マーソJP:5619

時価総額
¥40.7億
PER
10.5倍
ヘルスケアDX実装カンパニーとして、人間ドック・健診の予約プラットフォーム「MRSO.jp」運営、医療施設向けDXサービス、新型コロナウイルスワクチン接種WEB予約システム提供などを手がける。

沿革

2015-02人間ドック・健康診断(以下、健診)の予約プラットフォーム「MRSO.jp」の開発・運営を目的として、東京都港区にマーソ株式会社を設立。代表取締役社長に山口博道が就任
2015-03三和システム株式会社より、人間ドック・健診の予約プラットフォーム「MRSO.jp」、医療施設向け人間ドック・健診WEB予約システム「MRS」、医療施設のホームページ管理・運営に関する事業等を譲受
2015-04ジャフコ グループ株式会社より出資受入
人間ドックの共通ギフト券「マーソギフト券」の発売を開始
2016-03ISMS(ISO27001)及びQMS(ISO9001)の認証取得
2017-01プライバシーマーク(Pマーク)認証取得
2017-03健康保険組合・企業向けWEB予約管理サービス「Health Plus」の提供を開始
代表取締役社長に西野恒五郎が就任
2017-04Aflac Ventures LLCより出資受入
2017-05クラウド型予約管理システム「MRSO-Plus」の納入を開始
2018-02森トラスト株式会社と両社保有資産を活用したサービス提供に関する資本業務提携を実施
2020-03住友生命保険相互会社と業務提携を実施
2021-01新型コロナウイルス等のワクチン接種に関するWEB予約サービス「MRSOワクチン」の提供を開始
株式会社日本旅行とMRSOワクチン等の行政DXサービスの提供に関する業務提携を実施
2021-06株式会社JTBとMRSOワクチン等の行政DXサービスの提供に関する業務提携を実施
2022-06明治安田生命保険相互会社に対する人間ドック・健診予約サービスの提供を開始
ソニー生命保険株式会社に対する人間ドック・健診予約サービスの提供を開始
2022-07地方自治体での各種行政サービスの予約受付に活用可能な行政WEB予約サービス「MRSOご予約」の提供を開始
2023-03富国生命保険相互会社に対する人間ドック・健診予約サービスの提供を開始
2023-04朝日生命保険相互会社に対する人間ドック・健診予約サービスの提供を開始
2023-06はなさく生命保険株式会社に対する人間ドック・健診予約サービスの提供を開始
2023-10株式会社イーウェルと両社保有資産を活用したサービス提供に関する業務提携を実施
2023-11株式会社SHIFTと健康経営に対するサービス提供に関する業務提携を実施
2023-12東京証券取引所グロース市場に株式を上場

事業内容

マーソは、ヘルスケアDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する企業として、人間ドックや健診の予約プラットフォーム「MRSO.jp」を中心に、医療施設や地方自治体、企業向けに様々なクラウドサービスを提供しています。これらのサービスは、主にパブリッククラウドを利用したSaaS形態で提供されており、顧客のマーケティング活動や業務効率化を支援しています。

マーソの事業は大きく分けて、HCPF(ヘルスケアプラットフォーム)サービス、DXサービス、大規模接種等サービスの3つのセグメントに分類されます。HCPFサービスでは、「MRSO.jp」を通じて、予防医療の啓蒙や健康寿命の延伸に貢献する情報の提供や、人間ドック・健診の予約機能を提供しています。また、医療施設に対しては、予約管理や顧客管理を効率化するためのDXサービスを提供し、医療施設の経営効率化に寄与しています。

さらに、新型コロナウイルスのワクチン接種に関するWEB予約システム「MRSOワクチン」を提供し、市町村や大規模接種会場、職域接種会場での接種を支援しています。このサービスは、国のワクチン接種記録システム(VRS)と連携可能であり、接種プロセス全体をサポートしています。

マーソは、これらのサービスを通じて、医療施設と受診者をつなぎ、予防医療の普及と健康寿命の延伸に貢献しています。また、デジタル技術を活用した業務効率化により、医療施設の経営改善を促進しています。

経営方針

マーソは、予防医療を切り口にしたヘルスケアDXを推進し、健康寿命の延伸に貢献することを目指しています。同社は、人間ドックや健診の予約プラットフォーム「MRSO.jp」を中心に、医療施設や地方自治体、企業向けにDXサービスを提供しており、これらのサービスを通じて医療施設の業務効率化やマーケティング活動の支援を行っています。

同社の成長戦略は、予防医療の推進と健康意識の向上、デジタル化を通じたDXの推進、新型コロナウイルスの感染状況とワクチン接種体制への対応の3つの柱に基づいています。特に、人間ドック・健診市場の拡大余地を見込み、医療施設に対しては「MRSO.jp」の掲載医療施設数拡大と業務プロセスのDXを通じた予約管理の効率化を推進しています。また、受診者に対しては、未受診者層へのアプローチを強化し、受診者拡大を目指しています。

さらに、行政向けDXサービスでは、既存取引自治体へのサービス機能拡充やクロスセル推進を通じた顧客基盤の強化、法人向けDXサービスでは、企業健診の予約管理を中心としたサービス提供による企業健保の業務効率向上に貢献しています。これらの取り組みを通じて、同社はヘルスケアデータの活用を図り、予防医療の推進と健康寿命延伸の実現に貢献していくことで、企業価値の最大化を目指しています。