ダントーホールディングスJP:5337

時価総額
¥255.4億
PER
建設用陶磁器の製造・販売・施工、不動産アセット・マネジメントと投資アドバイザリー、米国での住宅ローン提供。

沿革

1885年8月

淡路焼の陶祖賀集珉平が創始した淡路焼を継承して、資本金1万円をもって現在の本店所在地に合資組織による淡陶社を設立

1893年7月

商法実施により株式会社に組織を改め淡陶株式会社に改称

1901年3月

内装タイルの製造開始

1906年7月

大阪市に大阪支店を開設

1918年10月

兵庫県三原郡(現 南あわじ市)に福良工場(2003年12月閉鎖)完成

1923年2月

東京都中央区に東京支店(現 ㈱Danto Tile本店)を開設

1949年5月

大阪証券取引所市場第一部に株式を上場

1962年8月

栃木県河内郡(現 宇都宮市)に宇都宮工場完成(2011年4月閉鎖)

1962年12月

十和建材㈱(現 西日本ダントー㈱ 連結子会社)へ出資

1966年7月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

1966年9月

広島県芦品郡(現 福山市)に福山工場完成(1998年12月閉鎖)

1967年8月

外装及び床タイルの製造開始

1968年6月

大阪市に大阪本部(現 大阪本社)を開設

1969年2月

宇都宮タイル販売㈱(旧 東日本ダントー㈱ 現 ㈱Danto Tile 連結子会社)を設立

1971年2月

名陶タイル販売㈱(旧 東海ダントー㈱)を設立

1973年5月

接着剤の製造開始

1978年5月

岐阜県多治見市に多治見物流センター(現 ㈱Danto Tile 商品センター)を開設

1985年4月

社名をダントー株式会社に改称

1997年12月

淡路福良工場(2003年12月閉鎖)の内装タイル製造設備一新

1999年12月

宇都宮工場ISO14001認証取得

2000年1月

淡路島工場(現 ㈱Danto Tile 淡路島工場)ISO9002認証取得

2001年10月

「D+ dee plus」ブランド品の販売ネットワークシステム構築

2003年12月

淡路島工場(福良)を閉鎖し、内装タイルは宇都宮工場、外装及び床タイルは淡路島工場(阿万)に集約再構築

2004年1月

淡路島工場ISO14001認証取得

2005年1月

兵庫県三原郡4町の合併に伴い、本店所在地が兵庫県南あわじ市に表示変更

2005年12月

ダントープロダクツ㈱(旧 ㈱Danto)を設立

2005年12月

ダントーキャピタル㈱を設立

2006年7月

会社分割による持株会社制への移行

2006年7月

社名をダントーホールディングス株式会社に改称

2006年7月

ダントー㈱を設立

2006年12月

ダントープロダクツ㈱宇都宮事業所ISO9001認証取得

2011年4月

東日本大震災によりダントープロダクツ㈱宇都宮工場閉鎖

2012年3月

群馬タイル販売㈱株式追加取得による同社連結子会社化

2012年4月

ダントープロダクツ㈱を吸収分割承継会社(株式会社Dantoに改称)、ダントー㈱を吸収分割会社とする吸収分割を実施

2012年4月

東日本ダントー㈱を吸収合併存続会社(株式会社Danto Tileに改称)、ダントー㈱、東海ダントー㈱を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施

2012年10月

台湾に海外初のショールーム「D+ dee plus タイルショールーム」を開設

2013年1月

㈱Danto Tileを吸収合併存続会社、群馬タイル販売㈱を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施

2015年12月

Danto USA Inc.(連結子会社)を設立

2016年1月

㈱Danto Tileを吸収合併存続会社、㈱Danto及びダントーキャピタル株式会社を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施

2016年12月

淡路島工場(福良)にタイル製造設備導入

2018年8月

タッチストーン・キャピタル・マネージメント㈱全株式取得により同社連結子会社化

2018年12月

Touchstone Investment Management,LLC(Danto Investment Management,Inc.に商号変更)全持分取得により同社連結子会社化

2019年6月

(同)deeplus(連結子会社)を設立((同)ELEMUSに商号変更)

2020年7月

SRE Mortgage Alliance Inc.(SRE Technologies Inc.に商号変更)株式50%取得により同社連結子会社化

2021年5月

SRE Technologies Inc.の持分比率減少により持分法適用関連会社に異動

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行

2022年7月

ダントーテクノロジーズ㈱(連結子会社)を設立

2022年11月

㈱日本高分子材料研究所全株式取得により同社連結子会社化

事業内容

ダントーホールディングスとそのグループ企業(子会社8社及び持分法適用関連会社1社)は、複数の事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、タイル関連事業、不動産事業、住宅金融事業が含まれます。

タイル関連事業では、建設用陶磁器とその関連製品の製造、販売、施工を手掛けています。このセグメントには、株式会社Danto Tile、合同会社ELEMUS、ダントーテクノロジーズ株式会社、西日本ダントー株式会社、株式会社日本高分子材料研究所が含まれます。

不動産事業では、不動産アセット・マネジメント業務、投資アドバイザリー業務、および遊休工場用地等の賃貸を行っています。このセグメントには、ダントーホールディングス自身、Danto USA Inc.、タッチストーン・キャピタル・マネージメント株式会社が関与しています。

住宅金融事業は、米国における住宅ローンの提供を中心としたマルチソリューションプラットフォーム事業です。この事業には、Danto Investment Management, Inc.及びSRE Technologies Inc.が関わっています。

さらに、ダントーホールディングスは投資運用事業も展開しており、このセグメントにはダントーホールディングス自身と株式会社Danto Tileが含まれます。

これらの事業を通じて、ダントーホールディングスグループは多岐にわたる分野で事業を展開し、様々なニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

ダントーホールディングスは、長い歴史を持つタイル製造の伝統に基づき、環境に優しい製品作りと顧客満足を追求する企業理念を掲げています。同社は、人と地球に優しい製品作りと、顧客の立場に立った自信の持てる製品を提供することを目指しています。また、快適な生活空間の提案とタイルに関するトータルサービスの提供を通じて、社会に貢献し続けることを目標としています。

経営指標としては、営業利益や経常利益などの損益項目に注目し、継続的な利益を生み出す企業体質の確立を目指しています。中長期的な経営戦略として、2023年度には機能性タイル生産設備や不燃発泡スチロール生産設備の建設を実施し、新素材の試験、研究、開発を進め、2024年度の商品化を目指しています。また、価格体系の見直しや指定力向上、高付加価値商品の拡販に取り組み、環境に配慮した商品開発やSDGsへの取り組みを進めることで、ブランドイメージの向上と製品認知活動を推進しています。

さらに、営業部門の指定力向上に向けた組織改革や高利益商品への主力販売品転換、販売価格・運賃の見直しを実施し、収益効率の向上を図っています。攻略ターゲットをマンション物件中心から商業施設や官公庁などの非住宅分野へ拡大し、売上・シェア・利益の向上を目指しています。

不動産事業では、良質な不動産の取得競争が継続する中、運用資産残高の着実な積み上げと安定的な収益の確保を目指しています。また、連結子会社ダントーテクノロジーズ株式会社は、国内外向けの設備、機器の販売を計画しており、これが2023年後半から実現する見込みです。

ダントーホールディングスは、これらの戦略を通じて、厳しい経済環境の中でも成長を目指し、多岐にわたる事業領域でのサービス提供を強化しています。