バンドー化学JP:5195

時価総額
¥783.9億
PER
12.8倍
自動車部品、産業資材、高機能エラストマー製品の製造・販売・加工、ロボット関連デバイス、医療機器、不動産業を展開。

沿革

1937年1月

阪東調帯護謨株式会社を設立

(経緯)

当社の前身は故榎並充造が1906年4月、現在の神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号の地に、故阪東直三郎の考案による特許により阪東式木綿調帯を製造するために設立した、阪東式調帯合資会社であります。その後1913年10月にゴムベルト、1921年5月にコンベヤベルトの製造を開始。1931年6月に阪東調帯護謨合資会社に商号変更し、もみすりロールの製造を、1932年4月にはわが国最初のVベルトの製造を開始。1937年1月に、株式会社に改組し、阪東調帯護謨株式会社として、業務を継承。

1941年11月

有限会社南海調帯製造所を吸収合併し、南海工場(大阪府泉南市)設置

1961年8月

阪東調帯ゴム株式会社に商号変更

1962年1月

大阪証券取引所市場第二部に上場

1968年2月

大阪証券取引所市場第一部に上場

1968年3月

兵庫県加古川市にベルトおよび工業用品の製造を目的として加古川工場新設

1968年10月

株式会社バンドー東販(現社名 バンドー・I・C・S株式会社)を設立

1969年2月

九州バンドー株式会社(現社名 バンドー・I・C・S株式会社)を設立

1970年4月

大阪バンドーベルト販売株式会社(現社名 バンドー・I・C・S株式会社)を設立

1970年6月

バンドー化学株式会社に商号変更

1970年10月

東京証券取引所市場第一部に上場

1971年4月

株式会社近畿バンドー(現社名 バンドー・I・C・S株式会社)を設立

1973年9月

バンドー興産株式会社を設立

1973年10月

栃木県足利市にバンコラン製品の製造を目的として足利工場新設

1976年4月

バンドー・ショルツ株式会社を設立

1978年6月

ドイツにBando Chemical Industries(Europe)GmbH(現社名 Bando Europe GmbH)を設立

1980年7月

シンガポールにBando Chemical Industries (Singapore) Pte. Ltd.(現社名 Bando (Singapore) Pte.Ltd.)を設立

1984年9月

バンドートレーディング株式会社を設立

1987年3月

インドネシアにPT. Bando Indonesiaを設立

1987年4月

タイにSiamese-Bando Rubber Industry Ltd.(現社名 Bando Manufacturing (Thailand) Ltd.)を設立

1987年5月

ビー・エル・オートテック株式会社を設立

1987年7月

スペインにBando Iberica, S.A.を設立

1988年4月

バンドーエラストマー株式会社を設立

1988年7月

韓国にDongil Bando Co., Ltd.(現社名 Bando Korea Co., Ltd.)を設立

1988年8月

韓国にBando Jungkong Ltd.を設立

1988年10月

北海道バンドー株式会社(現社名 バンドー・I・C・S株式会社)を設立

1990年3月

中国バンドー株式会社(現社名 バンドー・I・C・S株式会社)を設立

1990年9月

和歌山県那賀郡(現住所 和歌山県紀の川市)に伝動ベルトの製造を目的として和歌山工場および伝動技術研究所を新設

1990年11月

アメリカにBando (U.S.A.), Inc.(現社名 Bando USA, Inc.)を設立

1995年3月

香港にBando Sakata Ltd.(現社名 Bando Siix Limited)を設立

1998年9月

中国にBando Chemical Industries(Tianjin)Co., Ltd.(現社名 Bando Belt(Tianjin)Co., Ltd.)を設立

2001年6月

執行役員制度を導入

2002年5月

中国にBando (Shanghai) International Trading Co., Ltd.(現社名 Bando (Shanghai) Management Co.,Ltd.)を設立

2002年10月

株式会社バンドー東販が、当社子会社であるバンドー神奈川販売株式会社と当社関連会社である東北バンドー販売株式会社を株式交換により統合し、東日本バンドー株式会社と社名変更

2003年1月

トルコにBando Kockaya Belt Manufacturing (Turkey), Inc.(現社名 Bando Belt Manufacturing (Turkey), Inc.)を設立

2003年7月

Bando (U.S.A.), Inc.が、同社子会社であるBando Manufacturing Of America, Inc.とBando American Inc.を吸収合併し、Bando USA, Inc.に社名変更

2003年12月

インドにBando (India) Private Limitedを設立

2005年6月

中国にBando Manufacturing (Dongguan) Co., Ltd.を設立

2005年9月

韓国の関連会社Dongil Bando Co., Ltd.を100%出資の当社子会社とし社名もBando Korea Co., Ltd.に変更

2006年8月

当社の生産体制の再編成に伴う資産の有効活用や当社を含めた関係会社間の連携強化、効率化を目的として、神戸工場の西工場跡地に、バンドーグループファクトリー神戸を新設

2007年1月

福井ベルト工業株式会社を当社100%出資の子会社化

2007年10月

兵庫県神戸市/ポートアイランドに本社事業所を新設し、本社事務所、R&Dセンター、生産技術センターを移転

2008年4月

当社子会社である大阪バンドーベルト販売株式会社、株式会社近畿バンドーおよび中国バンドー株式会社は、株式会社近畿バンドーを存続会社として合併し、西日本バンドー株式会社と商号変更

2009年10月

トルコの子会社Bando Kockaya Belt Manufacturing (Turkey), Inc.を100%子会社とし、社名もBando Belt Manufacturing (Turkey), Inc.に変更

2010年2月

神戸工場を足利工場へ統合

2010年4月

本店所在地登記を兵庫県神戸市中央区の本社事業所へ変更

2011年3月

大阪支店を本社事業所へ統合

2012年1月

国内無担保普通社債(3,000百万円)を発行

2012年2月

ベトナムにBando Manufacturing (Vietnam) Company Limitedを設立

中国の子会社Bando Manufacturing (Shanghai) Co., Ltd.(現社名 Bando (Shanghai)

Management Co., Ltd.)にバンドー中国技術中心を開設

2012年9月

中国の子会社Bando Manufacturing (Shanghai) Co.,Ltd.を管理性公司に改組し、社名をBando

(Shanghai) Management Co.,Ltd.に変更

2013年3月

タイの子会社Bando Manufacturing (Thailand) Ltd.の内に、アジア技術センターを開設

2013年4月

東日本バンドー株式会社を存続会社として、北海道バンドー株式会社を吸収合併

西日本バンドー株式会社を存続会社として、九州バンドー株式会社を吸収合併

2014年4月

2014年11月

2016年6月

2016年11月

2017年1月

2017年4月

2019年5月

2022年4月

ビー・エル・オートテック株式会社を存続会社として、バンドー精機株式会社を吸収合併

Bando Jungkong Ltd.を当社子会社であるBando Korea Co., Ltd.100%出資の子会社化(当社の

孫会社)

監査等委員会設置会社へ移行

西日本バンドー株式会社を100%子会社化

国内無担保普通社債(総額6,000百万円)を発行

当社完全子会社である西日本バンドー株式会社と東日本バンドー株式会社は、西日本バンドー株式会社を存続会社として合併し、バンドー・I・C・S株式会社と商号変更

株式会社Aimedic MMTを子会社化

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

バンドー化学は、自動車部品事業、産業資材事業、高機能エラストマー製品事業の製造・販売および加工を中心に展開している企業です。これらの事業を通じて、同社は国内外で幅広い製品とサービスを提供しています。

自動車部品事業では、バンドー化学をはじめ、バンドー・I・C・S株式会社やビー・エル・オートテック株式会社など国内外の多数の関連会社が、自動車用ベルトやその他の自動車部品の製造・販売を手掛けています。海外では、Bando USA, Inc.やBando Korea Co., Ltd.などが活動しています。

産業資材事業では、福井ベルト工業株式会社やバンドートレーディング株式会社などが、産業用ベルトやその他の産業資材の提供を行っています。このセグメントも国内外で展開されており、Bando Manufacturing (Thailand) Ltd.やBando (Singapore) Pte. Ltd.などが代表的な海外拠点です。

高機能エラストマー製品事業では、バンドーエラストマー株式会社やBando Manufacturing (Dongguan) Co., Ltd.などが、エラストマー製品の製造・販売を行っています。これらの製品は、特に高い性能が求められる分野で使用されています。

さらに、バンドー化学はロボット関連デバイス事業や医療機器事業、不動産業などのその他の事業も展開しており、株式会社Aimedic MMTやビー・エル・オートテック株式会社などがこれらの分野で活動しています。これらの事業を通じて、同社は多角的な事業構造を築いており、様々なニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

バンドー化学は、ゴム・プラスチック製品のパイオニアとして、社会のニーズに応える新技術や新製品の開発に注力しています。同社は、企業価値の向上と社会への貢献を目指し、企業倫理の遵守や環境保全に配慮した事業経営を推進しています。

2023年度から2026年度までの中長期経営計画「Creating New Value for the Future」では、売上収益120,000百万円、コア営業利益12,000百万円、ROE12.0%を目標に掲げています。この計画の下、同社は価値創造、スマートものづくり創造、未来に向けた組織能力の進化という3つの指針を基に、経営目標の達成を目指しています。

価値創造では、既存事業と新規事業の拡大をグローバルで推進し、グループ内外との連携を強化しています。特に、電子資材事業や医療機器・ヘルスケア機器事業を新たなコア事業と位置づけ、事業拡大に取り組んでいます。

スマートものづくり創造では、最新のデジタル技術を活用し、生産性の向上と収益力の創出を目指しています。これにより、高品質な製品の提供を継続しつつ、効率的な製造プロセスを実現しています。

未来に向けた組織能力の進化では、環境変化に柔軟に対応するための組織力の強化を図っています。従業員のエンゲージメント向上や脱炭素社会への貢献など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みも積極的に進めています。

これらの戦略を通じて、バンドー化学は持続可能な成長を目指し、社会に新たな価値を提供し続けることを目標にしています。