サンユウJP:5697

時価総額
¥32.8億
PER
7倍
みがき棒鋼及び冷間圧造用鋼線の製造・販売、みがき棒鋼の精密機械加工(センタレス・旋盤・寸法切等)とその販売を手掛ける。

沿革

年  月

事          項

1957年1月

大阪府大阪市西区九条中通一丁目105番地に、みがき棒鋼の製造・販売を目的として、三友シャフト工業㈱を設立。東大阪市新家62番地に工場を新設。

1966年12月

大阪府枚方市大字春日860番地に枚方工場建設、第一期工事完成。

1969年7月

枚方工場第二期工事完成。東大阪市の工場から機械設備を枚方工場に移設。本社を枚方市大字春日860番地に移転。

1972年5月

みがき棒鋼の精密機械加工専門工場として、サンパック興業㈱(現 加工部)を当社役員等の出資により設立。

1990年12月

新日本製鐵㈱(現 日本製鉄㈱)室蘭製鐵所構内に、室蘭工場を新設。

1991年5月

八尾精鋼㈱を吸収合併(現 八尾工場、八尾営業所)し、㈱サンユウに商号変更。

1991年11月

第三者割当増資(1,273,300千円)を実施。

1992年2月

三和精密工業㈱(現 加工部)を当社100%出資の子会社とする。

1992年3月

本社社屋を本社工場内に新築。

1996年12月

大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。

2001年12月

ISO9001の認証を取得。

2006年6月

ISO14001の認証を取得。

2008年8月

新日本製鐵㈱(現 日本製鉄㈱)に第三者割当増資(970,175千円)を実施。

2008年8月

熊本県菊池市に当社100%出資子会社の㈱サンユウ九州(現 九州事業所)を設立。

2009年7月

室蘭工場を閉鎖。

2011年4月

大同磨鋼材工業㈱の全株式を取得(当社100%出資子会社)。

2013年7月

東京証券取引所市場第二部に上場。

2017年4月

当社100%出資子会社の㈱サンユウ九州(現 九州事業所)を吸収合併。

2018年4月

当社100%出資子会社の三和精密工業㈱(現 加工部)を吸収合併。

2018年11月

大阪ミガキ㈱の株式の過半数を取得し、当社の子会社とする。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

事業内容

サンユウグループは、サンユウとその子会社2社、関連会社1社、その他の関係会社1社から構成されています。このグループは主に2つの事業セグメントに分かれており、みがき棒鋼部門と冷間圧造用鋼線部門がそれにあたります。

みがき棒鋼部門では、サンユウとその子会社である大阪ミガキ株式会社が中心となり、日本製鉄株式会社をはじめとする複数の鉄鋼メーカーから材料を仕入れ、みがき棒鋼の製造・販売を行っています。また、サンユウの加工部では、センタレス加工や旋盤加工、寸法切りなどの精密機械加工も手掛けており、これらの製品も販売しています。大同磨鋼材工業株式会社、もう一つの子会社は、サンユウから購入したみがき棒鋼を切断するなどの加工と販売を専門としています。

冷間圧造用鋼線部門では、サンユウが再び主役となり、同じく日本製鉄株式会社を含む複数の鉄鋼メーカーから材料を仕入れ、冷間圧造用鋼線の製造・販売を行っています。この部門では、サンユウが大同磨鋼材工業株式会社に一部建物を賃貸していることも記されています。

サンユウグループは、これらの事業を通じて、精密機械加工を含むみがき棒鋼と冷間圧造用鋼線の市場において、製造から販売まで一貫したサービスを提供しています。

経営方針

サンユウグループは、みがき棒鋼と冷間圧造用鋼線の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社は、技術力の向上と生産設備の充実を通じて、顧客の多様なニーズに応えることを経営方針として掲げています。また、ステークホルダー全体の尊重と共に、品質向上に全社を挙げて取り組む「クオリティー ファーストの追求」を品質方針としています。

成長戦略として、サンユウグループは販売数量のシェアアップ、継続的な設備投資、社会的責任(CSR)の強化、連結経営の強化、そして海外戦略の取り組みを推進しています。これらの施策を通じて、競争力のある企業体質の確立と収益の最大化を目指しています。特に、みがき棒鋼及び冷間圧造用鋼線の高付加価値化と三次加工分野への展開、効果的な設備投資による生産性及び品質の向上、そしてISO基準に基づく企業経営を強化しています。

また、サンユウグループは、グローバルな視点を持ち、特に中国及びタイにおける日系自動車部品メーカーのニーズに対応するための海外戦略にも注力しています。これにより、国内外の市場での競争力を高め、持続可能な成長を目指しています。

経営環境の変化に対しても、自動車・建機業界向けの販売力強化や中小需要家へのサプライチェーン構築、生産体制の最適化、コスト削減、そしてコーポレート・ガバナンスの充実により、経営の安定化と成長を図っています。これらの取り組みを通じて、サンユウグループは、顧客指向の立場で収益性の高い事業展開を目指し、株主への安定的な利益配当を基本方針としています。