TOTOJP:5332

時価総額
¥7675.7億
PER
25.7倍
住設製品(レストルーム、バス、キッチン、洗面商品)、セラミック製品の製造・販売、不動産賃貸を手がける。

沿革

1917年5月

日本陶器合名会社(現在の㈱ノリタケカンパニーリミテド)内にあった製陶研究所の技術をもって、資本金100万円で東洋陶器株式会社を設立し、衛生陶器の製造販売を開始

1920年1月

日本で最初の連続焼成窯(ドレスラー式トンネル窯)による焼成を開始

1937年10月

衛生陶器工場竣工(茅ヶ崎工場)

1946年11月

水栓金具の生産開始(小倉第一金具工場竣工)

1949年5月

株式上場(東京・名古屋・大阪・福岡各証券取引所)

1958年9月

プラスチック製品生産開始(茅ヶ崎工場)

1962年6月

衛生陶器工場竣工(滋賀工場)

1967年4月

水栓金具工場竣工(小倉第二工場)

1968年4月

衛生陶器工場竣工(中津工場)

1970年2月

ホーロー浴槽の生産開始(小倉第二工場)

1970年3月

東陶機器株式会社に社名変更

1971年5月

水栓金具工場竣工(大分工場)

1972年1月

洗面化粧台の生産開始(行橋工場竣工)

1980年10月

給湯機の生産開始(滋賀工場)

1980年12月

アフターサービス業務会社を設立(東陶メンテナンス㈱(現社名:TOTOメンテナンス㈱))

1985年3月

施工・管理業務会社を設立(東陶エンジニアリング㈱(現社名:TOTOアクアエンジ㈱))

1986年3月

ユニットバスルーム製造会社を設立(千葉東陶㈱(現社名:TOTOバスクリエイト㈱))

1989年3月

決算期を11月30日から3月31日に変更

1989年7月

システムキッチン製造会社を設立(東陶ハイリビング㈱(現社名:TOTOハイリビング㈱))

1989年11月

米国に販売会社を設立(TOTO Kiki U.S.A. Inc.(現社名:TOTO U.S.A.,INC.))

1991年9月

米国に衛生陶器製造会社を設立(TOTO Industries(Atlanta),Inc.(現社名:TOTO U.S.A.,INC.))

1991年11月

ウォシュレット工場竣工(小倉第三工場)

1992年4月

ニューセラミック工場竣工(中津第二工場)

1994年

中国大陸に製造会社を設立

5月  衛生陶器製造会社(北京東陶有限公司)

6月  ホーロー浴槽製造会社(南京東陶有限公司)

7月  水栓金具製造会社(東陶機器(大連)有限公司(現社名:東陶(大連)有限公司))

1994年6月

ニューセラミック製造会社を設立(東陶オプトロニクス㈱ (現社名:TOTOファインセラミックス㈱))

1995年3月

中国大陸に衛生陶器製造会社を設立(東陶機器(北京)有限公司)

1995年9月

マレーシアにウォシュレット製造会社を設立(TOTO KIKI(MALAYSIA)SDN.BHD.(現社名:TOTO MALAYSIA SDN.BHD.))

1995年11月

中国大陸に販売・持株会社を設立(東陶機器(中国)有限公司(現社名:東陶(中国)有限公司))

1996年10月

米国に持株会社を設立(TOTO U.S.A.,INC.)

2001年1月

米国の販売会社(TOTO Kiki U.S.A. Inc.)と製造会社(TOTO Industries(Atlanta),Inc.)を統合し、TOTO U.S.A.,Inc.に社名変更

従来の持株会社(TOTO U.S.A.,Inc.)は、TOTO U.S.A.Holdings,Inc.に社名変更(現社名:TOTO AMERICAS HOLDINGS,INC.)

2001年10月

当社・愛知電機㈱・小糸工業㈱(現 KIホールディングス㈱)の3社共同で、会社分割制度を用い、ウォシュレット製造会社を設立(㈱パンウォッシュレット(現社名:TOTOウォシュレットテクノ㈱))

2002年3月

ベトナムに衛生陶器製造会社を設立(TOTO VIETNAM CO.,LTD.)

2006年3月

メキシコに衛生陶器製造会社を設立(TOTO SANITARIOS DE MEXICO S.A.DE C.V.(現社名:TOTO MEXICO,S.A.DE C.V.))

2007年3月

愛知電機㈱・小糸工業㈱(現 KIホールディングス㈱)よりTOTOウォシュレットテクノ㈱の株式をすべて取得し、100%子会社化

2007年5月

TOTO株式会社に社名変更

2007年12月

ドイツの持株会社(TOTO Gerate GmbH (現社名:TOTO Europe GmbH))に増資を実施

2008年1月

シンガポールにアジア・オセアニア統括会社を設立(TOTO ASIA OCEANIA PTE.LTD.)

2009年11月

タイに衛生陶器製造会社を設立(TOTO Manufacturing(Thailand)Co.,Ltd.)(現社名:TOTO(THAILAND)CO., LTD.)

2011年1月

インドに現地法人を設立(TOTO INDIA INDUSTRIES PVT.LTD.)

2013年4月

会社分割(新設分割)を用い、水栓金具等製造会社を設立(TOTOアクアテクノ㈱)

2013年7月

TOTO ASIA OCEANIA PTE.LTD.が、The Siam Cement Public Company LimitedよりTOTO Manufacturing(Thailand)Co.,Ltd.(現社名:TOTO(THAILAND)CO.,LTD.)の株式をすべて取得し、100%子会社化

2015年8月

創立100周年の記念事業として、本社・小倉第一工場敷地内に「TOTOミュージアム」を開設

2017年5月

創立100周年

2022年6月

監査等委員会設置会社へ移行

事業内容

TOTO株式会社とそのグループ企業は、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業内容は、グローバル住設事業、新領域事業、およびその他の事業です。

グローバル住設事業では、レストルーム、バス、キッチン、洗面商品などの製造・販売を行っています。日本国内では、TOTOサニテクノが衛生陶器、TOTOウォシュレットテクノが温水洗浄便座、TOTOバスクリエイトがユニットバスルーム、TOTOハイリビングがシステムキッチンと洗面化粧台、TOTOアクアテクノが水栓金具や電気温水器などを製造し、TOTOに供給しています。また、TOTOメンテナンスは製品の補修などのアフターサービスを、TOTOアクアエンジは住宅設備機器の施工・販売・設計・請負を行っています。海外では、中国大陸、アジア・オセアニア、米州、欧州において、それぞれ統括拠点を設け、地域に応じた事業展開をしています。

新領域事業としては、セラミック製品の製造・販売を行っており、TOTOファインセラミックスがこのセグメントを担っています。

その他の事業としては、TOTOビジネッツが不動産の賃貸事業を行っており、森村SOFCテクノロジーという関連会社も存在します。

これらの事業を通じて、TOTOグループは住宅設備から新素材の開発、不動産まで、多岐にわたる分野で事業を展開しています。

経営方針

TOTO株式会社は、2050年のカーボンニュートラル実現と全ての人に快適で健康な暮らしを提供することを目指しています。この目標達成に向けて、同社は「新共通価値創造戦略 TOTO WILL2030」を策定し、2021年度からの10年間で推進しています。この戦略では、「きれいで快適・健康な暮らしの実現」と「社会・地球環境への貢献」を二つの大きな柱として掲げています。

中期経営計画の初期段階である「WILL2030 STAGE1」では、2021年度から2023年度までの具体的な目標を設定し、企業活動と「TOTOグローバル環境ビジョン」を一体化させることで、企業価値のさらなる向上を目指しています。戦略のフレームワークには、「コーポレートガバナンス」と「デジタルイノベーション」を基盤とし、「グローバル住設事業」と「新領域事業」を二つの事業軸としています。また、全社横断的な革新活動として、「マーケティング革新」「デマンドチェーン革新」「マネジメントリソース革新」を推進しています。

具体的な取り組みとして、日本住設事業ではリモデル市場への注力、海外住設事業では中国大陸、アジア・オセアニア、米州、欧州でのブランド価値向上と市場拡大を目指しています。新領域事業では、デジタルトランスフォーメーションの波に乗り、先端半導体の開発支援を通じて社会の発展に貢献しています。

これらの戦略を通じて、TOTO株式会社は持続可能な社会の実現に貢献し、世界中の人々から信頼される企業を目指しています。