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ダントーホールディングス (5337) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ダントーホールディングスは、タイル製造を中心とした建設用陶磁器事業を主力としながら、不動産投資運用や発電機事業など複数の分野に事業を展開する企業グループです。同社は持株会社として10社の子会社を統括し、伝統的な陶磁器製造業から新エネルギー関連事業まで幅広いポートフォリオを構築しています。近年は系統用蓄電池事業も新たに開始し、事業の多角化を進めています。
収益構造は主にタイル関連事業、不動産事業、発電機事業の3つの柱から成り立っています。タイル関連事業では建築業界向けに陶磁器製品の製造から販売、施工まで一貫して提供し、不動産事業では資産運用やアドバイザリー業務を通じて手数料収入を得ています。発電機事業では災害対策や電力の安定供給を求める企業や自治体向けに、プロパンガスを燃料とする発電機の開発・製造・販売を行っています。
事業セグメントは、株式会社淡陶社などが手がける建設用陶磁器等事業、タッチストーン・キャピタル・マネージメントなどによる不動産アセット・マネジメント業務、ダントーパワー株式会社が担当する発電機事業、そしてダントー・ネオエネルギー株式会社による再生可能エネルギー事業に分かれています。また投資運用事業も展開しており、同社は従来の製造業の枠を超えた総合的な事業会社として位置付けられます。
経営方針
ダントーホールディングスは、明治時代から続くタイル製造の伝統を基盤としながら、厳しい建設業界の環境に対応するため多角的な成長戦略を展開しています。同社は継続的な利益創出を目標に掲げ、営業利益や経常利益といった損益項目を重視した経営指標を設定し、安定した企業体質の確立を進めています。建設コストの高騰や住宅市場の慎重な投資姿勢が続く中でも、商業施設や店舗、オフィス分野での堅調な需要を捉えた事業展開を図っています。
タイル事業では、自社工場生産によるブランド「A.a.Danto」を中核として、商業施設・店舗・オフィス分野におけるインテリア市場でのシェア拡大を成長の軸に位置付けています。近年進むタイルの大型化やデザイン性の高度化といった市場ニーズに対応し、集合住宅のエントランスや共用部、非住宅分野のインテリア用途での採用拡大を目指しています。意匠性や耐久性、空間価値を重視した製品開発により、従来の外壁用途中心から付加価値の高いインテリア用途への転換を進めています。
不動産事業では、世界経済の成長予測上方修正や富裕層・海外投資家による日本不動産への旺盛な投資需要を背景に、既存のアセットマネジメント事業の運用資産残高積み上げによる安定収益確保を図っています。金利上昇リスクやインフレ懸念から賃貸収益の上昇が見込めるアセットへと投資家ニーズが変化する中、同社は事業セグメント拡大のための新規事業を成長ドライバーとして事業化を推進しています。
発電機事業と再生可能エネルギー分野では、技術革新を通じた新市場開拓に積極的に取り組んでいます。大手通信企業グループとの販売網を活用して地方自治体へのLPガス発電機普及を進め、老人福祉施設向け設置型発電機の販売も新たに開始しました。IoT機能を搭載した次世代型モデルを含む製品ラインナップの拡充により、多様なユーザーニーズに対応しています。さらに2026年1月から100%子会社化したダントー・ネオエネルギーにおいて蓄電施設案件の権利確保と事業化基盤整備を進め、蓄電所の建設から運営まで本格化させることで重層的な収益源の確保を目指しています。