フジミインコーポレーテッドJP:5384

時価総額
¥1813.4億
PER
17.9倍
研磨材等の製造販売を行い、日本、北米、アジア、欧州に拠点を持ち、南興セラミックス株式会社やFUJIMI CORPORATIONなどが関連会社。

事業内容

フジミインコーポレーテッドは、研磨材の製造と販売を主な事業としています。この会社は、日本を拠点にしつつ、北米、アジア、欧州に子会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。具体的には、南興セラミックス株式会社やFUJIMI CORPORATIONなどの子会社を通じて、各地域での事業を支えています。

日本では、フジミインコーポレーテッドと南興セラミックス株式会社が中心となり、研磨材の製造と販売を行っています。北米では、FUJIMI CORPORATIONが同様の事業を展開し、地域のニーズに応えています。アジアでは、FUJIMI-MICRO TECHNOLOGY SDN. BHD.やFUJIMI TAIWAN LIMITEDなどが活動しています。

欧州においては、FUJIMI EUROPE GmbHが拠点となり、研磨材の販売を行っています。これらの子会社は、地域ごとの市場特性に応じた製品とサービスを提供し、フジミインコーポレーテッドのグローバルな事業展開を支えています。

経営方針

フジミインコーポレーテッドは、企業理念として「高度産業社会の期待に新技術で応え、地球に優しく、人々が快適に暮らせる未来の創造に貢献する」ことを掲げています。この理念に基づき、同社は製品の高品質化と安定供給を重視し、持続可能な社会の実現を目指しています。

同社の中期経営計画では、既存の半導体関連事業の強化と新規事業の創出を通じて、研磨材メーカーから「パウダー&サーフェスカンパニー」への進化を図ることを目指しています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献することを基本方針としています。

フジミインコーポレーテッドは、研究開発とグローバルな製品供給体制の拡充に注力しています。また、サステナブルな経営の根幹を成す人材投資やESGに関する取り組みを積極的に推進し、企業ビジョンの実現を目指しています。

同社の成長戦略には、半導体関連事業の基盤強化や次世代半導体向け材料分野での地位確立が含まれています。また、新技術の開発やコア技術の発展を通じて、持続的な成長を図ることを目指しています。

フジミインコーポレーテッドは、企業価値向上のために、品質保証のレベルアップや事業継続力の強化を課題としています。特に、半導体市場に依存しない売上の安定化と拡大を目指し、非半導体領域での用途拡大を進めています。

同社は、株主還元として連結配当性向を55%以上とすることを目標に、業績に応じた積極的な株主還元を実施しています。また、内部留保を活用し、開発・生産体制の強化や事業領域の拡大を図っています。

フジミインコーポレーテッドは、持続可能な社会の実現に向けて18のマテリアリティを特定し、環境、社会、ガバナンス、価値創造の各分野での取り組みを進めています。これにより、企業価値の向上を図っています。