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丸一鋼管JP:5463
沿革
1947年12月 |
株式会社丸一鋼管製作所を設立、本社を大阪市東住吉区(現平野区)加美橘町に置く。 |
1956年12月 |
丸一鋼販株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
1957年12月 |
本社を大阪市東住吉区(現・平野区)加美神武町に移転。大阪工場(現・大阪倉庫)を新設。 |
1958年5月 |
東京事務所を開設。 |
1960年3月 |
丸一鋼管株式会社と商号変更。 |
1960年9月 |
名古屋事務所を開設。 |
1961年9月 |
東京工場(現・市川倉庫)を新設。(2014年現・東京工場へ統合)。 |
1962年3月 |
大阪、東京両証券取引所市場第二部上場。 |
1964年8月 |
大阪、東京両証券取引所市場第一部上場。 |
1965年4月 |
堺工場を新設。 |
1966年10月 |
名古屋工場を新設(1984年現・名古屋工場へ統合)。 |
1970年2月 |
北海道丸一鋼管株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
1972年2月 |
大阪事務所を開設。 |
1972年11月 |
特品工場(現・堺特品工場)を新設。 |
1973年10月 |
東京第二工場(現・東京工場)を新設。 |
1974年7月 |
四国丸一鋼管株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
1974年11月 |
九州丸一鋼管株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
1976年11月 |
沖縄丸一株式会社(現・非連結子会社)を設立。 |
1977年4月 |
名古屋第二工場(現・名古屋工場)を新設。 |
1978年2月 |
本社を大阪市西区に移転。 |
1978年12月 |
米国にマルイチ・アメリカン・コ-ポレ-ション(現・連結子会社)を設立。 |
1984年10月 |
名古屋工場を名古屋第二工場へ統合し、同工場を名古屋工場と改称。 |
1989年11月 |
詫間工場を新設。 |
1995年1月 |
鹿島特品工場を新設。 |
2000年10月 |
カスガ工業株式会社(現・非連結子会社)の株式取得。 |
2001年7月 |
丸一インベストメント有限会社(但し、2012年10月1日吸収合併済)を設立。 |
2005年8月 |
丸一インベストメント有限会社による中華民国のウイニング・インベストメント・コーポレーション(現・持分法適用関連会社)の株式取得。 |
2006年3月 |
四国丸一鋼管株式会社(現・連結子会社)の株式追加取得。 |
2006年11月 |
ベトナム国のサン・スチール・コーポレーション(現マルイチ・サン・スチール・ジョイント・ストック・カンパニー、現・連結子会社)の持分取得。 |
2008年5月 |
米国にMKK・USA・インク(現・連結子会社)を設立し、 |
2008年11月 |
ベトナム国にサン・スチール・(ハノイ)・カンパニー・リミテッド(現マルイチ・サン・スチール・(ハノイ)・カンパニー・リミテッド、現・連結子会社)を設立。 |
2009年3月 |
株式会社アルファメタル(現・連結子会社)の増資を引き受け、子会社化。 |
2009年12月 |
インド国のクマ・ステンレス・チューブ・リミテッド(現マルイチ・クマ・スチール・チューブ・プライベート・リミテッド、現・連結子会社)の持分取得。 |
2012年1月 |
メキシコ国にマルイチメックス S.A.de C.V. (現・連結子会社)を設立。 |
2014年5月 |
東京工場(現・市川倉庫)を東京第二工場へ統合。東京第二工場を東京工場と改称。 |
2015年3月 |
米国にマルイチ・オレゴン・スチール・チューブLLC(現・連結子会社)を設立し、同国のEvraz INC.NA社傘下のEvraz Oregon Steelの構造用鋼管事業を譲受ける。 |
2016年3月 |
大阪工場を堺工場へ統合。大阪工場を大阪倉庫と改称。 |
2018年2月 |
フィリピンにマルイチ・フィリピン・スチール・チューブ・インク(現・連結子会社)を設立。 |
2018年10月 |
本社、大阪事務所、丸一鋼販株式会社 本社、同大阪営業所を大阪市中央区に移転。 |
2020年4月 |
コベルコ鋼管株式会社(現・丸一ステンレス鋼管株式会社)の全株式を取得し連結子会社化。 |
2021年11月 |
ジェネバ・ストラクチュアル・チューブズLLC(現・マルイチ・ネブラスカ・チューブLLC)の全持分を取得し連結子会社化 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
2022年8月 |
米国にマルイチ・ステンレス・チューブ・テキサス・コーポレーション(現・連結子会社)を設立。 |
事業内容
丸一鋼管は、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業で、主に各種鋼管及び表面処理鋼板の製造・販売を行っています。この企業グループは、本社を含む合計33社で構成され、国内外の市場において幅広い製品を提供しています。
日本国内では、丸一鋼管自身が製品の製造・販売を手掛けるほか、北海道丸一鋼管、九州丸一鋼管、四国丸一鋼管の製品を直接仕入れて販売しています。また、丸一鋼販を通じて製品の販売を行い、株式会社アルファメタルでは、丸一鋼管から仕入れた鋼管を自動車部品等に加工して販売しています。さらに、丸一ステンレス鋼管はステンレス鋼管の製造・販売を担当しています。
北米市場では、マルイチ・アメリカン・コーポレーションやマルイチ・レビット・パイプ・アンド・チューブLLCなど複数の企業が鋼管の製造・販売を行っており、マルイチ・ステンレス・チューブ・テキサス・コーポレーションは2024年4月以降の稼働を予定しています。
アジアでは、ベトナムのマルイチ・サン・スチール・ジョイント・ストック・カンパニーが鋼管及び表面処理鋼板の製造・販売を、インドのマルイチ・クマ・スチール・チューブ・プライベート・リミテッドがステンレス鋼管及びアルミメッキ鋼管の製造・販売を、フィリピンのマルイチ・フィリピン・スチール・チューブ・インクが鋼管の製造・販売を行っています。
これらの事業展開を通じて、丸一鋼管は国内外の多様な市場ニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
丸一鋼管は、2021年4月から2024年3月までの第6次中期経営計画を推進しています。この計画は、同社が70周年を迎え、100周年を健全に迎えるための基盤固めの3年間と位置づけられています。目標としては、売上高2,000億円、営業利益260億円、営業利益率13%を掲げています。経営環境の前提として、国内の鉄鋼需要の長期的な減少傾向、海外市場の成長回復、鉄鋼市況の安定化、EV化の進展に伴う自動車関連の対応、原材料の安定調達などが挙げられています。
同社は、デジタル化の推進による製造・営業の生産性向上、ESG経営の推進を通じて、長期的な安定成長を目指しています。また、環境目標として、2030年までに国内グループでCO2排出量を2013年度比46%削減することを目標に掲げています。
具体的な施策としては、国内での生産販売の回復と高収益体質の維持、丸一ステンレス鋼管の営業利益率10%目標達成、グループ企業間のシナジー効果の発揮、生産及び営業でのデジタル化推進、ESGレポートの作成、女性人材や海外人材の活用などが挙げられます。海外では、営業利益率の目標達成、SUNSCOの国内販売比率の拡大、自動車関連工場での設備投資継続などが計画されています。
これらの施策を通じて、丸一鋼管は国内外での競争力を高め、持続可能な成長を目指しています。