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monoAI technologyJP:5240
沿革
年 月 |
事業の変遷 |
2013年1月 |
東京都新宿区新宿において、オンラインコミュニケーションの良さを広めるため、株式会社モノビット(現 monoAI technology株式会社)を設立し、オンラインゲーム受託開発事業及びミドルウェア事業を開始(資本金9,000千円) |
2013年7月 |
オンラインゲーム開発ミドルウェア「モノビットエンジン」を開発、リリース |
2016年3月 |
VR/AR開発に特化したXR事業を開始 |
2017年6月 |
高知県高知市帯屋町において、ゲーム受託制作を行う株式会社AVOCADOを設立(100%子会社) |
2017年9月 |
兵庫県神戸市中央区に本店を移転 |
2018年7月 |
兵庫県神戸市中央区において、オンラインゲーム開発ミドルウェア「モノビットエンジン」の開発、販売を行うモノビットエンジン株式会社を設立(100%子会社) |
2018年10月 |
ゲームAI開発を行うモリカトロン株式会社を株式交換により100%子会社化 持株会社体制に移行し、モノビット・モリカトロンホールディングス株式会社に商号変更するとともに、事業会社としてオンラインゲーム受託開発事業及びミドルウェア事業を行う株式会社モノビットを設立(100%子会社) |
2018年12月 |
モリカトロン株式会社において、AIを活用したソフトウエア品質保証事業を開始 |
2019年11月 |
monoAI technology株式会社に商号変更 |
2020年1月 |
株式会社モノビットを吸収合併するとともに、モリカトロン株式会社のソフトウエア品質保証事業を譲受し、持株会社体制を廃止 |
2020年7月 |
仮想空間共有技術プラットフォーム「XR CLOUD」を開発、リリース |
2021年2月 |
株式会社AVOCADOを吸収合併 |
2021年2月 |
ソフトウエア品質保証事業を会社分割により分社し、東京都新宿区新宿において、100%子会社としてmonoAI QA technology株式会社を設立 |
2021年2月 |
monoAI QA technology株式会社が株式会社ベリサーブに第三者割当増資を実施。当社の持株比率は33.3%となり持分法適用関連会社となる monoAI QA technology株式会社がAIQVE ONE株式会社へ商号変更 |
2022年9月 |
本社を兵庫県神戸市中央区内で移転 |
2022年12月 |
東京証券取引所グロース市場に株式を上場 |
事業内容
MonoAI Technologyとその連結子会社2社、モリカトロン株式会社とモノビットエンジン株式会社は、XR(拡張現実)事業を中心に展開しています。同社グループは、メタバースサービス、XRイベントサービス、XR周辺サービスの3つの主要なサービスカテゴリーに分かれており、これらを通じてエンターテインメントと社会の未来を創造することをミッションとしています。
メタバースサービスでは、仮想空間内でのライブや展示会などのイベント開発と運営を手掛けており、その中核となるのが仮想空間共有技術プラットフォーム「XR CLOUD」です。このプラットフォームは、数万人規模の同時接続が可能であり、OEM提供による高い拡張性やマルチデバイス対応などの特長を持っています。
XRイベントサービスでは、「XR CLOUD」を活用し、誰でも簡単に仮想空間上でイベントを開催できるサービスを提供しています。これにより、採用説明会や社内懇親会、展示会など、様々なイベントの低コストかつ短期納期での実現を可能にしています。
XR周辺サービスでは、通信ミドルウェア「モノビットエンジン」の開発・販売や、AIを用いたソフトウェア品質保証サービスの開発などを行っています。これらの技術は、オンラインゲームやVR開発において重要な役割を果たしています。
MonoAI Technologyグループは、これらのサービスを通じて、メタバース市場の拡大に貢献し、新たなコミュニケーションの形を提案しています。また、同社はメタバース開発の需要が高まる中、オウンドメディア「メタバース相談室」を運営し、ターゲット企業へのリーチを強化しています。
経営方針
MonoAI Technologyは、エンターテインメントと社会の未来を創造することをミッションに掲げ、通信技術とAI技術を核とした事業展開を進めています。同社グループは、メタバースサービス、XRイベントサービス、XR周辺サービスの3つの主要サービスカテゴリーを通じて、多様な産業に先進技術を提供しています。
中期経営計画において、MonoAI Technologyは4つの成長戦略を推進しています。第一に、同社のプラットフォーム「XR CLOUD」の機能拡充を図り、顧客の多様なニーズに対応します。これには、バーチャルヒューマン機能やWebGL対応、Meta Quest 2対応などが含まれます。第二に、サービスの拡充を進め、国内外での「XR CLOUD」の展開を加速します。特に、海外版のリリースや特定業界向けのサービス提案を拡大していきます。第三に、新規顧客の獲得と既存顧客の継続的な支援を通じて、収益力の向上を目指します。最後に、R&Dに注力し、ARグラス対応やAI技術の活用、多言語対応などを進めています。
これらの戦略は、メタバース市場の拡大と技術革新に対応し、MonoAI Technologyの競争力を高めることを目的としています。同社は、メタバース領域におけるリーダーとして、新たなコミュニケーションの形を提案し、メタバース市場の発展に貢献していく方針です。