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プロディライト【JP:5580】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
プロディライトは、法人や自治体向けに電話システムと通信インフラを一括で提供する企業です。同社はクラウドPBXを中核に、IP回線や端末の販売、移動体通信の設備工事、さらに電力や光回線の取次まで含むトータルな通信サービスを展開しています。
主要顧客は中小企業から大企業、自治体、そして大手通信キャリアで、クラウドPBXの利用料や回線の定額課金が継続的な収益の柱になっています。加えて、端末販売や基地局の設計・施工の受託収入、電力・回線サービスの取次による手数料収入が収益を多角化しています。
事業は音声ソリューション、移動通信設備、取次販売の三つのセグメントで構成されています。同社の音声ソリューションにはクラウドPBX(INNOVERA)や小規模向けの廉価モデル(TELENEAR)、クラウド直結の回線(IP-Line)や端末販売があり、移動通信設備では基地局の折衝・設計・施工・コンサルを行い、取次販売では電力会社や光回線事業者のサービスを代理で提供しています。
経営方針
同社は国内のクラウドPBX市場でリーディングポジションを確立することを成長目標としています。市場は調査により2025年度に約370億円、2030年には約600億円に拡大すると予測されており(出典:富士キメラ総研)、同社はこれに対応して「INNOVERA」のアカウント数や「IP‑Line」のチャネル数を積極的に伸ばすことを目指しています。具体的には、近年の取り組みでINNOVERAの総アカウント数を約4万1千件から約4万9千件、IP‑Lineの総チャネル数を約7万1千チャネルから約7万6千チャネルへと拡大するなど、ストック収益基盤の拡大を数値目標の一つに据えています。
重点投資分野はクラウドPBX本体の機能強化と営業・サポート体制の両輪です。製品面では多言語対応、AI音声認識、迷惑電話フィルター、CRM連携など付加価値機能を投入して競合と差別化を図り、使い勝手の改善やAPI連携による他システムとの接続性を高めています。営業面では全国展開を支えるパートナープログラムとカスタマーサクセス部門を整備し、解約率(月平均)を0.9%前後から0.76%程度まで低下させるなど継続利用率の改善に注力しています。リカーリング売上比率(定額課金などの継続収入比率)は約80%を維持しており、安定したキャッシュフロー確保を重視しています。
新市場の開拓と事業拡大では、自治体や大手通信キャリア向けの導入拡大、地方の中小企業への浸透、さらに電力や光回線の取次といった関連サービスのクロスセルによる収益源の多角化を進めています。株式会社NNコミュニケーションズの子会社化によるWebマーケティング網の活用や、大手パートナーとの連携強化、M&Aによる技術・販路取得も具体的施策として掲げており、これらを通じて販売網と顧客基盤の拡大を図っています。同社はM&Aを用いて短期間での市場シェア拡大とコア技術の獲得を目指しています。
技術革新への取り組みとしては、AIや大規模言語モデル(LLM)対応を見据えたR&D投資を進めています。具体的には音声認識や自動応答の精度向上、CRMとの自動連携、APIを使った他サービスとのシームレスな接続性の強化を行い、業務効率化と顧客体験の向上を両立させる方針です。加えてサービスの高可用性を担保するための運用監視強化や内部管理体制の整備にも投資しており、信頼性とコンプライアンスを確保しながら技術基盤のアップデートを図っています。