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朝日ラバーJP:5162
沿革
1976年6月 |
株式会社朝日ラバーを埼玉県川口市江戸袋に設立。 |
1976年11月 |
米国の安全規格(UL)4点を取得し、UL認定工場となる。 |
1980年3月 |
本社工場を埼玉県川口市赤井283番地に移転。 |
1986年10月 |
福島県西白河郡泉崎村に福島工場を建設し、操業を開始する。 |
1987年4月 |
研究開発部門を独立させ、株式会社ファインラバー研究所(現株式会社朝日FR研究所)を設立、研究開発体制の強化を図る。 |
1989年10月 |
福島工場に生産能力を拡大するため第2工場を建設する。 |
1993年11月 |
福島工場に生産能力を拡大するため第3工場を建設する。 |
1994年3月 |
本社・工場のうち工場部門を福島工場に移転する。 |
1995年4月 |
管理部門を福島工場に移転。大阪府大阪市城東区に大阪営業所を開設、中部日本以西の販売強化を図る。 |
1995年9月 |
埼玉県川口市赤井3丁目に本社新社屋を竣工、同時に本社移転。 |
1995年10月 |
米国市場の拡販のため、イリノイ州パラタイン市に北米連絡事務所を開設する。 |
1998年9月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
1999年6月 |
北米連絡事務所を海外拡販のため独立させ、ARI INTERNATIONAL CORPORATIONを設立。 |
2000年1月 |
営業及び管理部門の強化のため埼玉県さいたま市大宮区(旧大宮市)に本社新社屋を竣工、同時に本社移転。 |
2002年3月 |
福島工場近接地に医療工場として第二福島工場を新設し、操業を開始する。 |
2004年6月 |
中国・アジア向け拠点として中国上海市に上海駐在事務所を開設する。 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2005年11月 |
工業用ゴム製品の販売・来料加工工場の管理のため、香港に朝日橡膠(香港)有限公司を設立。 |
2006年4月 |
中国広東省東莞市に来料加工工場として、東莞塘厦朝日橡膠廠を設立し、操業を開始する。 |
2006年11月 |
福島県白河市に彩色用ゴム製品を生産する白河工場を新設し、操業を開始する。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。 |
2010年7月 |
朝日橡膠(香港)有限公司が、中国広東省に生産工場を持つ子会社「東莞朝日精密橡膠制品有限公司」を設立。 |
2012年1月 |
中国上海市に販売子会社「朝日科技(上海)有限公司」を設立。 |
2012年4月 2013年7月 |
株式会社ファインラバー研究所を株式会社朝日FR研究所に商号変更。 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2017年2月 |
白河工場の敷地内に医療•ライフサイエンス分野の製品を生産する白河第二工場を新設し、操業開始。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
朝日ラバー株式会社およびその子会社5社は、工業用ゴム製品と医療・衛生用ゴム製品の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、車載用機器、電子・電気機器、産業機器、スポーツ用品などに使用されるゴム製品を製造し、これらを国内外の市場に供給しています。特に、工業用ゴム事業では、朝日ラバーと東莞朝日精密橡膠制品有限公司が製造を担当し、朝日橡膠(香港)有限公司がアジア諸国(中国を除く)へ、東莞朝日精密橡膠制品有限公司が中国へ、そしてARI INTERNATIONAL CORPORATION(2023年4月1日よりAsahi Crosslink Corporationに名称変更)が欧米市場へ製品を販売しています。
また、医療・衛生用ゴム事業では、医療用ゴム製品および衛生性や衝撃吸収性に優れた衛生用ゴム製品を朝日ラバーが製造し、国内市場に供給しています。さらに、㈱朝日FR研究所は、これらの事業における素材開発や新製品開発を行っており、同社グループの技術革新を支えています。
このように、朝日ラバー株式会社グループは、工業用ゴム製品と医療・衛生用ゴム製品の二つの主要セグメントを中心に、製造から販売、さらには新製品開発に至るまで、幅広い事業活動を展開しています。同社グループは、国内外の多様な市場ニーズに応える製品とサービスを提供し続けています。
経営方針
朝日ラバー株式会社は、2030年を目指す「AR-2030 VISION」を掲げ、ステークホルダー・エンゲージメントの強化を行動指針としています。同社は、社会に対する持続可能な貢献と企業価値の向上を目指し、全てのステークホルダーとの対話を重視しています。2023年4月から2026年3月までの第14次中期経営計画では、「後継」と「Well-being」をテーマに掲げ、新たな価値の提供を目標としています。この計画の下、事業活動の深化・進化・新化、スマートファクトリーの実践、Well-beingの向上、地域社会への貢献を通じて、ESG経営を進化させることを目指しています。
朝日ラバーは、ゴムの可能性を追求し、市場や顧客からの要望に応える新しい価値を提供することに注力しています。新型コロナウイルスの影響にもかかわらず、医療・ライフサイエンス事業や機能事業で新製品の供給を開始し、市場ニーズの捉え直しと開発・試作の加速を図っています。
また、同社グループは「サステナビリティビジョン2030」を制定し、環境、社会、ガバナンスの観点から持続可能な発展と社会貢献を目指しています。ゴムの無限の可能性を追求し、社会課題の解決と人々の生活の豊かさに貢献することをビジョンとして掲げています。
人材育成と社内環境の整備にも力を入れており、従業員の成長を企業成長に直結させる方針を定めています。これにより、企業価値の質の向上とさらなる成長を目指しています。朝日ラバーは、個性を尊重し、豊かな人間関係と生活の向上を目指す社訓を基に、次世代への価値提供を目指しています。