRADING(アラブ首長国連邦)設立。 |
5月 |
第三者割当増資により資本金を4億3,500万円に増資。 |
6月 |
資源リサイクル事業を行う株式会社クロダリサイクルの株式を100%取得し子会社とする。 |
株式会社3WMにて3WM CHILE IMPORT EXPORT LIMITADA(チリ)設立。 |
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2009年8月 |
静岡県西部地区及び愛知県東部地区のリサイクル資源の集荷のため株式会社オイコス設立。 |
12月 |
大阪府泉大津市に鉄スクラップ在庫ヤード設置。 |
2010年5月 |
純粋持株会社移行のため株式会社エコネコル・ホールディングス(現:株式会社エンビプロ・ホールディングス)を静岡県富士宮市に設立。 |
7月 |
株式会社エコネコル・ホールディングスから株式会社エンビプロ・ホールディングスに商号を変更。 |
吸収分割により、子会社(株式会社クロダリサイクル、株式会社オイコス)及び持分法適用会社(株式会社アビヅ、株式会社富士エコサイクル)の株式を株式会社エコネコルから当社へ移転。 |
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株式会社エコネコルにて大阪市に非鉄在庫倉庫開設。 |
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10月 |
現物配当により株式会社3WMの株式を株式会社エコネコルから株式会社エンビプロ・ホールディングスへ移転。 |
2011年1月 |
株式会社3WMにて大阪府高石市に営業所開設。(2012年4月大阪市に移転) |
4月 |
株式会社3WMの少数株主から株式を買取、同会社を完全子会社化。 |
資源リサイクル事業を行う有限会社リサイクルサポートサービス(現:株式会社しんえこ)の株式を100%取得し子会社とする。 |
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7月 |
株式会社クロダリサイクルにて大型シュレッダー設備更新。 |
株式会社オイコス本社工場(浜松市)稼働。 |
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10月 |
株式会社3WMにて愛知県海部郡に中古自動車部品等在庫ヤード開設。 |
2012年3月 |
株式会社エコネコルにて佐賀県伊万里市に非鉄在庫倉庫開設。 |
4月 |
株式会社エコネコルにて静岡市清水区に清水港ヤード設置。 |
5月 |
株式会社3WMにて3WM UGANDA LIMITED(ウガンダ) 設立。 |
8月 |
株式会社エコネコルにて兵庫県尼崎市に鉄スクラップ在庫ヤード開設。 |
2013年3月 |
株式会社エコネコルにて浜松市に浜松支店設置。 |
4月 |
株式会社エコネコルが株式会社オイコスを吸収合併。 |
9月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
10月 |
株式会社3WMにて東京営業所開設。 |
11月 |
東京事務所開設。同時に株式会社エコネコルにて東京営業所開設。 |
12月 |
資源リサイクル事業を通じた障がい福祉サービスを目的として、株式会社エコミット(長野県松本市)を設立。(現:株式会社アストコ) |
2014年2月 |
再生可能エネルギー発電事業を目的に、株式会社E3(東京都港区)を設立。 |
3月 |
株式会社3WMにて横浜市中区に横浜ヤード開設。 |
7月 |
株式会社エコネコルにて川崎市川崎区に川崎ヤード開設。 |
2015年1月 |
株式会社3WMにて東京営業所を横浜に移転。(横浜営業所開設) |
株式会社3WMにて千葉県佐倉市に千葉ヤード開設。 |
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2月 |
株式会社エコネコルにてホーチミン駐在事務所(ベトナム)開設。 |
5月 |
株式会社エコネコルにて愛知県豊橋市に豊橋ヤード開設。 |
12月 |
廃ゴムのリサイクル及びゴム製品の製造・販売を行う株式会社東洋ゴムチップの株式を100%取得し子会社とする。 |
2016年4月 |
環境イノベーション及び社会イノベーションを軸としたコンサルティング事業を展開することを目的として、株式会社ブライトイノベーション(東京都港区)を設立。 |
10月 |
株式会社エコミットから株式会社アストコに商号変更。 |
12月 |
東京事務所を東京都目黒区に移転。同時に株式会社アストコ及び株式会社ブライトイノベーションにて東京都目黒区に本社を移転。 |
2017年2月 |
株式会社E3にて東京都中央区に本社を移転。 |
4月 |
木質系バイオマス燃料の安定した調達を目的として、MINE BIOMASS SYNERGIES PRIVATED LIMITED(シンガポール)に出資実行。 |
7月 |
再生プラスチックの生産及び販売事業を目的として、株式会社プラ2プラ(愛知県名古屋市)を合弁により設立。 |
8月 |
東京事務所を東京都中央区に移転。同時に株式会社ブライトイノベーションにて東京都中央区に本社を移転。 |
9月 |
監査等委員会設置会社に移行。 |
2018年1月 |
リチウムイオン二次電池をリサイクルし有用金属を回収することを目的として、株式会社VOLTAを設立。 |
2月 |
株式会社アストコにて東京都中央区に本社を移転。 |
6月 |
東京証券取引所市場第一部に株式を上場。 |
2018年12月 |
株式会社アストコにて長野県松本市に本社を移転。 |
株式会社E3の全株式を譲渡。 |
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2019年4月 |
株式会社しんえこにて長野県安曇野市に営業所開設。 |
株式会社アビヅにて設備・プラント処分元請事業を目的として、株式会社SMARTを設立。 |
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6月 |
株式会社エコネコルにて愛知県一宮市に一宮工場開設。 |
10月 |
株式会社エコネコルにて欧州駐在事務所(イギリス)を設立。 |
2020年4月 |
株式会社エコネコルよりグローバル資源循環事業を分割し、各事業に特化した経営体制を構築することを目的として、株式会社NEWSCONを設立。 |
5月 |
株式会社エコネコルにて川崎港の鉄スクラップヤード拡張。 |
6月 |
株式会社エコネコルが株式会社プラ2プラを吸収合併。 |
7月 |
株式会社エコネコルのグローバル資源循環事業を株式会社NEWSCONに吸収分割。 |
12月 |
株式会社NEWSCONにて名古屋港の鉄スクラップヤード拡張。 |
2021年5月 |
株式会社NEWSCONにて尼崎港の鉄スクラップヤード拡張。 |
11月 |
株式会社エコネコルが富士見BMS株式会社の株式全部を取得して子会社化。 |
2022年3月 |
株式会社エコネコルが富士見BMS株式会社を吸収合併。 |
4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
7月 |
株式会社VOLTAにて静岡県富士市に本社を移転。 |
9月 |
株式会社3WMの物流代行サービス事業を分割し、海外戦略の加速を目的として、株式会社サイテラスを設立。 |
12月 |
株式会社NEWSCONにて東京都中央区に本社移転。 |
2023年1月 |
株式会社3WMの物流代行サービス事業を株式会社サイテラスに吸収分割。 |
2月 |
株式会社エコネコルにて静岡県富士市に富士工場を開設。 |
4月 |
工業用ゴム製品や樹脂製品等の製造販売事業を行う日東化工株式会社の株式を83.71%取得し子会社とする。 |
5月 |
株式会社NEWSCONにてオランダ支店開設。 |
6月 |
株式併合により日東化工株式会社に対する議決権比率を100.0%とする。 |
事業内容
エンビプロ・ホールディングスは、純粋持株会社制を採用し、13の連結子会社と2つの持分法適用関連会社、2つの非連結子会社、1つの持分法非適用関連会社を有しています。同社は主に「資源循環事業」「グローバルトレーディング事業」「リチウムイオン電池リサイクル事業」を展開しており、これらの事業を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。
資源循環事業では、工場や解体物件から排出される金属スクラップや産業廃棄物を収集・運搬し、中間処理工場でのせん断・溶断、手解体、破砕・選別、圧縮・固形化を行い、鉄スクラップや非鉄金属(銅、アルミニウム、ステンレス等)、プラスチック、ゴムなどのリサイクル資源を生産しています。これらのリサイクル資源は、国内外の市場に販売されています。
グローバルトレーディング事業では、自社で生産したリサイクル資源や同業者から仕入れたリサイクル資源、中古自動車などを国内外に販売しています。また、リサイクル資源やバイオマス燃料、中古自動車の輸入や三国間貿易にも取り組んでおり、輸出入業者向けの物流サービスも提供しています。
リチウムイオン電池リサイクル事業では、電池工場などから排出される工程廃材や使用済み電池を取り扱い、乾燥・破砕・選別することで、コバルト、ニッケル、リチウムなどの希少金属を含む濃縮滓を生産し、販売しています。
さらに、エンビプロ・ホールディングスは、大手企業の環境経営やESG投資対応のアドバイスを行う「環境経営コンサルティング事業」や、障がいのある方向けの就職支援や適切な仕事の提供を行う「障がい福祉サービス事業」も展開しています。これらの事業を通じて、同社は環境保全と社会貢献を目指しています。
経営方針
エンビプロ・ホールディングスは、サーキュラーエコノミーをリードすることを戦略コンセプトに掲げ、資源循環事業、グローバルトレーディング事業、リチウムイオン電池リサイクル事業を中心に展開しています。同社は、2050年のカーボンニュートラル達成に向け、低炭素なリサイクル原料への需要増加に対応し、技術やノウハウを活かしたグリーンマテリアルの供給を強化しています。
中期経営計画では、2028年6月期を最終年とする5カ年計画を策定。資源循環事業では、リユース、リサイクル、リマニュファクチャリングを主軸に、低炭素プロセスによる素材メーカーへの変革を進め、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。また、グローバルトレーディング事業では、金属スクラップの取扱量増加に向け、集荷拠点の拡張や営業活動の強化を行い、効率的な物流を実現します。
リチウムイオン電池リサイクル事業では、リサイクル能力の拡大と安全で効率的な製造プロセスの確立を進め、使用済み電池のリサイクルを通じて、ニッケル、コバルト、リチウムなどの原料を電池メーカーへ戻すクローズドループの構築を目指しています。
さらに、環境経営コンサルティング事業や障がい福祉サービス事業を通じて、環境保全と社会貢献を目指し、経営基盤と成長基盤の強化にも注力しています。これらの取り組みを通じ、エンビプロ・ホールディングスは、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。