アジアパイルホールディングスJP:5288

時価総額
¥555億
PER
9.7倍
基礎工事関連事業を展開し、国内外でコンクリート杭や鋼管杭の製造・施工・販売を手がけるアジアパイルホールディングス。

事業内容

アジアパイルホールディングスは、基礎工事関連事業を中心に展開しており、国内外で多様な事業セグメントを持っています。国内事業では、コンクリート杭、鋼管杭、場所打ち杭などの製造・施工・販売を行っています。ジャパンパイル株式会社が主要な役割を担い、ゼネコンや商社からの受注を受けて活動しています。

具体的には、ジャパンパイル株式会社がコンクリート杭の製造・施工・販売を行い、ジャパンパイル基礎工業株式会社が施工を担当しています。また、ジャパンパイル富士コン株式会社とジャパンパイル関東北販売株式会社が施工・販売を行っています。さらに、シントク工業株式会社がコンクリート杭の継手金具や二次製品付属金物の製造・販売を手がけています。

海外事業では、ベトナムとミャンマーでの活動が中心です。ベトナムでは、Phan Vu Investment Corporationが基礎工事を請け負い、製造子会社に原材料を販売しつつ、コンクリート杭の施工・販売を行っています。ミャンマーでは、VJP Co., Ltd.がコンクリート杭の製造・販売を行っています。これにより、アジアパイルホールディングスは国際的な事業展開を進めています。

経営方針

アジアパイルホールディングスは、基礎建設業界でのリーディングカンパニーを目指し、国内外での事業拡大を推進しています。同社は、基礎建設の事業を日本国内市場からアセアン市場に拡大するため、持株会社体制を採用し、アセアン各国の企業と連携しています。これにより、日本市場とアセアン市場を一体化し、基礎建設事業の推進を図っています。

同社の中期経営計画「新5か年計画」(2024年4月~2029年3月)では、基礎建設業界を代表する高い専門性を持つリーディングカンパニーを目指しています。この計画の下、事業戦略とサステナビリティ戦略を策定し、品質向上と効率化を通じて施工および生産体制の強化を図っています。

事業戦略としては、大径・大規模工事へのシフトを進め、既存事業の競争力を強化しています。また、国内での技術革新と海外市場開拓を進め、全杭種でのトップシェア実現や新分野マーケット開拓に向けた体制を整備しています。これにより、国内外での事業領域拡大を目指しています。

サステナビリティ戦略では、ESGの取り組みを推進し、持続的に成長できる経営基盤の構築を進めています。具体的には、気候変動への取り組み、働きやすい職場の実現、ガバナンス体制の充実を図っています。これにより、長期的な視野での人材育成と多様性の確保を進めています。